表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

鍵を持つ少女


 新学期が始まって1週間

クラスが早く仲良くなるようにと席替えをさせられた。

僕の狙いだった窓際一番後ろの席にはなれなかったものの

窓際の後ろから2番目の席を運よくとることができた。


 「ねぇねぇ!」

近くで誰かが誰かに話をかけている

朝から元気だな。

「ねぇってば!幽斗君!」

話かけられてるのは僕だった

黒羽幽斗(くろはゆうと)くんってば!」

仕方なく僕は振り向く。

『何?名前言った覚えないんだけど』

紙に書いて対応する。

「そんなのクラス名簿見ればすぐわかるよ♪」

・・・

それもそうだが僕が言いたいのはそういうことじゃない。

『で?なんの用?できれば話しかけてほしくないんだけど』

「ん?特に用はないよ?ただ私が話しかけたかっただけだよ?」

『・・・』

何なんだこいつは

「ねぇ、幽斗君はどこに住んでるの?どこ中出身なの?好きな歌手は?

 好きな食べ物は?」

怒涛に質問を重ねまくってきやがった

「ちなみに私はねぇ…」

『ウザい。君のことに興味ないし、逆に君に教えることもないから』

僕は半場彼女の机に叩きつけるように紙を置いた。

「君がどう思っていようと私は君とお話がしたいのっ!

だから幽斗君も私とお話するのです!(キリッ」

僕はそのあまりの暴虐っぷりにしばらく固まってしまった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ