表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/160

ベッドの下

   ベッドの下


 とても短い話なのですけれど。

 その日私はいつもの通りにベッドで寝転びながら、だらだらと過ごしていたんです。

 観てもいないテレビを替えようと、そちらの方を見もせずに、ベッド横に並べた小さなテーブルに手を伸ばしました。

 ガチャ、とリモコンらしき物がテーブルから落ちる音がしました。

 私は溜め息をついて渋々とそちらに顔だけ向き直ると、床を眺めてリモコンを探しました。

 しかし床に落ちたはずの物が見当たらないので、ベッドの下に滑り込んだかと思い、携帯のライトをつけると、寝転がったまま上半身を乗り出した。

 埃の溜まった狭いベッドの下を照らしながら覗き込むと、目と鼻の距離に、逆さになった男の巨大な顔があった。

 脂でテカった大きな顔。逆さになってだらりと開いた口元を印象的に覚えている。

 私は飛び起きて、距離を置いてまたベッドの下を覗き込んだのだが、そこには黒いリモコンが落ちているだけでした。

 あれが何だったのか未だにわかりません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【実話怪談を収集しています。心霊、呪い、呪物、妖怪、宇宙人、神、伝承、因習、説明の付かない不思議な体験など、お心当たりある方は「X」のDMから「渦目のらりく」までお気軽にご連絡下さい】 *採用されたお話は物語としての体裁を整えてから投稿致します。怪談師としても活動しているので、YouTubeやイベントなどでもお話させて頂く事もあるかと思います。 どうにもならない呪物なども承ります。またその際は呪物に関するエピソードをお聞かせ下さい。 尚著作権等はこちらに帰属するものとして了承出来る方のみお問い合わせよろしくお願いします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ