初めての物語へ
今回から視点をハデスに固定しています。
他の人の視点になる場合は何からしら書きます
異世界転移はすぐに完了した
景色は魔王城から平原へ
どうせ、聞かれると思い、この世界のことを辺りにいる亡霊から読み取る
冥府の王たる私は他の世界でも亡霊を使役し情報を読み取ることができるのです
さて魔王様が訪ねてきました
「ここはどのような世界なんだ?」
今、亡霊かは得た情報をそのまま伝える
「この世界は職業を神から受け取り、その恩恵を受けて暮らす世界のようです。我々のいた世界であった職業を神がスキルのようにあたえて、、、」
「長い3行でまとめろ!」
「不遇な職業を与えられた主人公が幼馴染みの勇者、恋人らとパーティを組み、魔物と戦いますが、恋人を勇者に寝取られ、追い出され、最終的にざまします」
きっちり3行、流石有能な私ですね
「今は物語的に最初の方の時間らしいです。主人公の能力がだんだん使えない思われ始める頃ですね。」
「なるほどなぁ。主人公と勇者が別れると言うことは、この世界の魔王にとって最大の侮辱だ!どちらか一方だけで相手するとか舐めプ過ぎないか?」
魔王様、そんなこと気にする方はほとんど居ないかと
ですが、私は魔王様の下僕
そんなことは言わずに魔王様を持ち上げる
「その通りでございます。魔王の力を侮られているとしか思えません。して、どのようになさりますか?」
「まずわ、主人公に接触する。どうせ能力が上手く発揮できてないだけで、実はチートみたいな感じだろ?なら、そこで、能力を上手く使えるように誘導する。そうすれば変な軋轢がなくなるだろう。」
確かにそうですね
そうなんですが、それだと物語膨らみませんよ?
魔王様には関係ないことなんでしょうが
ざまぁばかりが口癖になっても仕方ないありませんからね。
「では、主人公は王都近くの街に滞在しているようです。」
「よし、向かうとするか。」
魔王様は呪文唱え転移魔法陣が現れる
魔王様の転移魔法は同じ世界でも異世界でもどこでも移動ができる
おそらく、そんなぽんぽん使用できるものでもない気がするがこれが魔王様の平常運転。
下僕の私は大人しくついて行くのみでございます。