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物語を改ざんする魔王様  作者: 水町
3/5

魔王様と初めての主人公

亡霊に名前がつきました!!

転移が終わり、目的の町の近くの森にやってきた。


「転移は便利だが、毎度、このようにこそこそしないといけないのは面倒だ」


魔王様が嘆息なされる


しかし、この世界で転移魔法は存在しない

この世界以外でも、こんなにぽんぽん転移魔法を使うのは稀だろう

目立つことはできるだけ避けるべき

私が必死に説得して、どうにか御理解いただけた


ふと森の方から、主人公の気配がする

魔王様は運が良い

もしくはご都合主義なのだろう


「魔王様」

そう言うと

魔王様は頷き


「とりあえず、主人公を観察する」


魔王様と私は気配を断ち主人公の様子を遠くから眺める

主人公、長いからAとしよう

Aは木に向かって何度も剣を振り回している

たぶん、鍛錬しているのでしょうが、あれで能力上がったら、苦労しない

しかし、この世は全て、ステータス、スキル、職業で決まると言っても過言ではないでしょう

さて、Aの職業は不遇系職かはたまたユニーク職業か以外に汎用職業なんてことも

私はAを鑑定で見る


名前 A


Lv 1


STR 10

DEX 7

...

...

...

...


職業「なろう系」

スキル なし


私は動揺を隠し同じようにステータスを鑑定している魔王様に尋ねる

「魔王様、これは」


「ふむ。チート系だろうな。俺TUEEEEがしたいがためと思われがちかもしれんが、物語のマンネリ化、ぐたぐた化を防ぐ手段としても確立されいる。」


「なるほど。」

ツッコまない


「さらに、分かりやすさを強調したことで1周回って斬新な感じが出て来ているな。どうせ、この世にはなろう系能力かジャ〇プ系能力がほとんどだしな。」


「流石、魔王様、見事な慧眼でございます。」

まだツッコまない


「ただ単に作者がめんどくさかっただけかもしれんがな。」

いや、それだろ!

失敬、言葉遣いが悪口なりました


ですが、開き直るのもいいかとしれませんね

私も扱う亡霊のことをなろう民と呼ぶことに致しましょう





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