第88話たった1人の勇者
コルテーチョは聖剣と聖盾を構え聖盾を前に突き出し4人に向かって走り出した
ターゲットを絞り込み目を付けたのは………
「やってやるよ!!」
コルテーチョはイミシェルに剣を振るい続けイミシェルは肉眼で追いながら避け続ける
1ミリでも、瞬き程の時間さへ避けるのが遅れれば命取りとなる
そしてコルテーチョは剣を横に振るった勢いで体を回転させ左腕に付けている盾で咄嗟にガードを固めたイミシェルに向け盾で殴りガードを打ち破った
そしてがら空きになった腹に盾がめり込みイミシェルを殴り吹き飛ばした
「オブッ……!!!!」
確実に避けれないようにコルテーチョは左腕を引きまた盾でイミシェルの顎目掛けて殴り飛ばしイミシェルは後ろへフラフラとよろけた
「はあっ!!!」
コルテーチョはイミシェルへ剣を振り下ろしイミシェルは手の平でコルテーチョの剣を掴み致命傷を防いだ
「指如き何本でも失ってやるよ!!」
頑丈な体をしているイミシェルでも手の平に刃が深く入り込み手の平にある骨まで剣が入り込んだ
「イミシェル!」
ミアがコルテーチョの剣を持っている方向から剣を振るいコルテーチョは右脇から腕を通してミアの剣を盾で防いだ
このまま押し込めばバランスが崩れる!!
ミアは剣を使ってコルテーチョを押し続け左からはバーニスが魔法を唱えていた
「闇よ、刃となり今ここに現れよ!」
「闇の太刀!」
バーニスは太刀を構え突き出し更に背後からはアストレアが水の魔法を発動させていた
「この手に宿りし奔流よ、敵を打ち砕き貫け!」
「アクア・インパクト!」
危機に陥ったコルテーチョはミアの剣を押し続けるのをヒントに剣を引きイミシェルの手を斬りそのまま目を切り裂き盾を少し傾けミアの剣は盾を滑り逆に力をいれていたミアの体勢を崩し盾を引いた
そしてイミシェルの手を切るために剣を引いたあの勢いでバーニスの太刀を剣で弾き体勢を崩したミアの胸を盾で殴り背後から迫る水魔法を盾で跳ね返しアストレアは奔流に巻き込まれ壁がへこむ程の勢いで壁へ衝突した
この一瞬で2人を戦闘不能にしたコルテーチョはバーニスに剣を何度も振り下ろしバーニスのガードを叩き落とした
「アンタァ………すげェな、よく立てていられるもんだ」
剣を突き出しているミアの攻撃を盾で防ぎ剣を持っている腕を曲げ剣で体全体を覆うようにしてバーニスの攻撃を防いだ
コルテーチョはバーニスを蹴り飛ばし盾でミアの剣を跳ね返すとミアを腹を切り裂いた
コルテーチョは離れたバーニスに向けて遠くから剣を振り下ろそうと上に掲げた
聖盾は魔力を跳ね返しそれに対し聖剣はその逆、魔力を放つ
馬鹿程あるコルテーチョの魔力量に加え聖剣を発動させ更に増加された魔力を使い一発が必殺級の飛ぶ斬撃をバーニスに向けて放出した
ま、マズイッ………!!!
バンッ!!!!!!!
突如バーニスに当たる直前ビリッと痺れる何かが目の前を通ると飛ぶ光の斬撃が破壊された
「え?」
バーニスの前に現れたのは金髪で顔が非常に整っておりそれに加え髪が短くなっている見覚えのある人物だった
「じぇ、ジェイク………ですの?」
「エルドリアに行ったらお前らどっか行ったらしくてこそっと着いてきたらこうだ」
「ハエの魔物は?城壁は?」
「全部ぶっ壊してきただけさ、それにしてもテメェらな?もうちょっとどうにか出来たろ?」
「そんでアイツは何処だ?エディの馬鹿野郎は?」
右腕に義手が付いており電気をビリビリと覆っていた
そしてエルドリアの道半ばで買ってきたであろう甘そうなアイスクリームを口に放り込み電撃で光の斬撃を破壊した際に付いたホコリを座り込んでいるバーニスから払う
「誰だァ?いきなり出てきやがってよォ」
「天才だ。よく覚えとけ」
モゴモゴと喋り飲み込んだのか立ち上がりコルテーチョに向かって歩き出した
「鉄の掟、集結せよ、ライジングソード」
電気がバチバチと集まり左手に剣が出現した
「ミアは?死んだとかねえよな」
「生きてますわよ、どうしてそんなことを?」
「勉強だよ、俺の戦いを見て学べってだけさ」
そうして余裕をかまして喋っているとコルテーチョが盾を構えて走り出しジェイクは電撃を放出しようと右腕を構えた
「ジェイク!敵の盾は魔力を帯びた物を弾き返しますわ!」
「マジか!!」
コルテーチョは既にジェイクのすぐ目の前にまで来ておりコルテーチョは剣を振るう
それに合わせてジェイクは剣を構え次々とコルテーチョの攻撃を防ぎ続けた
コルテーチョ自身も自分のスピードに慣れてきたのかミアと剣を交えた時より速くなってきているがジェイクはまだ片手で受け止め続ける
「神よ、傷を癒しまた立ち上がる力を与えたまえ」
「ヒーリング」
バーニスは2人の様子を見ながらイミシェルの傷を癒す
なんとかして皆んなの致命傷を回復させる時間を作らねえとな
それにしてもコイツ、構えはミアのを見よう見まねでやったみたド素人の癖に結構速ぇな?
「お前、なんの魔法使いだ?ただの脳筋魔術師じゃなさそうだが」
「光の魔法さ、ロマンチックだろ?」
コルテーチョは距離を取りジェイクが詰めようとすると光の斬撃を繰り出しジェイクは光の斬撃を剣で叩き落とし横へ走って攻撃を避け続けた
「はあっ!!!!」
コルテーチョは聖剣に魔力を込め範囲が広い光の斬撃を放つとジェイクは電撃を放出しコルテーチョの体に激突した
「かはっ……!!!」
痺れてあまり身動きが取れないうちにジェイクは距離を詰めコルテーチョに向かって剣を振るった
バスッ!!
剣はコルテーチョの服を鈍く切り裂くだけで少しも痛くない
「はァ?」
血も流れてねェ?ならなんだ?あの剣はただ見た目だけの剣なのか?
……だとしたらアイツの剣に触れれば魔力が吸い取られあの義手から放たれる電撃が強くなるってことか?
仮にそう考えたコルテーチョは強気にジェイクに向かって行き剣を振るい続けジェイクの剣が体に当たろうが気にせず突っ走っていた
そしてある程度攻撃に当たったことに気付いたコルテーチョはピリッと痛む腕を見た
紙で切ったような薄い傷から血が流れていたことに
「お前、ただ逃げ足速ェだけなんじゃねえのかよォ?」
「時期にわかるさ」
ジェイクがコルテーチョに向けて手を突き出し唱えた
「鉄の掟、集結せよ」
バンッ!!!!!
刺々しい鉄の小さな針がコルテーチョの腕の傷口を突き刺し深く入り込んでいた
「うおおおおお!!!!」
「まだわめくなよ?」
「更にデカイのが来るぜ」
傷口を抉った鉄の針はいつの間にか消えただ血が激しく流れる
コイツ………強い!!!
「俺がどんな魔法かわかんねぇだろ?」
そうして切れ味がよくなっていた剣をグルグルと回して遊びながらジェイクはコルテーチョへ向かっていった




