表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

聖剣伝説

ある小さな村に、岩に刺さった黄金の剣がありました。


その剣には、ある言い伝えがあり剣を抜いたものには王になる資質があるというのです。


その言い伝えを裏付けるかのように、どんな屈強な男でもその剣を抜くことができませんでした。


ある日、その言い伝えを聞きつけた大魔術師マーリンとその弟子の少女がやってきました。


「のう、この剣ワシに抜けると思うかの?」


「仮に抜けたとしても、師匠には王としての責務を果たせれるかどうか怪しいです」


「ちがいない。じゃあおぬしやってみろ」


「わかりました」


そう言って少女は、岩に登り剣の柄を握り思いっきり引っ張った。


しかしやはり抜けそうにない


「ほほほほ、おぬしもやっぱりだめじゃったか」


「いえ、まだです」


少女は岩から降りると、持ってきていた荷物からドリルと爆薬を取り出すと岩に穴を穿ちそこへ爆薬を詰め込んだ。


「ちょ、なにをしておる!?」


「えいっ」


マーリンの静止も振り切って少女は岩を爆破した。


跡に残されたのは、刺さっていた周りの部分だけ残った黄金の剣だけだった。


「師匠、抜けました」


「えーー」


こうして、ここに新たにアーサーという名の王とカリバーンとういう銘の剣のような鈍器が誕生した。


その数年後、戦いに敗れ鈍器が折れたアーサー王は、新たな得物をもらうために湖の乙女のもとへ訪れた。


その時、湖の乙女はこういったという。


「よくこんなもので戦っていたわね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ