第60話魔術師殺し達
「おい奴隷共!!」
俺は顔がムカつく人間の奴隷を殴り顔の下半分が吹き飛ばされその肉片が地面に落ちた
「舌を切ったら声が出せないのか、面白くねえな」
そうして拳についた血を拭っていると突如後ろから緑色の何かが現れた
何かを通すゲートのような物で見つめていると中から人が出て来た
「反乱軍か?いいぜ、前は俺も死にかけてハラハラしたし楽しかったしな」
指を鳴らして近づくとその男は腕を突き出し俺は立ち止まった
「私の名前はバーサラック、ある事に協力してもらう為ここへやって来た。協力すればお前の要望に答えよう」
「例えば?」
「世界を一つやろう」
「あー、よし、協力したら世界一つくれ」
そして俺は即決してバーサラックという男と共にワープゲートを潜った
中に入るとそこは施設のようで薄暗く様々な機械があった
「バーサラック、これは?」
「磁石を動かしコイルの中で電子が押し出され電気が生まれる……私が開発した中で素晴らしい一品だ。まあまだ未完成だがな」
「すげーな」
辿り着いた場所には既に6人いた
女の俺や醜い俺、デブの俺と俺が憎む竜人族の民族衣装を着てる奴まで
「君を合わせて7人だ、40人集めたい所だが君のように賢い奴はいないし野蛮な奴といるからこれで全員だ」
もしそんな人数で裏切られたりでもしたら私も死んでしまうからな、人数は少ない方がいい
「さあ配置についてくれ」
俺は地面に番号が描かれてある場所に立ちバーサラックは土台に立って全員が見えるように立った
「全員エディか……区別をつけよう、7人……丁度いい」
バーサラックは見た目がグロテスクで全身火傷の少し前まで女のエディの怒鳴り散らしていたエディを指差した
「憤怒」
先程連れて来たエディに指を差し傲慢と
女性のエディには色欲
異世界転移しデブの前世の姿のままのエディを指差し怠惰
魔術師のローブを羽織り魔石玉が付いている杖を持っているエディには強欲
竜人族の民族衣装を着ているエディには嫉妬
同じく竜人族の民族衣装を着ているが髭がモッサリなエディには暴食とそれぞれ区別が付くよう名前をつけた
「それにしても7人だと不安だな………もういい、ここら辺は適当に持ってくるとするか」
バーサラックが他者をワープゲートを通して呼び出さない理由はコミュニケーションが取れない事
それ即ち、自分の世界が壊されてしまう可能性もあり自分の身も安全ではなくなる
だが復讐で頭が一杯なバーサラックにはもう世界など魔術師殺しを殺す事に比べればどうでもよかった
「お前達7人にやって欲しい事はこの世界のお前を探す事だ。各王国を巡り破壊しエディを見つけ出せ」
「では、幸運を祈る」
バーサラックは7人の下にワープゲートを出現させ7人は空に飛ばされた
そして7人は空を飛び各方面へ散乱する
バケストラ王国にて魔術師のエディ、強欲は爆撃機のように空を飛びながら魔法を放ち続け城下町や城は爆発され炎の海と化していた
すると冒険者の1人が魔法を放ち被弾するが効いていない
「十騎士の私に勝てるとでも?」
強欲は下にいる冒険者達に向かって突撃しようとする
「十騎士様達が来るまで俺達でやるぞ!!」
冒険者協会にいた魔術師や冒険者が強欲に立ち向かおうと走り出した
雪の国スノータウン、そこでは傲慢のエディが空から急降下し地面に体当たりして爆風を生み出し町を破壊していた
「なんなんだコイツは!!?」
「た、助けてくれぇえ!!!」
人々がそう助けを乞い冒険者達が傲慢を攻撃する
「弱者共め!!新たな王の前にひれ伏せ!」
傲慢は1人の冒険者を切り裂き次々と拳を突き出し殺していく
「あまりにも弱すぎる!!」
東の国桜道、竜人族の民族衣装を着ている嫉妬は空から町を見下ろしていた
「これも、全部父さんと母さんの為……」
嫉妬はローバがいるバーへ急降下して突撃しゴールドの首飾りを付けている冒険者達は急な奇襲に全身に傷を負いながらも乱闘になった
「え、エドー!!やめてくれ!俺はお前と戦いたくない!」
嫉妬は抑え込んでくる冒険者を振り回して弾き飛ばしデカ男の首に飛び掛かり空を飛びながら顔を殴り飛ばしてデカ男は地面に激突した
「お前が一番厄介だったからな!まずはお前を先に殺す!!」
それから様々なエディが国中を襲い途中でバーサラックが召喚して計13人のエディが各王国を破壊していた
攻撃が始まり2日となった
「え、エドー………も、もう名前を間違わないから…助けて……」
「お前はずっと、何処でも馬鹿なんだな」
壊滅状態となった桜道はもう跡形もなくローバの為に駆け付けた冒険者達はほぼ死に国はもう機能しておらず他国も襲われている為助けも来なかったら
そしてすぐ側には血だらけで脚が引きちぎられているローバが倒れている
鉤爪の女性も腸を裂かれて真っ二つになっており生き残ったのは頑丈なデカ男だけだった
「すまない」
エディは腕を引き思いっきり突き出してデカ男の腹を貫き内臓をぶち撒けた
「ごばぁっ!!!!!!」
場面は変わりバケストラ王国ではメイデンは一時的に救命士となり怪我人の血を操って怪我を回復させてあげていた
「メイデン!イミシェルを見なかった!?」
薄暗い戦いの音が終始鳴り響いている外は危険で建物の中でメイデンは安置されている人々を助けていると頭に包帯を巻いているミアが駆け付けて来た
「見てないけど……待って、いないの?」
「いないの!!メイデンなら知ってると思ったんだけど………」
ミアの目からは涙が出てメイデンは急いで外へと出た
魔術師のエディは尖っている瓦礫に腹を貫かれ死んでいるがまた違うエディ2人がイミシェルを襲っていた
「ブサイク!お前らのケツ引っ叩いてやるからこっち来い!!」
イミシェルは空を飛びエディ達を誘き寄せて何処かは飛んで行った
スノータウンは未だ戦闘中、ガーディアン帝国では色欲と怠惰がおり、他の様々な王国は暴食や別の2人が破壊の限りを尽くしていた
そうして3日が経過した
ノースリット、ヴェルレーヌ、エルドリア、ノクシア、パラダラス、様々な国が襲われ残るは十騎士が主に滞在しているエレーミアス神聖国、エルフヘイムだけとなった
そしてイミシェルの故郷バーラス島国まで引き付けたイミシェルは大剣を持ったエディとゴーグルを付けているエディを相手にしていた
魔大陸ではジェイクはある町に着いていて12人目となるガラベーヤを着ているエディがジェイクと魔大陸で出会った仲間と対峙していた
ガラベーヤのエディは地面に向かって両拳を振り下ろしジェイク達を吹き飛ばす
「テメェら5人がかりで襲って来ても俺の力の一部に過ぎねえ」
そしてバケストラ王国では竜人族の証にバツ印が付けられいる衣装を着ているエディ、13人目がミアとメイデン、冒険者達と戦っていた
「助けてー!殺されるー!!」
「俺が違う世界で殺した奴の真似だ、お前らも同じように言うのか?あっ!もしかして言語が違う?」
「黙れ!!」
メイデンは血の魔法で拳を覆い巨大な拳を作ってそのエディに向かって振り下ろした
「うひゃー!怖いよー!!ママ!助けてー」
「そういや、ここの世界にいる違う俺がお前らみたいな奴ら連れてたな、いわゆる"ハーレム系"ってやつだな」
「女に囲まれてさぞ楽しい人生だろうな」
エディは冒険者の攻撃を避け空に浮かぶとその冒険者に向かって突撃した
土埃が舞い上がりエディはその冒険者の目を貫いて指を引っ掛け地面に引き摺り回していた
「モヒカン頭の奴もいたし、アイツは兄を連想させるから嫌な奴だ」
「自分語りも程々にして!!」
ミアは剣を振るいエディは反応してミアの剣を掴むが左手に隠し持っていた短剣を腹に刺されてしまいエディは口から血反吐を吐く
「そうこなくちゃ」
エディはミアの顔を蹴り頭突きをしてミアは頭を抑えて後ろに下がる
「ほらよ!!」
「がはっ!!!!!」
エディはミアの腹を思いっきり殴りミアは壁に向かって激突した
「ミア!」
メイデンが駆けつけようとするがエディは目を貫いた冒険者をメイデンに向かって投げつけメイデンはショックを受けて少しの間立ち止まってしまった
「彼女を守れ!!」
冒険者はエディの周りを囲み攻撃をする
メイデンはその隙にミアの状態を見て回復させた
「ミア!目を覚まして!」
魔女の世界にいるエディは当然そんな事知らずアストレアもバーニスもエーリゼの治療を受けている最中だった
そして3人がこの世界を知るのはまだ先の話となる




