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典型的な美少女の朝
…よし、近いぞ、なんか署長だの黒月さんだの遅刻~だの聞こえる、反応はすぐ近くだ、ここを曲がれば…遅刻??
「遅刻遅刻~!!」
「うわぁ!」
「きゃ」
いきなり飛び出してきたやつにぶつかり、堪らず2人して「出会い頭の事故注意!!」の看板の目の前で転ぶ
「アイタタタ…」
「すみませすまみせすすっせますまみせん!」
「何語…?結局言えてないぞ…」
「あ、みーちゃん」
「げっ彩音」
「こんなところでなにしてるの?早く学校行かないと遅刻しちゃうよ?」
「…遅刻…?………腕時計見して」
「…?」
「一時間早い」
「ええええええ!?」
「うるさーーーい!!これで何回目だよ!?」
「まぁいっか、ほら、私今日コンビニでバイトあるし、一緒に学校行こー」
「関係ないと思う…」
「ほら、行こ」
「…………」
「どうしたの?」
「…なんでもない、行こう」
俺は曲がらずそのまま真っ直ぐ進む、トホホ