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ヒューマンドラマ

信号無視

作者: 山目 広介

 信号待ち。

 左右の信号が青から黄色、そして赤へ。

 右側から来ていた車が停車線を越えて止まる。

 左から来ていた車はこのチャンスに何台も右折していった。

 勢いよく、こちらへと車体を迫らせられると恐怖が湧く。

 右折用の信号がないため分からなくはないが、何とかならないものか。

 信号機の付いている電柱に身を寄せながら、思う。


 進行方向の信号が赤から青へと切り替わる。

 左右の一台目の車が止まっていることを確認して、横断歩道へと足を踏み出す。

 右側のは横断歩道まで来ているため、邪魔だな、と思いながらふと、その後ろから勢いよく車が迫るのが見える。

 目の端に映ってはいたが、まさかと気にしていなかった。


 私は横断歩道の半分を越えて進んでいた。


 ―― ドンッ ――


 まさか、追い越してまで信号無視をするバカがいるとは思っていなかった。



 結末以外実際に存在しました。

 私はバックステップで逃げました。自分の正しさよりも命が大事ですから。

 交差点に進入したバカはクラクションの嵐に晒されても気にせず、直進していきました。

 油断しました。まさか追い越しして信号無視する強者がいるとは。


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― 新着の感想 ―
[良い点] あるあると思ったら体験談 このサイトの作品に車の事故で亡くなる主人公が多いのもさもありなんです [気になる点] 一言なのに長々と書いてしまいましたがほんと多いんです [一言] 今日遭遇した…
[良い点] 山目 広介様のヒューマンドラマは、身に覚えがありすぎて好きです。 [一言] いっそ、その馬鹿が事故でも起こしてくれれば、こっちもスカッとできるのに・・・と思ってしまう自分にプチ嫌悪。
2018/11/11 13:48 退会済み
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