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魔術師殺しの転生者  作者: とまてるの
第一章旅立ち編
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第27話罠

俺は目が覚めると薄暗く一つのランタンだけで部屋が照らされているボロい場所に閉じ込められ動こうとする

しかし椅子に座っていて腕は後ろにそして固く縄で縛られていた


「ジミー!起きたのか!」


横から呼ばれてその方を見るとボコボコにされているが死なないように手当されているジェイクがいた


「ジェイコブ、一体ここは?」


「やっと変な男以外と話せたぜ」


「ジェイコブ?」


「ああ、そうだよな、混乱してるよな。半年前俺は駅馬車でメイデンと旅してる最中に仮面を付けたデッケえ男に襲われてここに攫われたんだよ!」


ジェイクは必死に溜め込んでいた言葉を言い放つ


「そうだ!!お前、メイデンを見なかったか!?」


「メイデン?すまない、連れ去られてからここに来るまでずっと記憶がなかったんだ」


「マジかよ………待てよ!エディは!?一緒じゃねえのか!?」


「エディとは共に任務をしていて途中で別れてしまった、その後、エディがどうなったのかは分からない」


「なにかアイツにあったのか!」


「何も分からないと言っているだろう」


「お前ッ!!!分からないってどういう事だ!!!」


「俺はお前がアイツを守ってくれると思って置いて行ったんだぞ!!?」


「覚えているのは仮面を付けた男が俺を攫った事だけだ」


「分かるのは同じ男ってだけかよ、それ以外に分かる事は?」


「それ以外は何も」


「は!?オメェ何にも出来ねえ奴だな!メイデンの居場所は知らねえし、おまけにエディの行方も生死も分からねえ!」


「期待して損だな!」


ジェイクは血が混じっている唾を吐いてジミーを睨みつける


「………」


ジミーは黙り込みそれを良い事にジェイクは暴言を吐く


「頭の血ィ失い過ぎたんじゃねえのか?ドロドロの血液しか残ってないからそうなるんだ!!」


「このうすのろ!さっさと失血死で死にやがれ!!!」


そうジェイクは頭に包帯が巻かれているジミーに向かって暴言を吐き続ける


「クソ野郎が!ここを抜け出したらぶっ殺………!!」


「俺達はなんでここにいると思う」


突如ジミーはジェイクの暴言を遮る


「は?そんなの知らねえよ!」


「俺がまだ意識がある時、俺を連れ去った男は仲間が待っていると言っていた」


「つまり俺とお前とメイデンの3人の仲間関係を知っていると言う事だろ」


「俺は何も吐いてねえぞ、メイデンもな、絶対に」


「なら奴、または奴らはジェイコブ周辺の人物を調べ上げている。俺が攫われたと言う事はアストレアも狙われてるだろう。それに加えてアフライトやミアも標的かもしれない」


「だとしたら急がねえとな……待てよ、なんでエディは候補から外されてるんだよ」


「あの仮面の男はエディを狙わなかったし先に俺を狙ってきた」


「……全く訳が分からないな」


ジェイクが分からずイライラしていると突然ハッと顔を明るくした


「ならその仮面の男はエディと面識があるから襲わなかったんじゃねえのか?」


「エディがまだ子供だったから手を掛けられなかったに違いない」


「どうしてそう思うんだよ」


「俺達をこうして生き残らせている以上奴には人を殺せないし、お前も半年生き残っている様子だと復讐でもない」


「確かに、恨んでるんだったら手当てなんかしないしな」


すると目の前にある扉がガタガタと音を立てて震え始め鍵を差し込む音がして扉が開かれた

現れたのは仮面を付けたあの男だった


「テメェ!!次俺達に何するつもりだ!!!」


「ジェイコブ黙ってろ、この男と話がしたい」


「………チッ」


そうしてジェイクはそっぽ向いて黙り込む


「仮面の男、俺の質問に答えてくれるか?」


ジミーはそう渋々言うが仮面の男は意外な回答をした


「勿論だ」


そしてジミーは仮面の男に聞く


「なら聞く、俺達を何故狙った」


「"エディ"その男を見つける為だ」


「は?………」


「ジェイコブ!」


ジェイクは大口を叩きそうになるがジミーはジェイクに向かって大声で言いジェイクはまた黙り込む


「混乱しているだろうから貴様らを襲った経緯を話してやろう。まずは半年前のジェイコブとメイデンだ」


「私が追跡するとエディの現在地はバケストラだ。だが詳しい場所は分からん、だからここ数日エディと共にしていた親しいであろうジェイコブとメイデンの貴様ら二人を探し当て捕まえた」


「だが貴様らは半年経っても一向に口を割らん、別の部屋にいるメイデンもだ」


それを聞くとジェイクはホッと安心した

メイデンが口を割っていないのに安心していてこんな状況なのに自分の心配をしないとはかなり能天気な男だ


「そして貴様らに尋問している間に暗殺業をしている貴様と会っている事が分かった。私は組織に加入しており色々と都合が良くスパイとしてマジフルガの元で懸命に働き信頼を確実に得た、そして暗殺者である貴様によく出来た嘘の依頼をした」


「そして私の読み通り、あと一歩で貴様は情報を掴めず俺はガードとして幹部を守り信頼を得ていたからスケジュールを聞いた。そしてその情報を貴様に言い、当日、お前達を召喚に誘い出す事に成功した」


「エディを毎回暗殺の任務に連れて行っていると言う情報があったが女も訓練していたとはな。それは予想外だったが暗殺者とそこのお前の面識があるのを確定した以上、もう一人の関係も確定した」


「お、俺はずっとお前の手の平の上だったのか?」


「ああ、私の緻密な計画に踊らされていたと言う事だ」


「俺からも一つ、もう一人の関係というのは?」


ジミーが仮面の男に聞く


「貴様らの仲間の一人、アストレアと言う女の事だ。当然居場所も特定している」


「その女の元にエディがいるのは分かっている、私が飛び去った後、残りの時間を楽しむがいい」


そうして仮面の男がその場から立ち去ろうとした時だった


「おい!!まだ話は終わってねえぞ!!!」


ジェイクが声を荒げて言う


「テメェ!何故エディを狙ってる!!!」


「………それは話せない」


するとこの部屋にもう一人入って来た


「マジフルガのスパイをした結果、どうだった」


「アトマンか、依頼通りマジフルガの本拠地を見つけた、ライバル組織を潰せそうで嬉しそうだな」


「当たり前だろ?それと、これも全部お前のおかげだ、報酬は倍にして明日しっかり払う、だがその前にやる事がある」


「なんだ」


「ここの基地に女とガキが現れた、頑張って正門で時間を稼いでいるがそう長くはない」


「引退前に最後の仕事をしてくれないか」


「……その女と男の素性は?」


「少し前に新聞に載ってた雪原の魔女で、もう一人はバケストラで最近有名になってる暗殺者の助手だ」


ジェイクとジミーは驚き仮面の男の方を見ると顔が見えなくてもニヤけているのが分かる


「いいだろう、最後の仕事だ」


「すまないが相手から来てくれた。貴様らの残り時間はかなり少ないだろう」


そしてアトマンと言う男と共にこの部屋から出て行った

しばらくしてアイツらが完全に消えたと確信しジェイクが口を開く


「アストレアが助けに来たのか」


ジミーはホッとして落ち着く


「なにホッとしてんだよ、こんなの俺達終わりだぜ」


「お前、自分が魔法使える事、忘れてんのか?」


「うっざいなお前。何度も何度も魔法を使って脱出したが結局捕まえられるんだ、意味ねえよ」


「今ならいける」


「今なら……?」


「ここにいるアトマンらはアストレアを妨害するのは勢力を使っているだろ?だからここの警備はかなり薄くなっているはずだ」


「そうだな!!お前、こういう時だけ冴えてるじゃねえか!」


「単純にお前がバカなだけだ」


「うっせえよ!!」


そしてジェイクは詠唱を唱え始める


「強き鋼鉄よ、我が言葉に耳を傾けたまえ」


「アイアンブレード」


そうしてジェイクの手元がバチバチと電流か流れ剣が生み出された

この基地に攻める3時間前

俺は命からがらあの娼館から逃げて来た


「はあっ……はあっ………」


一太刀でサトウの刀を折り居場所を聞こうとすると誘拐されていくジミーに集中してしまい奴に隙を見せてしまったせいで腹に刀が突き刺されて血を流してしまった

その後は地獄のようだった

応援に駆けつけて来たマジフルガの連中が俺を一斉に襲いなんとか全員倒したものの、もう体力の限界

道中で幹部も殺してしまったし流石にあの人数を相手にするのはキツイ

そして俺は自分が気絶してしまう前になんとかアストレアの館に辿り着こうと大剣を背負って血塗れで走っていた

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