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告白2

乙女ゲームをしながら、告白されることに憧れを持っていた。私には縁の無いものだと思って、憧れていた。だけど、実際はどうだろう。嬉しいものだとずっと思っていた私は、理想と現実の差を感じた。現実というものを突きつけられた。理想は理想でしかない。正直、つらい。

「ゲームの主人公はすごいな。ちゃんと答えを出していて。それに比べて私は……はぁ」

ため息ばかりが漏れる。今までは皆のことを家族としか見ていなかった。なのに、半分の人は違った。私を家族以上に見ていた。皆のことは好きだけど、よく分からない。恋って何だろう。

「はぁ」

どんどん暗い気持ちになっていく。自分がいかにダメな人間かが分かる。ゲームはゲームでしかない。所詮は空想のもの、偽物だ。けど、この気持ちはここにある。皆や私の気持ちは偽物じゃない。ちゃんと存在している。

「こんなこと、人に相談できない。ましてやあの三人以外の皆はもってのほかだ。どうしよう……」

こんなにも悩むのはあとにも先にも、今日くらいだと思う。

「姫華さん、いますか?」

「この声は。あ、はい、います!」

言いながらドアを開ける。

「ごめん、今いい? 話したいことがあるんだけど」

「大丈夫ですよ」

そう言って、私は佐々木さんを部屋に入れた。彼に感づかれないように平静を装う。どうやら、気づいていないみたいでほっとする。そして、佐々木さんは話始めた。

「先を越されたみたいだけど……」

そう、ボソッと呟いた。ギリギリ聞き取ることができた。なんのことか聞く前に彼は言った。

「君のことが好きだ。ずっと君を見てきて、僕はいつしかそんな感情を抱いていた。姫華さんが僕たちのことをそんな目で見ていないことはすぐに分かった。でも、これからは少しずつでも見てほしい」

言い終わると同時に、佐々木さんは立ち上がった。そんなことよりも、佐々木さんも私の事を好き? そんな、まさか。そのあと、佐々木さんは他の三人と同じように返事は急がなくていい、と言い残して部屋を出ていった。入れ違いで、今度は城之崎さんが部屋に入ってきた。

「姫華、単刀直入に言う。俺はお前のことが好きだ。それだけ、伝えたかった。答えが出るまで待つ。考えていてくれ」

そう言って、城之崎さんが部屋を出た。目まぐるしい展開に、頭がついていかない。もう、どうしていいか分からなくなった。



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