出会い
僕が雪花ちゃんに出会ったのは二年前のちょうど今、1月中旬の冬だった。
僕の地元は八王子で、仕事場は横浜だった。
ごく普通のサラリーマン。
妻もいる。
妻とは、大学の時のテニスサークルで出会い、お互い気が合うし、出会って1年で妻から告白された。
なんとなく付き合って、振る要素も無いし、まあまあ顔も可愛いほうだったし、嫌いじゃなかったので順調に10年間のお付き合いを得て僕からプロポーズして結婚をした。
妻と僕は子供が好きでは無いので、セックスはするけど子供は作らなかった。
まあ出会って14年経つし、毎日お盛んなわけもなく。
僕は二年前にスマホを変えて
いつの日にだかずっと気にはなっていた
知らない子と出会えるアプリで、女の子と出会っていた。
たまに、援助交際にも手を出していた。途中から援助交際オンリーだけになってしまったが・・
だいたい一回一万から二万。
条件の合う女の子を探して、出会ってセックス。
まあ今日はたまたま町田のヨドバシカメラに用事があって、仕事が終わってから町田で止まった。
町田のヨドバシカメラは、駅を降りて南口の、ホテル街があるところのすぐ近くにある。
ヨドバシカメラで出会い系アプリを開いた。
町田でって書き込みしてる子なんていないよなー。都内ばっかだもんなー。なんて思いながら開くと、
ちょうど更新の一番最初に
「町田で話早い人?2~希望です。」っていうのが書き込まれていた。
うっそ。ちょうどいいじゃん。
出会えるかな?なんて思いながら、その子こカカオトークのIDをコピーして
さっそくメッセージを送信してみた。
「こんばんわ。今町田のヨドバシカメラにいます。ホテル別ゴムあり2であえませんか?」
カカオトークに顔は無かった。
書き込みにも顔は載ってなかった。
僕が出会ってきた子は今までぽっちゃりが多かったからなあ。
まあ顔とかぽっちゃりだったら1万に下げてもーらお、なんて思っていた。
さっそく既読が付いて、返信が返ってきた。
「はい!ヨドバシ向かいます!あと5分くらいで着くので待っていて下さい!」
・・・うわ、早いな。
どんな子が来るんだろう。
緊張してきた。
え、て言うか早すぎだろ。
どうせ来ないか、
なんて考えている間もなく
「出入り口の前に着きました!どこにいますか?」
僕は深呼吸をして
出入り口まで向かった。
「どこ?」
電話が鳴った。
僕は出た。
「もしもし?どこですか?」
え、可愛い声。
そして僕は、彼女の電話している姿を先に見つけた。
すぐに彼女と目が会って、電話が切れた。
微笑みかけてぺこっと会釈をして、こっちに来る彼女。
か、可愛い・・え!?可愛いんだけど・・
身長は小さめ、体系は細め。
カーキ色のコートに下は白っぽいチュニック、ショートパンツに薄いタイツ。ヒールは低めで、おしゃれっぽい感じなんだけど平凡な格好をしている。
この子か。大当たりだ。
「初めまして。カカオトークで連絡した雪花です。」
「初めまして、直哉です。」
やばい、近くで見ると、なお可愛い・・・
まだ今年始まってちょっとしか経ってないけど、一番可愛い・・・
「さっそくですけど、ホテル行きます?」
「う、うん!」