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魔術師殺しの転生者  作者: とまてるの
第一章旅立ち編
25/99

第25話お姫様と騎士

翌日の夜8時

俺達はまたマジフルガと言う組織を潰すという依頼達成の為にジミーはスーツを着用し俺は女装して薔薇という娼館へやって来ていた

娼館と言うのは売買春の場を提供する娯楽施設

マジフルガはこの娼館の3階におりそこで幹部らが遊んでいると意外に優秀な依頼主が情報を掴みジミーに言ってここへとやって来た

そして今回の目的はそいつを探し本拠地を吐かせること

それにしてもアストレアは楽しそうに俺の顔に化粧していて鏡を見れば俺は女性にしか見えないが俺にも男のプライドがあるのをどうやら知らないらしい

帰ったら何かイタズラしてやろうかな


「おい、無料で入れると思ってんのか。金を支払え」


娼館に入ろうと入り口に向かおうとするとガタイのいい横綱のような大男が俺とジミーの前に立ち塞がった

で、デッカ……

この大男は人を丸呑みしそうな程怖い顔をしている

最初見た時オークかと勘違いしてしまった

そしてジミーを見ると俺と違って怖気づかず堂々と舐められないように言う


「銀貨2枚だろ、ほら、入れさせろ」


ジミーが指輪を外しそれを金が入った袋と化した

指輪型の魔道具?めっちゃ便利だな

そしてジミーはその袋の中から銀貨を取り出し大男に渡した


「きっちり受け取った」


大男はしっかりと手の平に乗せられた金貨を握り締めニッコリと物凄い威圧感のある笑顔を見せた

そして大男は娼館に入ろうとするジミーの耳元で何かを囁き大男は扉の前から退き大男は扉を開ける


「待て、お前は女の子をここに連れて行くのか?流石にダメだ」


その瞬間俺の背筋は凍りつきジミーと共に娼館に入ろうとすると大男がいきなり扉を強く閉めると俺は指を差されまた入り口の前に立ち塞がった

もしかしてバレたのか!?


「ドアマン、こいつは男娼だ」


ジミーがそう言うと大男は鼻で笑い入り口から退く

未成年だと勘違いされたんだな、いや実際俺未成年だから普通指摘されるか


「先に言え」


大男はやっと入り口から退いてくれて扉を開き俺とジミーは中に入る事となった

目の前にはカウンターをしている女性がおりこういう店のことからかなり露出が高い


「ここでご指名されますか?それともご自身の目で売り物をご覧になられご指名しますか?」


「ここの3階に行きたい」


「かしこまりました。3階に行くにはVIP会員の登録が必須なのですが、お客様は初めてご来店になられますよね?されていないのであればご登録できますよ」


「……登録しないと入れないのか」


「はい、一年分ご購入されますか?それとも月払いにしますか?」


「ちょっと待ってろ、後ろの奴と話がしたい」


「はい」


ジミーは後ろにいる俺に近づき耳元で言う


「お前は男娼として振る舞え」


「わ、分かった」


そしてジミーはカウンターにいる女性に振り向く


「月払いで」


「かしこまりました。では手の平を見せてください、失礼します」


そう言うと女性はジミーの腕に高速で何かの絵を刻みなにやら既視感がある

この店に大きく描かれていた模様の形だ

それにこれはタトゥーみたいな感じなんだろうか?黒じゃなく青く少し光っている


「後ろの男性の方はお連れ様ですか?共にご登録されないと入れないのですが、どうしますか?」


「いや、こいつは男娼だ」


「大変失礼しました。では奥の廊下を進み、お持ちなら武器をあそこのロッカーにおしまいください」


「決して売り物の女性や男性の方々に暴力等をしないように注意してください、同意しますか?」


「ああ」


そう言うとカウンターの女性に契約書みたいな紙を提示されジミーは近くに立てられてあるペンを使って書き終えた


「では天国をお楽しみください」


そうしてカウンターの女性が紙を受け取ると奥の廊下を道塞いでいる大男は退き俺とジミーはそこを歩き大男の目の前で武器をロッカーにしまった


「まて、何故娼婦が武器を所持している」


「この子結構売れるんだ、そのせいでヤバい奴がいてな、お仕置き用さ」


「それとこの子は男娼だ。勘違いしちまう程可愛いってよ、お前」


「うるせえな」


「これは……失礼した」


俺は大剣をロッカーにしまって腰に下げてある短剣もロッカーに入れる

武器一個ぐらい持っておきたいがバレたらただじゃおかないだろう、なんせ組織と繋がっているんだから

けどここで戦うんだろ?武器無しのジミーはどうやってコイツらを倒すんだよ

まさか何処かに隠し持っているのか?


「男娼、振り向け」


大男からそう言われて俺は焦って振り向く

すると魔道具らしき物を俺に翳し魔道具を起動させると模様が刻まれた溝が青く光って綺麗な模様になった


「異常なし」


「次、そこのお前」


ジミーが大男の前に立ちまた魔道具を翳され魔道具を起動しまた同じ動作をした


「異常なし、通れ」


そして俺達は奥の廊下へ進む事となった


「エディ、お前が武器を持ってるかと思ってちょっとヒヤヒヤした」


「あれって武器を検知する魔道具なのか?」


「ああ、正確には金属だがな」


「それでジミーは何か武器持ってるのか?どうやってアイツらを脅して居場所を聞くんだよ」


「まあ見てろ」


ジミーはそう言って先に階段を上がる

作戦くらい教えてくれたっていいだろうと思い腹が立つがアイツの言葉を信じて着いて行くことにした

階段を上がり廊下を進むと扉が見え前にはまた大男が立ち塞がっていた


「どうぞ、お入り………」


大男が言おうとした瞬間だった

ジミーは突如大男の顔を殴り馬乗りになって肘で顔を殴り続ける


「ぐぶっ………!!!!」


大男は抵抗も出来ず口から歯や血を出して顔中血だらけで倒れた


「じ、ジミー!?」


折角のジミーのスーツが赤黒く変色してしまった


「静かにしろ」


そうしてジミーはその大男の腰から曲剣を引き抜きそのまま扉に手を掛ける


「お前はここから足手纏いになる。隙を見て武器を拾ったら中に入って加勢しろ」


「それとお前が女装して女だって勘違いされた事、ジェイクに言いふらしてやるよ」


ジミーは俺が返事をする前に扉の向こうに進んで行った


「何者だテメェ………うわぁぁぁあ!!!!」


中からそう小さく聞こえてガラス張りの扉からジミーを見る

ジミーは後ろから肩に触れた男の腕を切り落とし蹴り飛ばし、また後ろから大男二人が剣を引き抜き襲い掛かった

ジミーは二人の斬撃を軽く受け流した後、背中に向かって一人を切り付けもう一人の攻撃を受け止める


「お前!ここを襲撃すればどうなるか……!!!」


「分かってる」


ザグッ!!!!!!


ジミーは相手の剣を上に弾き大男の胸に突き刺した


「ごばっ!!!!」


そして次々へ中に進んで行き各部屋の前に立っている大男達が武器を取り出しジミーに襲い掛かるがジミーはメイスやハンマー色んな武器で襲い掛かられても対応して倒していき一方通行の廊下は血塗れになった

そして前から順に扉を開いて行く


「お、な、なに開けてんだよ!!」


「いやぁぁあ!!!」


そこには娼婦と一般男性がいてジミーは扉を閉め次を開ける


「アンタ何よ!!」


「ち、血だ!!!」


男の娼婦と一般男性

扉を閉め次の扉を開ける

また一般人達

それを繰り返していき次のエリアへ移動した


「騒ぎを聞きつけたと思ったら男一人じゃねえか」


「おい!注意しろよ!ここまでのガード達を殺してるんだぜ!」


「ああ」


廊下を進むとそこには一般男性達の隣で会話やお酒やつまみを提供し"楽しんでいる"大広場に繋がる廊下でそこがマジフルガの幹部らがいる場所だった


「ねえ逃げなくてもいいの?」


「偶にあるのさ、俺達に恨みがあって襲ってくる奴、ここまで来るのは初めてだがな」


「えー、サトウさんこわーい!」


「俺が守ってやるさ」


そう奥の部屋で沢山の女性と話している東洋人顔の男が言う

アイツが幹部か

ジミーは頭の中でそう思い奥の部屋に向かう為に大男達を相手にした


「オラ!!!」


大男はジミーがいる廊下に向かい剣を引き抜き振り下ろした


ガギン!!!!!!!


ジミーは剣を受け止め受け流しガラ空きになった腹を切り裂いた


「て、テメェ!」


「全員気を付けろ!!コイツ、結構やるぞ!」


ジミーが廊下を出て大広場に入ると男達が一斉に襲い掛かる

ジミーは剣を受け止め横にいる男の腹を蹴りその男はふらつきながら剣を地面に落とした

そして受け止めている剣を受け流し男は前によろけながら進んで行き右から迫る斬撃を避け地面に落ちている剣を蹴り上げ蹴り飛ばす


ズブッ!!!!!!!!


「ぶぶぅ………」


剣は右から攻撃してきた男の喉に突き刺さり腹に蹴りを入れた男に向かって後ろ蹴りを喰らわした


「ぬごっ!!!!」


後ろにいた男は倒れて壁にぶつかり受け流して前に進んで行った男はジミーに切り掛かる


ガギン!!!!!!


火花を垂らしながら攻撃を弾き男の腕は上斜めに進んでジミーはそいつの横胸に曲剣を突き刺した

しかし男はジミーの腕を掴む


「は、離さねえぞ……!!!」


すると突き刺された男はジミーの顔を殴り続けジミーの鼻から血が流れる


「離せ!!!」


ジミーは男に頭突きをして曲剣をもっと奥まで突き刺した


「ぬおぉぉお………!!!!!」


手の力が緩みジミーは曲剣を胸から引き抜こうとするが奥まで刺したせいで抜けない

奥からどんどん男達が出てきて少しだけ状況は絶望的となった


「マジかよ」


すると男達はメイスやハンマーを取り出しジミーに向かって走った


ザンッ!!!!!!!!!


ジミーが避けた瞬間後ろから大きな剣が薙ぎ払われ男二人は胸を切り裂かれてそのまま前に倒れて行った


「お姫様の登場か?」


ジミーが振り向いて俺にそう言う


「黙れ!!」


「はいはい」


そして目の前から次々へと現れる男達を相手にする

それに加えて後ろからもやって来た


「八方塞がりだな、お姫様助けてくれるか?」


「黙れって!!!」


そうしてお互い背中を預けて男達に向かって走って行った

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