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洗脳気質女子×最強デバッカー男子 出会いと成れ果て

作者: あきこ
掲載日:2026/03/08



「性生活のうえではさ、そもそも仕組みがフェアじゃないから……孕んでる方を護ってあげようねっていう美学があったほうが……いい」

「……、?何が言いたいの?」

「えっちするなら、君はわたしのことちょっと支配するし、私はきみに結構支配されちゃうよ、って思う」

「ゴムすればいいじゃん」

「そこは気持ちの問題だよねぇ、もうちょっとカジュアルにえっちしたいならそう捉えますけどお」

「なんでそんな言い方すんのよ」

「うふふ、ごめんごめん怒ってるわけじゃないんだけどぉ……」

「ええ?」

「ゴムあるけど、ただ気持ちい楽しいより、この子孕ませるくらいの気持ちでやったほうが、きっと君にとっても楽しいし、本来のかんじだよ?」



「………、結局なんだったの」

「?なにが」

「あの煽り」

「………男女平等の世の中じゃん」

「うん」

「だけどえっちシステムは男の子がぜんぶ握ってるじゃん」

「というと?」

「せめてこっちで受精しますか?yes/noって選べるなら分かるけど選べないんだもん」

「突っ込ませなきゃいいのでは?」

「そしたら好きな人できる意味なあい」

「極端だなああんた、子供作る以外に意味ないってバッサリ切ってない?」

「だって、好き同士になりました、男女です、お互いに毛繕いするようになりました、その先は子供じゃない??私は毛繕いするようになりました 、でストップしても良かったけど……いや、やっぱ気持ちの問題!揺すられながら楽しい!気持ちい!だけな訳ないもん!」

「なんかすごいとんでもないことばっか言うなほんと」


「だって、例えば君がなんか、そんな好きじゃないけど可愛いから抱こって私に対してなってるんだったら」

「だったら?」

「こんな面倒なこと言わないよ」

「………」

「いや、将来を約束しろって言ってるんじゃないよ、ごめんて」

「うん」

「でもまじで極端だけど、、境界線というかケジメの話で……友達から恋人になったときに『お互いの人生で助け合おうぜ』から『とりあえず人生に深く侵食する相手』になって、恋人でえっちな雰囲気になった時に、『ワンチャン子供作ります』っていうケジメに変わっちゃったんだって……言っててやばい、飛躍しすぎてる?」

「飛躍はしてるわ」


「一応確かめるんだけど……友達までは飛躍してないよね?え、友達って『お互いの人生のこと助け合おうぜ』って関係であってる?」

「うん……まあ?なんか言い方にアンタの癖強すぎだけど」

「じゃあ恋人はなに?」

「あは、なんだろ、『一緒にいたい相手』?」

「なんで一緒に居たいん」

「ん〜、好きだから?」

「なんで好きかっていうとえろいからじゃない?」

「そこ!!そこだ!!飛んでる!てかあんた俺のことその枠だったのかよ」


「え〜///、いいから。でも真面目に考えるとそうじゃない?」

「言いたいことは分かる」

「分かってくれるんだよ。分かってくれるところが好きだよ。利口で賢い子は好きです。」

「まじで偉そう」


「てか、あんたはホント、俺のせいにするのが得意みたいですけど」

「ええ?してないじゃん」

「してるよ。普通の『恋人』で『えっちします』だったら楽しい!気持ちい!好きだよ!だけだよ。言ってたけど気持ちの問題。あんたがはっきり言って重いの。俺に男であって欲しくなっちゃってる、っていうか、俺との未来を望んじゃってる。恋人も『とりあえず深く人生に侵食する相手』とかではまだないよ。そこまで行ったら生涯ともに誓った夫婦だよ。」

「………いや、うん、重すぎだ……まじごめん気をつけます」



「………いや、まあ、つまり、あんたは俺の事がビックリするぐらい大好きってこと」

「………んえええー??!!いや、うん、はい、当然、大好きですよ?なんかいつも優しいし、かっこいいし、頭いいし、私の話分かってくれるし」

「………うん、ソダネ……、いや一応でも、あんたが言ったことに正しい部分はいっぱいあるよ。男女平等でも、生殖システムは不平等だから弱きを助け強きを挫くは必要な美学、って考えもわかる事はわかる」

「??!!そう?!さすが!!まじで!!」

「あと『好き』って気持ちがきっと本能と切

っても切れない関係っていうのも」

「なるほどそう言うんだ」

「その上で、」

「どこが変だった?」

「いや……まあ、大体は合ってるよ。いつもあんたは大体は合ってる。ただ、『恋人』が来ました、えっちしそうです、そこであんたの思考で引っかかっちゃったんだよね、『ほんとに私の事大事にしてくれんの?』って、そんでもってあんたが自分が自覚してるより俺の事が好きだったのに、自分でわかんないから、ストレートに『大事にして!』『大好き!』じゃなくて、『私を大事にさせる』って方向に俺を誘導しようとしたんじゃない?」

「………。、分かんなくなってきたあ…」

「だって初手『孕んだ方―弱い方を護ってあげようね、って美学があった方がいい』ってあんた俺にどんだけ裏切られたくないのってかんじだよ、正しいんだけどさ!言葉強えよ!!」

「………んーーーー、///なんか、私、自分の理屈分かって貰いたくて投げかけてますネ……分かってもらった上で判断して私を選んでほしいっていうのが……あり……マス……」

「………はあ、何だこの人……」


(結果的には、その無意識の作戦でこの人に私のわかって欲しかったポイント全部分かってもらったんだから、流石に私のひとり勝ちかも……。

でも、思ってた以上の物をくれた、この人は、。もしこの人がこんなに賢くなかったら、しらずしらずのうちに私がやろうとしたことって半分洗脳だし……、それでも将来的に害がない旦那さんを見つけられるならそれで良かったのに……、結局、全部理解されて、反論されちゃった……やっぱり、私の負けかな)




「………あの人、あのままやったら、もしかしたら本当に誰でも彼でも、合格させたやつには、都合がいいように……」

「やってること、やば」

「あはは!!俺でよかった」



「………てかあんた……もし相手が俺くらい色々神経質?じゃなかったら……そういう理屈で支配して、自分を選ばせるんだな」

「………悪い言い方するなぁ……任意どーこーだよ」

「……任意同行、でしょ、、いや任意同行じゃないけど。あー……あんた、あのさ、そうやって詰めるの、誰にでもやっちゃダメだよ」

「えっっ詰める?とかではないです。必要なお話だったじゃないですか」

「しらばっくれんなよ。相手が俺じゃなかったら、あのまま呑ませられる相手だったら呑ませられた。」

「………、そうですけど、そうなってもらう必要も私にはありました」

「本気?それ」

「………、いや、分かりますよ。なるべくフォローはしてるつもり、なんですけど…」

「シンキングタイム与えなすぎだ、ちょっと」

「………すいません」




「………その、その状況を抜け出させてあげられるのは自分だけだって、」

「それは本当にそうなんだろうね、大丈夫、今回はギリ大丈夫だった、ちゃんと皆に考える時間と、考える方法をおしえんだよ」




「バランサーってことに思ったより自覚的なんだね」

「あー、あんたから世界をまもってやらないといけないわ」

「ええ、それ真面目?」

「ちょーまじめ」

「………、あなたって私の敵なんだっけ?」

「どっちかっていうと味方かな」


「「あははは!!!」」

「なんじゃそりゃ」






「まって、まった、なあ、正気か?」

「でも今みんなからgo出してもらわないと間に合わない」

「……おちつけ…、間に合わないものも、あるよ、間に合わないのと、皆から批判的思考を奪うのと、どっちがまずいかってはなしになるね」

「………正気?」

「正気」

「そうだね」



(老後)

「………うふふ、春になりましたねぇ。読書日和。……だけどもうお勉強はしないのよ。色々考えて動きたくなっちゃっても、貴方がいないから目も当てられないことをしでかしておわりだもの。

………桜がきれいね。」(形見を撫でながら)

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