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 毛筆、またやりたいなぁ。

 走らせるスペースさえあけといてくれれば

 真っ白な紙にだって

 どんな文字も()いてみせるよって

 はりきるあいつも

 どんな絵だって()いてみせるぞって

 いきごむあいつも

 その筆跡と筆致にずいぶんと自信をもって

 無限の可能性を感じてさえいるみたいだけど

 筆が字や絵を()けるのは

 みずからの色を塗りたくってやったからじゃなくて

 まず自分が (すみ)とか 絵の具とか

 ほかの色に染めあげられてから

 その借りものの色を

 さもみずからの色のように塗りつけるんだ


 そもそも筆に

 だれかやなにかを染めてやれるような

 みずからの色などありはしなくて

 さらに悪いことには

 それをなんとかしようとする姿勢が

 あいつらにはまったく見られない

 きょうもきょうとて

 (すみ)とか 絵の具とかからの借りものの色で

 自分の手がらのような顔をしながら

 字や絵を()いていることだろう


 同じなかまでも みずからの色をもってる筆ペンのこと

 すこしは見習ってほしいなぁ

 絵の具でお絵描きもいいですね。

 カラー筆ペンは、アナログで使います。

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