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魔術師殺しの転生者  作者: とまてるの
第一章旅立ち編
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第4話運命の出会い

俺がアフライトの家から出て村に来てから1時間が経過した

俺は泣き止み心が落ち着いた後馬に乗ってアフライトに疑われないように近くの町へ買い物に出掛けようと馬を走らせて向かっていた

しばらくして町が見え俺はそこへ向かって道のりに進んで行く

町に入るとなにやら人が異様に集まっていて不気味に思いながらも馬留という場所に馬を置いてから多分あるだろうと中途半端に商店街へ卵を買いに行く事にした


「ここが商店街か」


ここでの商店街は生まれて初めて見たな

見た感じ前世で見た事がある商店街とあまり変わらない様子だ

人が人を呼び掛けて一昔前の商店街らしい光景、なんだか懐かしい


「そこの君、親は?」


卵を買おうとすると突然後ろから誰かが話しかけて来た

見た目はフード付きの見るからに不審者な服装をしていて胸や腰にはナイフと特徴的な刺突剣と頑丈そうな縄が掛けられてある

こういう世界だとは分かっているがやはり武装している人を見るとかなり怖い

ていうか本当に不審者みたいな奴だな子供とか誘拐してそうな奴だ


「1人でここに来てて」


「へー、それでさなんで今日こんなに人が多いか気になるだろ」


「まあ、はい」


初対面で距離が近いなと思いつつ話を聞くことにした


「今日ここに有名な魔術師貴族が来るんだ」


「魔術師……」


「あんまり良いイメージは持てないか」


「その貴族の宝を盗んだ罪人が処刑されるからな、だから来るんだ」


「できればでいいんだがお兄さんと一緒に見に行かないか?」


「い、いいです」


「それは残念だ、でも見るだろ?絶対面白いもの見れるからよ」


「しつこいですよ」


「わかった、ごめんな」


そうして不審者は俺の元から去って行った

それにしてもあの男妙に俺を誘って来たな

もうあんな残酷なものは見たくない

ここはさっさと帰ろう

そうして俺が馬留へ向かおうとしている所だった


「退け!!僕が通るんだぞ!!!」


馬車から10代後半の声が聞こえ俺は目線を向ける


「低民共が!」


そう言って道にいる子連れの女性に向かって唾を吐いた

なんて酷いやつだ、こんな奴が貴族だなんて恥ずかしくないのか?


「おい、まだ時間はあるか」


「ええ、お坊ちゃま」


「なら止まれ」


馬車の中から聞こえ1人の青年が馬車から降りて来た


「おいそこの低民」


「お、お許しください!!」


青年は唾を付けた女性に近寄り髪を引っ張って道のど真ん中に引っ張って行った


「お母さん!」


子供の声が聞こえ痛々しい光景

それでも誰も止めずただ俯く者やただ見るだけの者だけだった

全員腰抜けだと俺は心の中で思い勇気を出して立ち向かおうと足を一歩踏み出した

いや、俺はまだ10歳だぞ?

身体的じゃあ絶対に勝てない

俺は言い訳をして女性を無視し馬留に行こうとした時だった


「お母さんから離れろ!」


「なんだとこのクソガキ!!いいだろう、低民から奴隷に昇進だな?」


「息子だけは!!お願いします!」


道には掴まれたせいで髪がボサボサになり泣き叫んで連れ去られていく息子に手を差し伸べる母親と泣き叫びただ引っ張られるしかない無力な息子、そして2人の関係をドン底に突き落とす悪魔の絵面

そして最後にその光景に背を向けるもう一人の無力な少年がいた


他人から見ると見せ物にしかならなく日常茶飯事の光景を見るだけの娯楽を楽しむ人混みの中からフードを被って正体が分からない1人の男が青年に近づいて来た


「なんだ貴様!?」


青年が足を止め男に向かって怒鳴る

すると馬車の側にいた護衛兵がその男に近づき剣を引き抜いて切り掛かった

男は剣をスルスルと避け首を手の平で触る


「!!?」


護衛兵は驚いた表情をして首元を抑える

首からは大量の血が流れていて苦しそうに悶えた後ドッサリと地面に倒れた


「お、おいどうした?」


青年が焦っているのを見て少年は手を解き母親の元へ帰って行った


「よかった!よかった!!」


「おがあざん……!!」


「僕は貴族だぞ!!奴隷が、帰ってこい!」


男は腰に下げているナイフを瞬き一瞬で引き抜き気付けば貴族である青年の頭を貫いていた

そしてあっという間に建物を登り消え去って行った


「な、なにが起きたんだ?」


俺は動揺してグロいとかそんな事より芸術品とかの感動を感じた

そして俺は思う

あの人に戦い方を教えてもらいたい

あの技術があれば憎き魔術師を殺せるかもしれない


「追いかけなきゃ!」


俺は男が登って行った建物を辿って上を見ると男が建物の上を走って建物を転々としていた

すると男は俺に気が付いたのか建物から地面へ飛び降り俺は降りて行った場所へ走って向かった


「さー!安いよー!みんな吸って心と喉を落ち着かせよう!」


「そのタバコ一箱ください」


「毎度ありー!」


辿り着くと屋台で売っているタバコを買っているあの不審者がいた

この人なら見たかもしれないと話しかけようと近づこうとしたがなにやら既視感がある

そう思っていると逆に不審者が俺に近づいて来た


「おもしろいもん見れただろ?」


「は?」


既視感があると思ったらまさか……


「は?って、あの暗殺者が俺だと気が付いて着いて来たんだろ?」


「そ、そうです」


「どうして追って来た、警官に報告でもしようとしたのか?俺は指名手配されてるし確かに財布はガッポリになるかもな」


「違います!」


「じゃあなんだ?」


男は買ったタバコ一箱から一本取り出して口に咥えて火をつけた


「えっと、その………」


「分かった俺の技を教えてほしいんだな?」


「そんなわけ……そうです」


「どうしてだ」 


「その技術があれば復讐できるかもしれないから」


「だから教えてほしいんです」


「………ちっちぇのにそんなこと考えんじゃねえよ」


「どうせイジメてくる同級生とかに復讐したいんだろ?これは復讐する為の技術じゃねえんだよ」


「両親が殺されたんだ。村の人達もなにもかも」


俺は怒りを我慢する為に拳を強く握った


「あの村の生き残りか。新聞じゃあバカデカく記載されてたからな、新たな災害によって村が壊滅したって」


「じ、事実を隠してまで破壊行為を行うだなんて!!」


「大声出すなよ」


「お前が怒りたくなる理由も分かる、あいつら権力が強いからなんでも出来るしな」


「そんでお前は俺にこの技術を教えてほしいのか」


「はい」


「なら敬語はやめろ」


すると男は紙を渡して来た


「これ一枚だけだからな、もうやんねえぞ」


「ありがとうございます!」


ピーピー!!!!!

突如笛が鳴らされ走り回っている警備員の人達が集まって来た


「犯人はまだ近くにいるはずだ!」


向こうからはそう聞こえ男はタバコを口から外して俺に言う


「紙には俺の居場所が書いてある」


「ほんじゃあ俺はここで失礼」


そうして男は俺に手を振りタバコを吸いながら小走りで去って行った

な、なんじゃあの手の平!?

男の手には皮の手袋をつけていて手の平には切れ味の良さそうな刃が手首から指先に向かって着いていた

あの手の平に付いている刃

通りで首を触ったら血が出ていたのか

それにあの男はなんであの家族を殺したんだ?

快楽殺人鬼か?もしかして暗殺者?

俺はそう疑問を抱きながらもアフライトの家に戻る為、馬留に戻りアフライトの家へ馬を走らせ帰って行った

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