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詩集『曲解』第六十一部
詩集『曲解』
第六十一部
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厳粛なる異郷の土地に、新し生命の、生命足る根拠を。
ー位置関係で言えば、分からないことだらけの、まさに、発見模様が現出。
捨てられた過去、今度は、捨てるのか、ダメージが発露する。
ー堅調に物事を運び、優位なる神聖を申請しようか。
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不可視の悲劇が、高まっている、今こそ直視すべきは、ゲルニカ。
ー遅かったではすまされない、所謂、痛恨を知っている自分というもう一つの影。
決して、オプティミストにならぬよう、被害者は、目に見えない地獄だ。
ー時計が鳴ったら、今すぐ止まるべきは、核の時計、日本だけの悲劇の時計。