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魔術師殺しの転生者  作者: とまてるの
第二章十騎士殺し
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第55話ゴスロリお嬢様

風呂を上がり疲れが溜まっていたせいですぐベットに飛び込み眠りに着いた

翌日、宿から出てルーピンがいる町へ向かい雪原を歩いて辿り着くとそこはボロボロな住宅しかなく人はいるにはいるがどう見たって放浪者だった


「廃村、ってところか」


「エディこんな場所にルーピンさん?って人ほんとにいるの?」


「間違いないはずだ」


そして先に進んで行くと背後がゾワゾワして振り返るとそこには俺の背中を指で叩こうとしようとしていたルーピンがいた


「うわっ!お前いきなり振り向くなよ」


「そっちこそ、声掛ければいいだろ」


「あまり時間を無駄にしたくねえんだよ、ほら、さっさと来い」


ルーピンは住宅の間を通って行き俺とアストレアは顔を見合わせ頭を傾げた

そしてルーピンに着いて行くと道中ボーっと突っ立っている人間があちらこちらにいてブツブツと何かを唱えておりよだれを垂らし正気じゃない


「おいルーピン」


「家に着いてから話そう」


ルーピンはあらゆる鉄を継ぎ接ぎした大きな扉を開くとそこは倉庫のような場所でルーピンが魔道具を起動させ明かりを灯した


「よし、もう平気だ」


「エディ、所でそのお嬢ちゃん、前に見た事があるんだが……」


「そういえばちょっと前、お前らとルーピン手ェ組んでたよな」


「え、私全然このおじさん見覚えないんだけど………」


「覚えられてなくてちょっと悲しいよ……まあさっそく本題に入ろうか」


「待て、その前になんで急いでたんだ」


「ああ、それを言うのが先だよな、俺が急いでいた理由は感染症だ」


「感染症?」


「最近ここら辺に魔力災害が起きた、人間誰しも魔術を扱えない奴でも一滴ぐらい魔力がある。そしてその魔力災害のせいで人々の魔力が結晶化してしまったんだ」


「初期症状はああやって放心状態になること。俺が無事な理由は特殊な血清を打ってるから、お前の場合はアストレアの強い魔力のおかげで助かってる」


「理由は?」


「アストレアの強い魔力に引き寄せられてるってわけだ、お前のちっちゃい魔力に興味ねえってこと」


「なるほどな、それでルーピン、俺がお前を尋ねた理由、分かってるな」


「十騎士を探しに来たんだろ?でもよ、お前の活躍のせいでアイツらコソコソ動くようになっちまった」


「なに?」


「だけど驚くなよ?この近くに規模が大きい魔力災害が起きたって事は十騎士が出動してる」


「噂だが、魔力災害の原因は森にあるらしい。そこに十騎士がいるかもな」


「十騎士はいつも1人ってわけじゃねえ、前の戦いじゃ2人来た」


「今度は4、5人来るかもな」


「それはないだろ、まあお前の慎重さじゃあ絶対そう言うだろうと思って1人雇った、呼んでくるからちょっと待っとけ」


ルーピンは上に上がって行きアストレアと俺だけ残された

そういやデットの話、アストレアに話し損ねてたな、丁度いいしアストレアに聞くか


「なあアストレア」


「なに?」


「魂?とかを移せる物ってこの世にあるのか?」


「ん?まあ一様」


「あるのか!」


「なによ、それそんなに必要なの?」


「ああ、何処にあるんだ?」


「ここの近くに魔力災害が発生した例の森があったはずよね、魔力が濃いって話もあるし、一時的にこの近くの森と魔女の世界が繋がってるのかも」


「つまり?」


「ここの付近だから私のお師匠様がなにかミスしてこの世に莫大な魔力を漏らしちゃったのかも、そうだとしたら……」


アストレアはバックを漁りある一つの黒板のチョークのような白い石を取り出した


「これは魔石、長年そこに魔力があった事で石が結晶化した物よ」


「これをあの森で使ったらお師匠様がいる魔女の世界に入れる、そしたらあなたが欲しがってるその魂を入れれる人形が手に入るわ」


「態々いいのかよ」


「どうせ断っても子供みたいにピーピー言うでしょ?」


「い、言わねえよ……」


するとタイミングよく1人の少女を連れてルーピンが降りて来た

少女の姿はゴスロリでこの世界でもこんな特殊な服装をしている人を見るのは初めてだ


「悪い、待たせ………」


「芽よ、大地の魔力を取り込み我が縄となれ!」


「拘束の樹木!!」


アストレアはいきなりルーピンが連れて来た女性に向かって魔法を放った


「風の神、我が力の源となり迫る敵を弾きたまえ」


「ストームブラスター」


女性は魔法を詠唱しアストレアが放った拘束する木を吹き飛ばし木は天井に張り付き一体化した


「アストレア、どうした」


「コイツ、危険よ!!」


「あなたが思ってる程わたくしは危険な人物ではありませんわ」


「それに……魔女でいらっしゃる貴女こそが危険な人物ではございませんこと?」


女性はアストレアに近づき横を通り過ぎた後俺に前で立ち止まった


「あなたがエディ?ごきげんよう」


「ちょっと、エディに近づかないで、あなたがまだ安全っていうの確認できてないんだから」


アストレアが女性の肩を掴もうとすると女性はアストレアの手を跳ね除けた


「そのようにわたくしに触れる事、許しませんわ」


アストレアは少女を睨みつけ少女が掴む手をアストレアは振り解きそっぽ向いた

そして少女は俺の手を取り俺の顔を見上げ言う


「わたくしの名前はバーニス、お目にかかれて光栄ですわ。強く、逞しく、そして貴方様に仕えるよう心がけます」


「どうぞ、よろしくお願いいたします」


「よ、よろしく」


なんだか慣れない、こういう初対面で距離が近い人は苦手だ


「ルーピン、説明してくれ」


「お、おう、その女の子は正真正銘のお嬢様で………」


「貴方様に気に入られるよう、わたくしは家を飛び出し貴方様にお会いする為に参りましたの」


「憎むべき魔術師であるわたくしをお許しください、盾にするなら盾に、囮にするなら囮に、貴方様の命令ならなんだってしますわ」


「だからエディに近づかないで!」


アストレアは俺とバーニスの前に立ち塞がりバーニスは可愛らしい笑顔から嫌な笑顔に切り替わりアストレアを見る


「嫉妬していらっしゃいますの?」


「い、言わせておけば………!」


「アストレア、落ち着け」


「エディ……!!」


「俺が死ぬ未来を見たのは知ってる。だが今の状況のお前が見た状況じゃ違い過ぎる、そんな過剰に反応するな」


「それに俺はそう簡単に死にやしないさ」


「う、うん………」


「アンタも仲良くしてやってくれないか」


「ええ、御命令………」


「命令とかじゃねえよ、お前自身が決めろ」


「あ、えっと………わかりましたわ」


「エディ、十騎士についてもっと詳しく教えてやる、上に上がってこい」


「わかった」


そうして一時はどうなるかと思ったがなんやかんや丸く治った

そして場所は変わりバケストラ王国


「時の魔術師!魔術師殺しは見つからないの!?」


そこには魔術師殺しを探している十騎士の静香とその騎士団、そしてもう1人の十騎士である時の魔術師バーサラックがいた


「各大陸に私達を配置している、魔術師殺しに関する情報があればすぐさま私の頭に入ってくる、だからそう焦るな」


「焦るな?焦るなだって?わ、私の、私の顔をこんなぐちゃぐちゃにした男を………」


「お前の気持ちもわかる、だが焦りは禁物だぞ」


「………」


「バケストラ王国の調査が終わればスノータウンを探す、次はノースリット、ヴェルレーヌ、エルドリア、ノクシア、パラダラス」


「今はスノータウンが怪しい、私の分身をそこにに向かわせじっくり捜索させる。有益な情報を得れるはずだ」


「頼むわよ」


「ああ」


そうしてガーディアン帝国、ビーストは街の中心部から外れ人身売買が多く取引されている場所で檻に入れていた獣人族を売り捌き船を準備してエルフヘイムへ向かおうとしていた

一向魔大陸ではジェイクが到着しサングラスを着用して魔物の肉塊を片腕に担ぎながら砂漠地帯を歩いていた


「イミシェルの容態は?」


バケストラ王国にてメイデンと合流したミアが聞くとメイデンは採血したイミシェルの血を操って状態を見る


「安定してる、このまま治療を続けば完治出来るわ。後遺症もなくね」


「よかった………」


そして遥か上空、竜人族の国


「帝王、只今戻りました」


アフライトは膝を着き深々と頭を下げる


「奴の息子、エディを捕らえたか」


「………いえ」


「そうか、まだ時間はある。傷を癒せばエディの場所へまた迎え」


「はい」


「今度こそ失敗は許されない、エリートである貴様には期待しているぞ」


「お任せを」


アフライトは立ち上がりその場から立ち去って行った

そしてこの大陸の中央にあるアステリオン王国、て凍てつく王ライアードが頭蓋骨を持ち数々の女性が裸で疲れ果て横たわる中座っていた


「ああ、我が父上よ、弱きわたくしを救いください………」

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