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男友達だと思ってたやつがなんかおかしい  作者: Саша


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8/18

8話

ほんまに前書き思いつかんかった。

「てか本当に何しに来たんだ?」


平日の夕方に妹が来るなんて珍しい。

休日ならまだしも、この時間はありえない。


「学校の横浜観光が現地解散だったから、お兄ちゃんに会いに来た」


「なるほどな」


つまり暇つぶしだ。


「東海林さん……この島には何があるの?」


響がSwitchの画面を見つめながら聞く。


「あー、店とか魚とか虫とか」


説明が雑すぎる。


「東海林君、この本借りるね」


ベッドの上から秋山の声。


「了解〜」


「あと、アレある?」


「棚の二段目」


「ありがとう」


「東海林さん……アレって何?」


「お菓子だな」


「よく分かるね……」


「昨日も同じ会話したからな」


なぜ場所を覚えないのか。

秋山の記憶容量は俺専用に全振りされている可能性がある。


なんとなく、隣にいる響の頭を撫でる。


ぴたり、と固まる。


でも少しだけ、口元が緩んだ。


珍しいな。


「お兄ちゃん、私も撫でてほしい」


「検討しておく」


「差別だよ!?」


「もう一回響を撫でるか」


その時、響がぼそりと


「……私、男だよ?」


「「は?」」


空気が止まった。


「え、本当に?」


妹が響を凝視する。


「お兄ちゃん確認してみて」


「やっぱ地中海に沈めるか」


「腎臓は売る?」


「怖い怖い怖い!」


秋山がさらっと物騒なことを言う。

妹は涙目。


俺は正直どうでもいい。


「男でも響は響だしな」


「秋山さん……優しい」


「優しいかどうかは分からないけどね」


……なんか秋山、安心してないか?



「とりあえず買い物行くか」


四人で外へ出る。


このメンツ、客観的に見るとかなり異様だ。


しばらく歩いていると、ふと違和感。


「秋山」


「どうしたの?」


「なんで俺と手繋いでる?」


「ダメ?」


「ダメって言っても繋ぐだろ」


「よく分かってるね」


当然のように指を絡めてくる。


振りほどくほどでもない。

……いや、あるか?


視線を感じて横を見ると、


響と妹がジト目でこっちを見ていた。


そのまま妹が電柱に激突。


ゴンッ。


「いったぁぁ!?なんでここに電柱あるの!?」


「道路だからな」


「可哀想……」


「秋山、妹に対してだけ若干冷たいよな」


「東海林君に近づくから」


「怖い」



今日は家に何もないのでロピア。


相変わらず混んでいる。


「今晩なに食べたい?」


「カレー。作るの俺だけど」


「僕が作る?」


「死人が出る」


妹が真顔で頷く。


「二度と食べたくない」


「そこまで?」


「戦後の食糧難でも拒否するレベル」


「ひどくない!?」


秋山は悪びれない。


「東海林君が作ってくれるから問題ない」


完全に寄生思考である。


カゴに材料を放り込む。


チキンカレー一択。


「うさぎ肉……売ってる」


「鳥に似てるらしいな」


「妹はその場で殺して食べてそう」


「お兄ちゃん!?」


「東海林君のこと、肉って思ってそう」


「やばい……」


「なんで私サイコ扱いなの!?」


騒がしい。


でも、嫌いじゃない。


ふと気づく。


「なんで全員俺の後ろついてきてるんだ?」


普通バラけるだろ。


「東海林君がどこ行くか気になる」


「迷子になるから……」


「私は監視役」


「信用ゼロか?」


四人で同じカゴを囲む。


満員のスーパーの中で、俺たちは妙に目立っていた。


なんか。


こういうの、悪くないな。

秋山の指が、少しだけ強く握られた。


秋山のキャラどうしようかな

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