表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔術師殺しの転生者  作者: とまてるの
第一章旅立ち編
21/99

第21話大切な人からの手紙

翌日

地獄の体力作りが終わりそのまま寝てしまった俺は目が覚めると中庭の木のベンチで寝転がっていた

疲れていてあまり記憶はないがベンチで寝ていたのか、そのせいで体がガチガチだな

それに寝てる場所に対してぐっすり眠っていたのか空を見ると太陽が昇りきっているそして俺は起き上がり周りを見ると横にあるテーブルの向かうにいるジミーは座って食事を摂っていた


「おっ、起きたか」


ジミーは鼻で笑いながら言い俺はボサボサの頭を掻く


「今何時?」


「8時半だ、それがどうかしたか」


「いや、余計な時間は無駄にしたくないからさ」


「意識高いな、あとお前が修行終わって寝てる間、メイデンって人に話を聞いた」


「お前ミアって子を置いてここに来たらしいな」


「当たり前だろ、彼女に怪我させたくないし置いて行くに決まってるだろ」


「全くなんの話してるんだよ、さっさと朝ご飯食べて修行の続きしたいんだけど」


「……女置いて行ったのにその子を気にもかけねえのか、まあいっか」


すると向かうからアストレアが俺の分であろう食事をトレーの上に乗せて持って来た


「はいどうぞ」


アストレアは温かい食事を俺のテーブル前に置いた

パンにバター、コーンスープに肉と野菜

お金を払わなくてもいいのだろうかと思ってしまうほど美味しそうなご飯がやって来た


「あとこれね」


美味しそうだなとフォークを掴んで食べようとした時にアストレアは宙に浮かせているトレーを俺の前のテーブルに置いた

だがそのトレーには変なのが混っている


「あの、アストレア?これってどういう……?まさかイタズラ?」


「メイデンにエディが好きな物何って聞いてもジェイクの方が詳しいって言われたから聞いて持って来たのよ」


「まさか間違ってた?ならごめんなさい」


アストレアが後で置いたトレーの上にはタバコの箱と甘ったるそうな練乳が掛けられているいちごとアイスクリームのような物が連なっている食べ物だった

タバコよりこのアイスクリームがある事にビックリだ

こんな中世みたいな世界観に映えそうなアイスクリームがあるだなんて、なんだか調子が狂うな


「ってか、全部これジェイクの好物じゃ……」


「え!?そうなの!?で、でも食べてくれるよね?」


「俺、タバコ臭くなるの嫌だしそれにかなり甘いのはあまり好きじゃない」


「え、え〜、私、いちいち買い物したのに……」


アストレアは悲しそうにいい俺を見た


「待って?じゃあジェイクはエディが断るのを知ってて言ったの?」


「だろうね、つまりジェイクはアストレアに意地悪する為にしたか、食べたいからパシリに使ったか」


俺が言うとアストレアは次第に表情を変えて悲しみから怒りへと変貌をとけた


「あ、あのクソガキ………!!!!」


するとジミーはトレーの上に置いてあるタバコを手に取ってポケットに仕舞う


「これは俺が貰う、その甘いのはアストレアが食べたらどうだ」


「そうね!奴の好物なら目の前で完食してやろうかしら!!」


そうしてアストレアは甘そうなものを乗っけてるトレーを運んでリビングへ向かって走って行った


「なんだかんだ言って、アイツら仲良いのか?」


「そんなことないと思うぞ、なんせ夕食の時アイツら殴り合ってたからな」


「よく言う喧嘩するほど仲が良いってのは迷信だ」


「そ、そう?」


「お前はとっとと飯を食べろ」


「分かった、それで今日の修行の内容は?」


「前回は体力作りと基礎的な肉体作りをやっただろ、今日も同じだ」


「えー!?今日も!?」


「当たり前だろ、人間そんな早く強くなれねえって」


「まあそうだよな、でもさ、もっと早い方法で強くなる方法ないの?」


「お前教えてもらう側なのに生意気だな」


「生意気なのはジミーだからね」


「はあ………一様手っ取り早く強くなる方法はあるぞ」


「本当!?」


「傭兵として戦場に行け、実戦訓練した方が何倍も早く強くなれる」


「………やめときます」


「なら俺に従っとけ、そのうち飽きないようドンドンハードルを上げて俺の仕事や趣味に付き合ってもらうからな」


「え、それって?」


「色々な、例えば俺との手合わせとか」


「ぼさっとしてねえでさっさと飯食ってやるぞ」


「はい!」


そうしてご飯を手を付け食べ終わる

そして中庭でまたあの特訓をしてそれからと言うものほぼ毎日地獄の特訓が続き休暇があれば休む事しか出来ずまた体力作りと基礎的な肉体作りをさせられた


そうして特訓を行なってから3ヶ月が経った

ジェイクとメイデンは数日俺の様子を見てやっていけそうか確認してから何処か旅に出掛けたらしい

それとジミーが言うにはジェイクとメイデンは話し合いをした上で仲直りをし、共に旅に出たそうだ

あと人間の体は3ヶ月で変化が起きるらしく無理せず定期的に休日もいれていたおかげか逃げ出さずにここまでこれた

正直途中で諦めて帰りたいと思ったけど復讐を考えただけでも無限に力が湧いてくる


それとジミーといてよくわかった事がある

俺が中庭を走っている間、よくジミーは不意をついて包丁や皿なんかを俺に目掛けて投げてくる

そのせいで傷は付くし、殺す気かって怒鳴ったら叩かれるし

イラついているのか、はたまた特訓一環なのか、よくわからない

まあ最近は避けるから受け取れるようになってこう見ると慣れってのは凄いもんだ


「エディ、お前はここ3ヶ月でお前の体力と肉体は大きく進化した」


今日は休暇なので初めて来た頃にアストレアに案内された寝室、又は自分の部屋で時間を潰しているとノックもせずにジミーは入って来た


「いきなり入って来て第一声がそれかよ、それで?なんの要件だ」


するとジミーは腰に下げている投げナイフを掴み出し俺に向かって投げてきた

投げ出されたナイフを俺は避けてナイフの持ち所を掴みジミーに向かって投げようと腕を振ろうとした

だが異変に気付く

俺、なんでキャッチ出来たんだ?


「お、俺、今どうやって?」


「お前のその反射神経、デコの皿の切り傷が物語っているからな」


「今日の夕方、個人から出された依頼を達成する為に出掛ける」


「来たら明日、休みにしてやろう」


「マジ!?じゃあ行くよ!」


「あ、でもそれ何の依頼?」


「ある妻からの依頼だ。夫とその浮気相手の殺害」


それは流石にお断りだな、無理だって言お


「お前は無理だと言うだろうと思っていたから安心しろ、この二人は魔術師だ」


「魔術師………」


「この夫の妻は俺の同業者である色んな奴らに依頼したが全員帰ってこなくなったとの事だ」


「相手はかなりのやり手と言うことだけは覚えておけ」


「それとこれからは本格的にミアとは会えなくなるかもしれない」


「え!?」


「だから今日来たら明日から1週間休みにしてやるよ、駅馬車を借りて会いに行ってこい」


「は、はい!!」


そうしてジミーは部屋から出て行った

俺は全裸で毛布も掛けずにベットの上にいた事についてはジミーには忘れてほしいが俺はかなり嬉しかった

すると部屋の前をトコトコと歩く音が聞こえてきた

またジミーか

俺はベットから起き上がり部屋の扉の前で待っているとノック無しでまた扉は開かれた


「エディー!アフライトって人とミアって人から手紙がきて………」


扉の前にはアストレアが立っており二つの手紙を手に持ちながら俺の前に現れた


「………」


アストレアは黙って俺の方を見るだけで何もしない

今のうちに言い訳でも言っておこう


「ジミーかと思ったんだ、アストレアに別に変な事する為に脱いでたんじゃない」


「ほら、な?ジミーって思ってたからさ、わざわざ服着替えなくてもいいかなって、ははは………」


苦笑いで誤魔化しているとアストレアは俯きながら手紙を俺に渡して扉を閉めた

怒ると思っていたのに案外大丈夫なんだな

それにしても女の子に裸を見られてしまった、いや年齢を考えればおばあちゃんか

じゃあいいや

そして俺はアンドレイと書かれた手紙から開ける事にした


エディへ

エディ、向こうでは上手くいっているか?

身長は伸びたか?それとも筋肉が付いたか?

また、時間が空いたら会いに来てくれ。久しぶりに顔を見たい

アフライトより


アフライトの手紙にはそう書かれていて鉛筆の筆跡が消された跡がありなんて書こうか迷っていたんだろう

意外可愛らしいな

そして俺はミアの手紙を読んだ


親愛なるエディへ

そっちでは元気にやってる?エディが忙しいからってメイデンさんが毎月手紙を代わりに送ってきてたんだよ?

それと聞いて!私、今冒険者になる為にアンドレイと一緒に特訓してるの!

来年にはここを出て冒険者協会で証明を取りに行くんだ!

証明を取るには筆記試験とか身体能力を見る試験があるから頑張るね!!

いつでも会いに来てね!

ミアより


「こんなん送られたら緊張して行きづらくなっちゃうじゃないか」


そうして俺は手紙を近くの棚に置きジミーが言っていた夕方の仕事に向けて服を着始めた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ