執事のシンデレラストーリー
ジークは褐色の肌に、薄い金色の髪を持つ顔立ちの整った青年だ。
切れ長の目には綺麗な青い瞳が存在し、若干彼を冷酷に見せる。しかし、それが堪らなく素敵だと界隈では有名だった。
そんな彼は執事である。
この国が存在している頃から、王の懐刀であるザハルド家。
そこが彼の仕える家だ。
主はザハルド家の大黒柱、アシュー=ザハルド。
アシューは国王の懐刀であるが、実力はあるのにあまり上の役職を望まず、文官長代理の補佐という目立たない地位を選んだ変わり種である。
文官長代理補佐という役職は名目で、実際は一介の文官と変わらない。
文官長も文官長代理も仕事ができない状態という緊急時にしかその役職は力を発揮しない。
戦がある時ならばまだしも、平和な今では緊急時などあるはずもなく、アシューは文官として仕事をしていた。
文官は試験に合格した一般市民が就くもので、アシューみたいな貴族、それも国王の懐刀がなるものではない。
給料だって一般市民が一月暮らせるだけの金額だ。
そんな給料で貴族の生活ができるわけもなく、アシュー達一家は代々受け継がれてきた無駄に大きい屋敷で質素に暮らしていた。
当然使用人を雇う筈もなく一家だけで暮らしていたら、国王から「懐刀が待遇悪いと思われ、儂の評判も落ちる」と文句を言われたため、最低限の執事やメイドを雇った。
ジークもその時雇われた一人だ。
そんな変わった主の元で働くジークの仕事は、アシューの一人娘シュリア=ザハルドの面倒をみることだ。
今年21歳になるシュリアは白い肌に真っ赤な唇、そして緩やかに波打つ真っ黒な長い髪を持つ童話に出てくるお姫様のような女性だ。
「おはようジーク」
「おはようございますシュリア様。また一人で着替えを済ませて。メイドが仕事をとられたと泣きますよ」
「今日も早く目が覚めてしまって。最近、ジークが持ってきてくれるホットミルクのおかげで熟睡できるから、朝は気持ちよく起きることができるのよ」
「それはお褒めいただき嬉しく思いますが……」
「わかってる。マーサに泣かれるから今度からは着替えないでベッドで大人しく待ってるわ」
「では、お食事の準備をさせていただきます。本日はアシュー様がお休みのため、ダイニングルームでお召し上がりください」
「わかったわ。早いけど今から向かってもいい?」
「はい、ではお供致します……あ、失礼致します」
「?どうしたの?」
「髪に塵がついておりましたので」
「ありがとう」
綺麗に育ったシュリアは舞踏会に出れば引く手数多なのに、何故か嫁ぎ遅れである。
それは父親が亡き妻に似た娘を溺愛しているからとも、実はシュリアの性格が悪いからとも噂されているが、実際のところは解らない。
「…ふむ…」
シュリアがダイニングルームで朝食が出来上がるのを待っていると難しい顔をしたアシューが入ってきた。
片手には新聞を持っている。
「おはようお父様。難しい顔をしてどうかしたの?」
「おはよう、シュリア。ジークも」
「おはようございます旦那様」
「ジュエリー伯爵が亡くなった」
「まあ……あの大きな方が」
「なんでも狼に襲われたらしい」
新聞を畳み、椅子に腰かけるとアシューは溜め息をついた。
「ご飯を食べたら王宮に行かないと」
「葬儀は今日あるわよね。私も参列する準備をしておくわ」
「ああ。決まったら遣いを寄越すよ。ジークと一緒に来なさい。ジーク頼んだよ」
「畏まりました」
「失礼致します。朝食をお持ち致しました」
ちょうど話が終わったところでメイドが料理を運んできた。
出来上がったばかりで美味しそうな匂いを撒き散らしているのは、シンプルなオムレツだ。
「美味しそう。あ、マーサ喪服を出しててくれる?ジュエリー伯爵の葬儀があるから」
「かしこまりました。今度は一人で着替えないでくださいませ。綺麗なお嬢様をより綺麗にさせていただくのが私の大好きな仕事なのですから」
「言いすぎよ、でもわかったわ。ごめんね」
「さ、冷めないうちに食べよう」
「いただきます」
●●●●
「ごちそうさま。今日も美味しかったわ。じゃあ着替えてくるわね」
「かしこまりました」
「用事が終わったらジークを部屋に遣るから」
「わかったわ。行きましょ、マーサ」
穏やかな表情で娘を見送ったアシューはジークと二人きりになると真面目な表情になった。
「ジュエリー伯爵の件、ご苦労だった。相変わらず見事な腕前だ」
「ありがとうございます」
「治世のなか、わざわざ謀叛を企む馬鹿がいるとは思わなかったな。何か白状したか」
「マリーンズ子爵の名を明かしました。共犯は彼だけだそうです。いかがなさいますか」
「マリーンズか。奴は確か税金横領の疑いがある。こちらで捕縛しよう」
「かしこまりました」
「さて……これで大体の問題は片付いた。昼も夜も働かせてすまなかったな」
「勿体ないお言葉です」
「そういえば、ジーク、お前誕生日が近いな。何か欲しいものはないか?」
仕事の話は終わりとばかりにアシューはいつもの穏やかな顔になりジークに尋ねた。
ダイニングに飾ってあるカレンダーを見るとその日には印が付いてある。
どうやら、シュリアが付けたようだ。
「なにも要りません。ここで働かせていただくことが一番の幸せです」
その印をジークは目を細めて愛しそうに見る。
「……」
そしてそんな彼をアシューは意味深な表情で見ていた。
ジュエリー伯爵の葬儀は昼過ぎ、ちょうど皆が一息入れようとする時間に行われた。
「故人は生前孤児院に多大な貢献をし……」
神父様が棺桶の前で最期の別れを述べている。周りには大勢の人がいるが泣き崩れている者など一人もいなかった。
●●●●
帰路についたシュリアはジークにちょっと一緒にお茶をしようと、シュリアの部屋に二人きりで向かい合っている。
本来執事は同席できないのだが、以前に断ったらシュリアは父で、ジークにとっては主であるアシューに許可を求めた。そしてアシューはあっさりと許可したため、今では同席することが多い。
とろりとした紅茶を口にしながら、シュリアはぽつりと言った。
「ジュエリー伯爵の奥さん、笑ってた」
「……」
「仲、悪かったのかな」
これは、どう返せば。とジークは迷った。
確かにジュエリー伯爵と夫人は仲が悪かった。お互いに余所に相手もいたし、顔もあまり合わせない。政略結婚の典型的なパターンだ。
真実をシュリアに言ったところで気が沈むだけ。ジークは全く違う言葉を口にした。
「強い方なのでしょう。気丈に振る舞って涙は見せないようにしているのでは」
言いながらジークは笑いそうになった。
身分の低い女性ばかりを強引に抱き、金で黙らせ、あげくの果てにお粗末な謀叛を企む。
謀叛は知らないが、女癖が悪いのは知っていた筈。そんな夫を愛せようもないだろう。
「きっとそうね……ジークは私が死んだら泣いてくれる?」
「勿論です。でも、そうですね…許していただけるなら後を追わせていただきたいと思います」
主はあくまでもアシューだが、ジークは生涯をシュリアに捧げると決めていた。
いつからそう思っていたのか解らない。
気づいたら彼女という存在を深く想っていた。
想いを伝えることはできない。
成就することも叶わない。
ならば、せめて身分も何も関係ない死後の世界では一緒にいたい。
ジークの本心から出た言葉に、シュリアは一瞬言葉を失い、直ぐに花が咲き誇るように美しく微笑んだ。
その日の夜、ジークはアシューに呼ばれた。
「休んでいいと言ったそばからすまないが、ちょっと頼みたいことがあってね」
「かしこまりました。しかし、シュリア様は……」
「今日は疲れたと言っていたから大丈夫だろう。起きても、急な手紙の遣いを頼んだと言っておくよ」
「わかりました」
ジークが夜出ていくときは必ず、寝る前のシュリアに睡眠薬入りのホットミルクを渡す。
万が一、夜中に帰ってきた彼と出くわさない為だ。
ジークが夜出ていくときは大抵暗殺の仕事のため。
返り血を浴びて帰る時もある。
そんなときに夜中に目覚めたシュリアと出くわしたら最悪だ。
「今日は暗殺じゃなくて、捕縛を頼む。マリーンズが我々が手を出せない場所に逃げ込んでいる。捕まえたらここの地下室に入れておいていい。明朝、シュリアが起きる前に連れて行く」
「かしこまりました。では、行って参ります」
ジークは場所を聞き、内部地図を受け取るとお辞儀をして静かに屋敷を出ていった。
「さて……」
アシューはゆっくりと椅子から立ち上がり、ある部屋へ向かった。
「シュリア、入るよ」
「どうぞ」
今日はもう疲れて眠っている筈のシュリアの部屋だった。
「ジークは行ったよ」
「良かった。じゃあジュエリー伯爵の件は終わりね」
「ああ、しかし、我が娘ながらお前は恐いな」
「あら、『流石私の娘だ』って思わないの?」
「思ってるよ。最早お前はこの国の平和のためなくてはならない存在だ」
「ありがとうお父様。でね、そのなくてはならない存在の娘がお願いしたいことがあるんだけど」
「なんだ」
「ジークと結婚させてほしいの」
「……わかった」
「あら、あんまり驚かないのね。解りやすくしていたから今更かしら」
お茶に同席させたり、カレンダーに印を付けたりとシュリアはジークに執事の線を越えて接するようにしていた。
そしてアシューはそんなシュリアの思惑に気づいていたからこそジークには少し優しく接していた。
「反対するとお前は恐いし、ザハルド家の実質的な主は今はシュリアだからね。ジークのことを本当に好きなら反対はしないよ」
「勿論好きよ。ありがとう、お父様!」
「私も愛しているよ、可愛い娘よ」
「じゃあ、結婚にもっていくまでの段取りを考えないとね。お父様も一緒に考えて」
今までで一番楽しい策略だわ、とシュリアは嬉しそうに笑う。
それを見て、アシューも笑う。
そうして親子の夜は更けていった。
そして、ジークの誕生日。
「ジーク、おめでとう」
朝起こしに行ったシュリアから、祝いの言葉をジークは受け取った。シュリアは既に着替えを済ませており、ジークが訪れるのを待っていたようだ。
「ありがとうございます」
礼を返したと同時にシュリアがジークにふんわりと抱き着く。
女性特有の柔らかさと甘い香りに、ジークの頬が赤く染まった。
「お父様がプレゼントを用意していると言っていたわ。行きましょ」
自然に腕を絡ませ、シュリアはジークを連れてリビングへと向かった。
「おはようジーク、シュリアも」
「おはようございます」
「おはよう、お父様」
「ジーク誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
「今日はジークの生まれた日だから祝いの料理をつくって貰ったよ。今用意させるから座って待っていなさい」
「…は、しかし……」
「いいから座って。ほら、シュリアはワインを先にジークに注いであげなさい」
「はい、お父様」
シュリアがジークの手を引っ張って、無理矢理椅子に座らせた。もちろん、隣にシュリアが座る。
「はい、ジーク」
「……ありがとうございます」
いつもと違う扱いにジークは戸惑っていた。
リビングの高級なソファに座らせられ、注がれたワインは年代物。そして運ばれてきた料理は見事な出来のものばかり。
まるで自分が客人になったようだった。
「さて、ジーク。誕生日プレゼントだけどね」
シュリアは着替えてくると席を外していた。アシューの提案で、これからジークと国立公園へと散歩に行くためだ。
そう言ってアシューは一枚の書類を差し出した。
「マリーンズ子爵の席が空いてね。ジークに与えられることになった」
「……!?」
ジークは無礼ながらもアシューをまじまじと見つめた。
爵位とは血筋で受け継いでいくもので、何も関係ない、ましてや出生が立派ではない自分が貰ってはいいものではない。
「今まで仕事を立派にしてくれただろう。その功労が認められてね」
ジークは書類とアシューを穴が開きそうなほど交互に見つめた。
「子爵としての教育を一年程領地で受けてもらう。与えられる土地はマリーンズのをそのまま引き継ぐ。あそこはマリーンズのせいで、お前に反発があるから暫く厳しいとは思うが……」
そこで一息ついてアシューは言った。
「落ち着いたら、シュリアを嫁に迎えてほしい」
それを聞いたときの自分の顔と言ったら、今でも一番酷かったと思う。
「無理にとは言わない。シュリアにはまだ何も伝えていない。嫌なら子爵の件だけ伝えればいい」
だから、国立公園かとジークは理解した。少しおかしいと思ったのだ。何故、国立公園指定なのか。
静かで二人で歩いていれば言いやすくもなるだろうし、結婚するならば求婚するにはもってこいの場所だ。
「……いいんですか?」
掠れた声でジークは尋ねた。
クールだと言われる顔も、今は不安そうにしている。
「勿論だ。シュリアもどうやら君を好きな様だし」
(と言うか、好きだからここまでしているんだよ)
と心の中で呆れたように笑った。シュリアは本当に自分の娘ながら凄いと思う。
「ジークもそうみたいだし……サインをしたら、子爵は君の者だ。そして、シュリアも」
「久しぶりに来たけれど、ここはいつも静かで綺麗ね」
二人だけで来た公園は、静かで自然の香りが満ちていた。
シュリアはお気に入りの少し動きやすいドレスを身に纏って、日傘もささず散歩を満喫している。
馬車と御者を入口に置いて、二人は公園の奥まで歩いてきた。楽しそうにするシュリアにジークは何回か物言いたそうに口を開き、結局違う言葉を紡いでいる。
内側の胸ポケットにはアシューから貰った、シュリアの母親の形見の指輪が入っている。
ケースはないのにその指輪はやけに重く、熱があるように存在を主張していた。
『シュリアを頼むよ』
サインをした後、アシューは静かに言った。まだシュリアに何も伝えていないジークは返事ができなかったが、求婚を承諾してもらったら真っ先にお許しをいただきに行こうと思った。
断られても指輪を返しに行かないといけないから、どっちにしろアシューには会う必要がある。
断られたらと思うと、ジークは気が重くなり知らず溜め息が漏れる。
「ジーク?」
それに気づいたシュリアが歩みを止めた。
「さっきから、溜め息繰り返しているわよ。……私と居るのは楽しくない?」
「そんなことは……すみません、考え事をしていて」
いつの間にか公園は行き止まりだった。目の前には岩しかない。
「良かったら何を悩んでいるのか聞かせて」
シュリアはドレスが汚れるのも関わらず、草花の上に座った。
ジークは慌てて立ち上がらせようとするが、シュリアは話してくれるまで嫌、と言い張る。
「……ちょっとしたことが重なって、この度、子爵の称号をいただくことになったんです」
立たせるのを止めてジークも隣に座り、草を見ながらぽつり、と話始める。
「……子爵?…やったじゃない!おめでとう!!」
「それで、執事を辞めなければいけなくなりまして……」
「……」
「領地もいただいたので、そこに越すことになります……なので、シュリア様に……」
そこまで言ってジークは顔を上げた。
そして言葉が出なくなる。
そこには涙をぽたぽたと落とすシュリアがいた。
「……ク、…や」
「え?」
「ジークと離れるのは嫌!!」
シュリアはそう言って、ガバッとジークに抱き着いた。
肩に顔を埋めて、声を詰まらせながら泣いている。
ジークはそっと、シュリアの綺麗な髪を撫でて、話を続けた。
「一年程子爵としての礼儀作法や領地統括についても学ばないといけなくて……」
ジークは指輪を取り出そうとしたが、シュリアが抱き着いていて取ることができない。
名残惜しいが、シュリアをそっと離した。熱が霧散する。
「ジー、ク?」
その泣き顔を見て、ジークは時間が止まったように感じた。
美しい人は、泣いてもこんなにも美しいのか。
「ジーク?」
美しい人が自分の名をまた呼んだ。
指輪を取り出し、ジークはシュリアの左手を取った。
「結婚してほしい」
敬語を取り払い言われた言葉にシュリアは涙を止めた。
「……」
お互いに見つめあってそのまま。段々、顔が赤くなっていく。
ジークは息を吸って再び繰り返す。
「もう一度言う。結婚、してほしい」
「……もちろん。最高の、最高のプロポーズよ!!」
シュリアはそのままジークに抱き着いて、そしてジークの唇に自分の唇を合わせた。
ジークもシュリアの頭に手を置き、そっと唇を重ね返した。
なんて幸せなんだろう。
そう思いながら、唇を貪った。
そして、二人は一年の後、めでたく結婚する。
その後、領地に移り幸せな生活を送ったが、その幸福の始まりが実はアシューの策略だったことであることは知らない。
〜おわり〜
私はアシュー=ザハルド。
国王の懐刀を代々勤めている家の現当主だ。
懐刀と言うのは、表にはできないような話を相談され、処理する家臣。
ザハルド家は有名で、国王の懐刀というのも公にされている。
『何か起こしたら、ザハルド家に潰される』
という、緊張感を持たせるためだ。実際に、謀叛を企んだ貴族を始末もしたし、怪しい動きをしようものなら脅す。
要件の処理も暗殺の実行も今までは私がしてきたが、そろそろ年齢的にきつくなってきた。
鍛えてはいるが、いつか判断を間違えたり、暗殺をしくじるだろう。
老いるとはそういうものだ。
そして、その時は貴族の反発が一気に私、そして国へと向かうだろう。
そろそろ後継ぎをつくっておかないと。そう思い、一人娘を見た。
シュリアは計略に至っては今既に携わっていて、その実力は素晴らしい。外交も内政も任せて安心できる。
しかし、人を殺したことはない。その術も教えていない。妻に似た美しいその手を卓上の謀以外で血に染めたくなかった。
懐刀を私の代で終わらすわけにはいかないし、と考えたのが暗殺できる者とシュリアを結婚させることだった。
暗殺をできることが大前提だがいくつか条件はあった。
頭がいい奴は裏切るだろうから駄目。
シュリアを好きになりそうでなければ駄目。
シュリアが好きになりそうな男でなければ駄目。
シュリアを幸せにできる男でなければ駄目。
まずは執事として雇って様子をみようと何人か雇った。
そして条件を満たす男がジークだったのだ。
ついでにマーサという忠誠心の強い女性の暗殺者も手に入った。前の主は自分の未熟さゆえ守りきれず亡くしてしまったという彼女は、その後鍛練を重ね、シュリアをそれは大事に守ってくれている。
ジークが子爵として、領地を治めている間はマーサに代わりに仕事を増やしてもらい、暫くして私はまず暗殺を引退し、シュリアとジークをこちらに呼び戻す。
当主交代の儀をして、私はジークが治めている領地へ行き、彼の代理として、その土地を治める。後はシュリアに任せておけば大丈夫だろう。
ああ、老後はこれで安泰だ。