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魔術師殺しの転生者  作者: とまてるの
第二章十騎士殺し
38/99

第38話甘い香水の匂い

部屋の鍵を開けて中に入る

内装は高級住宅のようでタワーマンションに近い

ローバがこの部屋を好きに使えと言うほどだから彼女の底知らない財力が垣間見える


「今夜もまたお前の所にラッセルは来るぞ」


消えたと思ったら少し軽い頭痛がした後、またデットが現れキッチンに腰掛けていた


「なんで来るってわかるんだ?」


「奴の呪いの解呪には面白い事に男の精子がいるんだとよ、特に魔術師の」


「魔術師?俺は魔術師じゃないぞ」


「まあ勘違いしてんじゃねえの?それにアイツは魔術師主義者だし、お前が無魔力者って聞けば相当狂うぞ」


「過剰な言い方だな」


「本当だ。無魔力者はどれだけ差別を受けている人間なのかお前はよくわかっていない」


「お前がその差別を受け……いや、お前はもう十分に受けてたな」


「ああ、家族を殺されたからな」


「話が変わるがなんでラッセルは修道女の格好を?」


「男がよく喜んでくれるそうだ」


「………」


するとこの部屋の扉の鍵が開き扉が開いた音がした


「ラッセルのお待ちかねだ、それとお前が俺の事をバイキン呼ばわりしたこと、後悔させてやる」


なにするんだ?


朝まで叫んでやるよ


ラッセルは荷物を持って来て俺を見掛けると荷物を置いて俺の懐にダイブして来た


「エディ君」


「小悪魔だ、気を付けろエディ」


「おい、わかってるのか?今回も断っとけよ、無魔力者だってバレたらかなり面倒だぞ」


彼女は俺の腰のベルトを外し始める


「エディ………」


俺はそのまま連れ去られて行くようにシャワー室へと押されて行った

翌日、ベットの隣に裸のラッセルがいる状態で目が覚めた


「よう、エディ」


デットは横向けで寝ている俺の前に顔を合わせるかのように座り話し掛けて来た


「俺の事をバイキン呼ばわりしたらどんなに良い気分でも最悪な気分になるだろ」


ああ、これでお前が最低最悪な奴ってのがわかった

馬鹿みたいに叫びやがって


「最低最悪?テメェ黙って聞いてりゃクソみたいな口でクソみたいな言い方しかしねえ」


もう、俺が悪かったから黙っててくれよ


そう言うと俺が悪いと言ったのを聞いて嬉しいのか見下した後素直に消えてくれた

俺は二度寝をしようと寝返りをうつ


「男の玉転がして舐める所から始めたみたいな口調だな」


なんなんだよお前、頼むから黙ってくれよ


「そういえば言ってたな暗殺の為に仕組まれてたって、男と寝て隙を見て殺しまくってたんだろうな」


構ってちゃんなのか?暇なら積み木でもしとけよ


「フン、少々お前の事いじりすぎたようだな」


いじりすぎだ、だから二度寝させてくれ


「その前にローバの話を聞け」


ん?………分かったよ


「ローバとは昔からの仲でいわゆる幼馴染ってやつだ。よく依頼を出してくれて俺はそれを毎回受けていた」


「長年の付き合いだから言えるがあいつはすぐ裏切るクソ女だ、俺が刑務所に入った理由もアイツが俺を助けなかったからな」


「だから言う、あまりアイツを信用し過ぎるな」


……正直言ってお前が言う事は信用できない、けど一様頭の中には入れておくよ


「素直じゃねえな、そんじゃあ俺も二度寝するか」


いや、お前と話してたら眠気が覚めちまった


「そうかよ、それでお前、ここにいる静香って言う奴を殺した後は次は誰を殺しに行くんだ」


西の方にいるって言ってたっけな、ルーピンの場所に戻る


「なるほどな」


俺はベットから起き上がりキッチンへ向かうと昨夜淹れるはずだった高いコーヒー豆が粉末機に入ったままだった

凄い事にこのキッチンは現代物が転移したみたいでアフライトのキッチンみたく水道の蛇口もありガスコンロがある


「俺の時代にはなかった物だな、ここ40年で魔力の使い方が変わって来たんだな」


俺は蛇口を上げてヤカンに水を入れ調理器具の上に乗せてガスを出した


いつもアフライトはやらしてくれなかったな


「アフライト?お前が話してたおじさんか、そいつがなんだ?」


俺はポケットからライターを取り出して火を付けた


「無駄にカッコつけやがって」


一生に一度はやってみたかったんだ。それに、こう見てみればアフライトの家はかなり魔道具が揃ってるよな


「料理が好きなんだろ」


俺はヤカンの水が沸騰するまでに粉末機で豆を刻もうとネジで挽き目を調査してハンドルを掴んでゴリゴリと豆を擦り細かく切り刻む

タイミングよく水が沸騰して粉末状のコーヒー豆をドリッパーにセットする

そしてお湯を淹れてそこに牛乳も入れた


「コーヒーか……」


なんだよ、苦手なのか?


「社交場で初めてコーヒーとタバコの組み合わせを聞いた時、試したら美味しかったんだ」


お前が社交場?変な冗談言うなよ


「若い頃の俺だよ、それにしてもそのコーヒー美味しそうだな」


俺はデットの前で美味しそうに見せつける様に一口飲むとデットはニヤニヤとしている


なんだよ


「いいや?お前、俺が味わえないと思ってるだろ」


………ああ


「一様お前の意識には俺の意識もあるんだぜ?当然味も感じれる」


なんだよ、煽ってやろうと思ったのに


「残念だな」


「エディ君、コーヒー飲んでるんですか?」


そう後ろから声を掛けられ話すのに夢中になっていたせいか全く足音にも気付かず少しびっくりして後ろを振り向いた


「う、うん」


「ごめんなさい、びっくりさせちゃいましたね」


「ずっと一点を見てましたけど何か考え事をしてたんですか?」


「明日、ローバから言われた任務を無事終わらせれるかなって」


「何処に行くんですか?」


「この国の南門を通ってそっからずっと進んだ所にある森だとよ」


「バーで集合してローバがその場で向かう場所を伝えて取引場へ向かう……これラッセルには話していいやつなのか?」


「バーにおられる方々は皆を信用し困り事があれば話し合いそして決して裏切らない。そういう決まりがあるので信用して下さい」


「それに、魔術師を倒せてしまうエディ君が考え込む程今回の相手はお強いんですか?」


「多分な」


「私、エディ君には死んでほしくなくて……いつ出るのですか?」


「夕方だ。夕方の4時」


「わかりました」


友人?想いのいい子じゃないか、お前は警戒警戒ばっかだ

俺がデットに聞くとデットはため息を吐いてそれ以上何も言わなくなった


「って言うか、ラッセルはどうやって俺がここにいる事を知ったんだ?」


「ローバに聞いて鍵でも渡されたのか?」


「それは………秘密でいいですか?」


「なんで?まあ言いたくないならいいけど」


「では秘密と言う事で、お風呂お借りしてもよろしいですか?」


「ああ」


ラッセルはニッコリと微笑んで頭を下げそう言い脱衣所へ向かった

修道服を脱ぎ下着であるガーターベルトを外す

そして洗面台の鏡を見て修道服や髪で見えなかった首裏にある紋章に指を当てて魔力を流し込む

紋章はそれに反応してピンクに光りラッセルは近くの窓を開けた


「何か分かったのか?ラビーナ・ラッセル」


そこには男が窓から侵入しラッセルに言う


「敵はあなたが竜人族であると知っているようです。そしてあなたを討伐しに向かうメンバーは最近噂の魔術師殺し、白髪の剣士、愛の魔術師、殺戮の鉤爪、死の閃光、踊り蛇の6人と言うのが分かりました」


「白髪の剣士?ああ、懐かしいな、戦ったのは10年前だったっけか」


「それと今回のお目当ては魔術師殺し……名前は確かエディか」


「そうです、"エリック様"」


その男は白の動きやすそうなピッタリとした服を着ていて頑丈な筋肉がびっしり浮き出ている

そして獣人族の毛皮をマントのように羽織り背丈は2メートルを越えている体格をしている

なにより特徴的なのはその髪型でありモヒカン刈りでいわゆるトサカ頭だった


「敵は夕方の4時に例のバーに集合、そこで麻薬の取引場の場所を聞き向かい到着は大体7時になるでしょう」


エリックは裸であるラッセルの胸を凝視し顎を触って考え事をし始めた


「敵も敵で取引場が刑務所だとは思わないだろうな」


「でしょうね」


コンコンコン

脱衣所から廊下に繋がる扉がノックされエリックは焦って宙に浮き窓から逃げる準備をし始めた


「ラッセル、着替えの服どうするんだ」


「私のバックに入ってますので上がったら取りに行きます」


「わかった」


廊下を歩く音が聞こえて立ち去ったのがわかるとエリックはニヤリと笑ってラッセルの胸を揉み始めた


「ちょっとエリック……!」


「ヤッたな?どうだ?俺に似てたか?」


「……その、あなたとあまり会えなかったから………」


エリックはラッセルの匂いを嗅いで眉を細める


「あー?別の女の匂いがする……お前、俺に黙ってもう一つ仕事を持ってるな」


「ええ、エディを探し回ってる元仲間達の情報屋として協力しています。今日の働きでこの情報を言えば私の仕事は終わり報酬ががっぽりと……金貨15枚ですよー?」


「ははっ、俺に金渡したら10枚じゃねえか」


「はい、それとどうです?あなたのやるべき事を終えたら一緒に過ごしてみますか?」


ラッセルはエリックの頬を触りそのまま首、肩へとなぞる

だがエリックはその手を優しく掴んで離した


「遠慮するよ」


「ど、どうしてですか?」


「弟に会ってしばらく話し合いをしてたいからな」


「弟?」


「ラッセルの働きとじいちゃんのおかげでようやく弟が見つかったんだ」


「?」


「てかラッセルがエディの居場所教えたら俺何人相手にしなきゃならなくなるんだ?」


「まあ戦うのは大好物だからいいけどよ」


そうエリックは言うとラッセルの頬にキスをするとラッセルの首からほんのりエリックが好きな香水の匂いが出る

そしてエリックは窓から出て行き物凄いスピードで空を飛び去って行った

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