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月夜譚 【No.301~】

式神の向こうに 【月夜譚No.343】

作者: 夏月七葉

 式神には、術者の性格が反映される。術者が真面目なら淡々と任務を熟すし、底抜けに明るければ動きが五月蠅かったりする。

 依り代は札である為、小さな紙人形のような姿をしている。言葉は喋れず、術者とは念で通信できるが、他人との意思疎通はジェスチャーに頼るしかない。

 狭くて暗い部屋のドアが突然外側から破壊され、現れた式神がそこにいた青年を見つけて跳ねる様を、青年はぼんやりと見つめていた。後ろ手に拘束されていた縄を式神が解いてからやっと、青年は思わずといった様子で頬を緩めた。

 仕事で下手を打ち、相手方に監禁されて一日。先の未来を半ば諦めかけていたところにこれである。

 この豪快さは、間違いなく腐れ縁である彼女そのものだ。助けにきてくれたのが彼女なら、失敗を取り戻せるかもしれない。

 苦笑しながら立ち上がった青年は式神を掌に乗せ、光が差し込む出口を見遣った。

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