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歴史とDNA

日本語の起源

作者: とびうお君

 日本語の起源が難解なのは、これまでの言語学が印欧語が元に作られてるためである。中国語と期限は違うが相似的な発展の仕方をしたとするととても捕らえやすい。アジアの言語はこうなりやすい。中国語はピジン言語では無いか?と言われている。夏王朝の存在が言われてるが、とりあえず置いておいて、商=殷が商業国家だと言うのは良く言われている。


 私も宝貝で触れたと思う。今の英語がその役割を果たしてる。取りあえず商売のために覚える公用語に近い。そして今中国に残ってる方言が、元の生活言語になる。こういったアラユル言語のごちゃ混ぜを、クレオール言語と言う、ピジンは商業的という意味が大きくて、日本は東アジア地中海といわれる日本海、東シナ海を地中海に見立てた、海の交易があったのじゃないか?といわれてるけど、それとは関係なくて、商業のためじゃなくて、とにかくいろいろくっついて出来た印欧語のシンプルな遺伝子の突然変異の様な系統図が出来るような言語じゃない。


 だから素人が適当に話しても多分案外外れてない。逆に素人の方が良いと思ってる。印欧語の言語学が全く役に立たん。自由な発想と、印欧語の言語学を納めた人も一つだけ学問レベルで言えるのはウラル系じゃないか?って最近できたての説になる。


 これで終りじゃない。それはあくまで日本語の土台であって全てじゃない。日本語の核みたいなものはおそらく学問レベルで新説として語られるウラル系、もっと言えば遼河文明語になる。


 ずっとアルタイ系が言われてきたのは、ツングース、モンゴル、トルコの原民族が遼河文明と密接に関係があるからになる。元々おかしかったのは、これはウラル系ってのが現代の話者の視点が大きいが、元々遼河文明から移動したなら、ウラル系じゃない。遼河系だとなる。おそらく現在のウラル系は滅茶苦茶変化してしまってイメージを捕らえるのは難しいと思う。


 基礎語彙を見たけど、確かに似てるとは思うが、似てないとも言える。弥生時代の前のドルメン、無文土器あたりがその成立らしい、その時期より1000年前にフィンウゴル系民族はロシアに到達している。これを印欧語のレベルの言語学のセンスで同一だとする事は全く出来ないと思う。


 なんとなく私も似てるとは思ったが、私は言語じゃなく遺伝を絡めて見てる。それで納得できるだけ。N系の言語だと言う点。


 日本語が大きく5つの要素に分解できて、そのうち2つはかなり小さなものになる。最大の要素こそがこのN系のウラル言語となる。N系は2度日本に影響を与えている。1度目は東北の縄文文化に遼河文明の影響が見られる事。2度目は稲作民族の北上の地にN系の母系がいたこと。ほぼ間違いなく混血している。


 その根拠は南方人骨のmtハプロを見たがそれより、満州東北部の現在のハプロと弥生人骨のハプロの方が一致している。これは父系がそっくり入れ替わったとして解決できる。実際過去この付近ではN系しか出てない。それが何故C2系、O2系やO1B2のひんどが高くなったのか?それはNが入れ替わったと結論付けられる。


 何故なら古代人骨のY染色体のデータを直接見て変化したのを知ってるのだから。数が少ないから見逃したのでは?は考えられるが、それほどNが圧倒的多数で出ている。いやNしか出てない。それが現在こうだというのは父系だけが入れ替わったと見ればよい。母系の言語が日本語の基礎となったと出来る。


 もう1つ長江文明の語彙が多少影響がある。特に米に関してタミル語との類似性は偶然の一致ではないと見ている。それはタミル言語族からO1B1が見つかるからになる。O1B2とは違うが親戚関係のハプロで一致してて同じ米文化と言うのは意味があると見ている。


 ただタミル語がやっかいなのは、他にも偶然の一致なのか?分からないが重なってるものがある。ここから古代のO系が来る前の言語の影響なんじゃないか?とされてる点。


 O1B2が誰と混血したのか?ドラヴィダ族になる。この民族はオーストラロイド、アマンダン諸島に住む日本人と親戚関係のD系の民族と共通している。過去C1B2=アボリジニを含めた初期アジア言語があった可能性を示唆している。ドラヴィダとの類似関係からタミルは似てるのじゃないか?とも言われている。


 これが5つの要素の小さな影響の2つのうちの1つ、D系の最初の言語になる。アイヌとの関係があるかもしれない。これはもう憶測のレベルになる。タミルは見たがドラヴィダの基礎語彙の類似関係はほとんど見てない。原アジア=オーストラロイド集団が居たのは間違いない。モンクメールなどはこの影響じゃないか?と言われている。


 これで3つ。ただし、本当に日本語にとって重要なのは縄文時代入ってきたウラル系と、弥生人の言語であろうウラル系の2つになる。縄文弥生の食を支えた言語が主流になったと見ている。縄文と弥生で入ってきたウラル系に違いはあったのか?はもう推測でしか分からない。あまり違いが無かったから、弥生時代の言語に問題が無かったのでは?と見ている。


 その理由としてずっと言われてきた長江の米文明なら言語はどうなったのか?で、そこがN系集団の母系との混血によって言語を変えてしまったとするととてもスムーズに処理できる。それは稲作の直接ルートが主流だった点を否定する事にもなる。それは私が最近まとめたものと一致する。


 後2つ、後は漢字。漢字はもう日本語の1つとしてみて良いとおもう。ある意味カタカナ英語もその1つとも言える。多大な影響といって言いと思うし、そもそもひらがなの成立に漢字の影響が大きすぎる。文語は漢字なしには成立できない。これは単純なのでここで終わる。


 最後のピースがポリネシア系言語。これは繰り返し言語がポリネシア系とはずっと言われてきた。雨音水音のちゃぷちゃぷとか、あれである。単語だけじゃなくて、音がとても重要で、世界で日本とポリネシアだけが共通した脳処理として独特の音の感じ方をする点。この類似は偶然の一致だとは思えない。


 遺伝的にY染色体はO1Aの薄い関係以外不明だが、私としては瀬戸内がある程度高いため、瀬戸内海の民一族だと見ている。実際この地域には東南アジアのように、近代まで船で生活するグループが居たらしい。母系Bの海洋グループとなる。


 ただB系はもっと細かく分類し無いと不味いかもしれない。旧石器時代に南米に向かったアメリカ渡米組が通り道にした可能性がある。B系はおそらく大きく2度来た可能性がある。この2度の渡来は同じB系でも遺伝的にも言語的にも多少違っていた可能性はある。下位系統の分析が無いとこれは分からない。


 日本語の起源としてこれまで言われたものは大半が多分正しい。問題は基礎土台がどれか?この決定が出来なかった。これが日本語の起源について今遼河文明系と言う新説が出てきた理由に成る。


 細部や枝葉は、すでに答えがとっくのまえに出ていたのだ。数多くの言及は大体正しかった。そのすべてが混ざったクレオール言語こそ日本語の正体であると私は見ている。


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