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泡沫の一時  作者: 花籠
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家族

少女がリビングから顔をだすとおばさんは少女をみると微笑みました。


「"アリア"もうすぐでごはんができるわ」


"アリア"とよばれると、少女は暗い顔をしました。"アリア"とは、おばさんとおじさんが"家族"としてやっていきたい、とそう思い新しく名前をかえ、つけた。


それは…少女にとしては自分の両親が否定された気分でした。少女が食卓につくとおじさんはおはよう、と言って人の良さそうな安心する笑みを浮かべた。


「アリア、今日は温かいシチューだよ!」


おばさんとおじさんの息子のライは明るくいう。


「うん…、ありがとう…」


ライの隣に座り、おばさんがシチューをもってくる。美味しそうなにおいが食卓を包む…。おばさんとおじさんとライの楽しそうな会話。少女はシチューを黙々と食べる。おばさんは「美味しい?」と聞くと少女ははい、と答えた。おばさんは少女に笑いかけた。

ライも少女に「今日は友達と遊ぶけど、アリアもくる?」と聞いた。ライの親切なのを無下にできなく、「行く」と言った。



シチューを食べ終わり、ライと外にでた。


「今日は何をして遊ぼうかな?」



嬉しそうに笑うライが少女には羨ましかった。ライの"友達"じゃなく自分の"友達"が欲しいと思った…。

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