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居離(きょり)  作者: 苺酔
3/4

まよねーず

当日になった。リナの家の最寄りの道の駅までバスで行き、道の駅まで車で迎えに来てもらった。迎えに来てもらうなんて申し訳ないとは思ったが、いつか車買ったら乗せてあげる約束だけしておいたのできっと許してくれるだろう。

車に乗ると可愛らしい猫のフィギュアがたくさん飾ってあり、愛猫家なのがすぐにわかった。

家に着いて玄関をあけるとすぐに階段があり、俺に

「上行ってて、一番奥」

とだけ言い残して別の部屋の方へ行ってしまった。

緊張しつつ、初めての女の部屋に入る。

いい匂い。ぬいぐるみばかりの部屋を想像していたが、冷蔵庫があったり、大きいテレビがあったり、けっこう万能な部屋で、極端に女の子っぽくない普通の部屋だった。

テーブルの前に体育座りをしてこのあとどうしようかということだけを考えていた。

何を話したらいいのか、普通女の家に来たらどうゆう行動を取るべきか、なにもわからない。とりあえず男友達に

「女の部屋来たらなにする?」

とだけメッセージを送った。

15分ほど経った後リナが上がってきた。

何も言わずにテーブルの上に皿を置いた。

真ん中には綺麗に丸く盛られたポテサラ、横にはちくわの中にチーズが入ったやつとウィンナーが盛られていた。

俺「なにこれ」

リナ「見てわかるでしょ、前マヨネーズ嫌いって言ってたよね、少なめにしといた」




死んだ。

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