第99話終点
「焼かれて死ねェ!!!!」
ライアードは両手を合わせると手の中に炎を出現させ青い高熱を帯びた炎を放出し炎の奔流にジェイクは飲み込まれる
「バカ野郎、俺が何でも斬れんの忘れたか?」
するとジェイクの右から無数の鉄の鋭く大きい刃が空から降り注ぎジェイクは右手の義手を変形させ自分を大きく覆う鉄の盾へと変形させた
「まさかだとは思うが分身なんかしねえよな!」
炎の奔流が止まると奔流を放っていたライアードはボロボロと崩れ落ち肉と骨が地面に爛れる
すぐ鉄が降り注いだ空を見るとそこには形態が変わったライアードがおり自分の体を見て惚れ惚れしていた
「デカくなってたのが小さくなってただけじゃねえか!さっさと降りて戦おうぜ!」
ライアードは徐々に風魔法を弱めていき浮遊していた体を地面へ降ろした
ジェイクは剣を構えるがライアードは一向に動かずただ腕を組んで仁王立ちしているだけだった
「おい!ビビっちまったか?それともなんだ、煽りのつもりか?」
「治癒魔法は体力は戻らない、これは常識だ。私がいいたいのは君が力尽いて簡単にはやられてしまうのではと心配しているのだ」
「自分の心配しとけ、他人に配慮するほど優しいのかよ」
「私は優しいさ」
「この世を支配したい奴が言うセリフかよ」
「支配ではない。守護だ」
ジェイクは剣を二つに増やし二刀をライアードへ投げつけた
ライアードは物凄いスピードで迫る剣の柄を掴み取りジェイクに反撃をしようとした瞬間ジェイクは二つの剣を鉄魔法で変え剣は熔けライアードの腕を飲み込み一時的に魔法が使いないようにした
ジェイクがライアードに剣を振り下ろうとするとライアードは治癒魔法を使い再生できるのが可能なはずなのにわざわざジェイクの攻撃を避けた
俺の剣を使って拘束を解けたはずだろ?………まさか!こいつ気が付きやがったのか!?
ライアードは異常に剣で切りつけようとしてくるジェイクを怪しみ攻撃を回避すると距離を置いて自分の尻尾を使って両腕を切断した
そしてジェイクの仕掛けが気付かれた今、ライアードは怠慢を許さずどんな攻撃でも避けるつもりでいた
「おい!」
ライアードの背後から声が聞こえた瞬間半分程度傷が治ったエディが大剣を振り下ろしライアードを切り裂いた
「ジェイク!奥の手があんだろ!今使え!!」
ライアードは殺傷した際に治癒魔法を使う時、仮死状態になる為身動きが取れない
その一瞬の時にジェイクは魔法を唱えた
「鉄の掟!集結せよ!!」
ジェイクが唱えた瞬間急激に魔力がなくなり底を着いたのか血反吐を大量に吐きうずくまったそしてライアードが再生した瞬間ライアードを囲むように3本の鉄の棒が現れライアードを特殊な力で抑えつけた
「アストレア!バーニス!!」
俺がそう呼び掛けるとアストレアはライアードに手をかざしライアードを唯一封じ込める水魔法を唱えバーニスは闇魔法を使い身動きが取れないライアードに一生の苦しみ、ライアードの場合は一度死なない限り痛みが残る黒炎を喰らわせ隙を生み出した
「清らかなる水よ、時を越えし流れ、不滅の肉体を包み、魂を断ち続け永遠の静寂に沈め我が命が断つまで縛り続けよ!」
「水封獄!!!」
唱えた瞬間ライアードの周囲に青白い光の水の柱が立ちライアードを取り込みそして水の見えない束縛がライアードを縛り窒息で永遠に死なせ続けた
瞬く間もなくライアードは形態を進化させ続けこの水魔法に適応できるように姿を変え続け右手に炎の超爆発を発動させエディ、ジェイク、バーニス、アストレア、外野でみることしか出来ないカストルフォスを吹き飛ばし焼きつけた
爆発が収まりしばらくした後、ライアードは炎魔法で自信の肉体を燃やし尽くしたせいで4分の3程度しかなく超爆発で魔力を大幅に消費させたせいで治癒魔法の再生がかなり遅くなっていた
そして1分が経過、誰も立つこともなくライアードは立ち上がった
「ゴーゴーゴー………」
声は低く言葉さえ出せなくなったライアードはケタケタと笑い始めた
「ハッハッハッハッ……!」
「ケケケケッヒヒヒ………!!」
声は次第に掠れふと下を見ると地面には水の柱が出現し再度ライアードを捕らえ見えない束縛で縛られ溺死し始めた
ライアードは炎魔法を使いアストレアに向けて放とうと右腕をかざした瞬間腹を切り裂かれ火傷を負っているミアが剣を振るいライアードの右腕を切り落とし左腕に剣を突き刺し剣はライアードの胸を貫いて布を針で固定するように腕を動かせないようにした
そして立ち上がった俺は呼吸が荒れながら後ろにいるアストレアを起こしアストレアは黙って俺の大剣に手を伸ばし魔法をかけた
なんの魔法かわからない、だがきっとライアードが後悔する魔法なんだろうと俺は大剣を握りしめライアードに近づいた
「やっぱどうみても化け物だな」
「お前」
俺はライアードに大剣を振り下ろした
ライアードを封印した後、アストレアは生き残った全員を途中まで回復させ目が覚めたジミーとジェイク、エディは目が覚めないメイデン、ミア、カストルフォス、バーニス、バストラーゼをアストレアと共に運び死亡したボレアスバレス、トマソンを運びチャカスは遺品を、他の戦死者達も回収しエルドリア王国へと帰っていった
ふと俺はエルドリア王国の城の治療室で目が覚めたどうやら竜人化のせいで王国に到着した瞬間意識を失い他の人達より遥かに遅く目が覚め意識が戻ったことに気が付いた看護師は急いで医師の場所へと行っていた
そして医師が言うにはすぐに無事後遺症もなく退院はできるらしく話によると戦争が終わって3週間も経っていたそうだ
それから見舞いにきたラッセルに教えてもらったがこの元エルドリアの国王であるかなり前に自己紹介してくれたアルトバッハが今回の戦争での英雄に栄誉を1ヶ月後の開かれる凱旋式で与えるらしい
「では私はこれで、国王様がお話になりたい事があるとおっしゃっておりますので失礼します」
治療室からラッセルが出ていくとそれと入れ替わりにアルトバッハが入ってきた
「久しぶりだね、エディ君」
「国王陛下、話とは?」
「凱旋式にて君を貴族へ階級をあげようと思っている」
「次期国王の覚悟を決めたまえ」
国王はそれだけを言い残し治療室から去っていった
それからと言うもののアストレアやミアなどが見舞いに来てくれてライアードとジェイクの情報を聞けた
ライアードは封印した後、この王国の深く未知数な地下牢に閉じ込められており脱出は不可能、ジェイクは俺の命を狙う存在として指名手配されており現在は逃亡中だとか
そうして退院した俺はしっかりとした服を着用し凱旋式へと出迎えた
「国を救った英雄に貴族の階級を差し上げよう」
「おめでとう」
城内の貴族達が蔓延る会場にて俺達は王に跪き貴族としての地位をあげてもらい数年後、次期国王として直々に王冠を差し出され継承を終えた
そして現在、俺はエルドリア王国を占める国王となりこの世界を支配していた
他の王国の復旧に力を借し魔女は保護し飢餓や貧困の差をなくし魔術師は追う対象として賞金をかけ今ではそう名乗ることも許されない
現在では魔術は徹底した監視下に置かれており魔術師ハンターや冒険者、兵士、教師などが取得しており犯罪で使う者も激減、貴族と平民での権力差を縮め二度と同じ境遇を起こさないようにした
そして天空城にいる竜人族とも協定を結び魔術があったせいで需要がなくなっていた鉱石が効果を発揮し争いはなくなり始め平和な世の中へと変わっていった
これで終わりとなります。
ありがとうごさいました




