『取材拒否』
僕は、少しだけ有名になった。
ユーチューブで上げていた内容が段々と評価されたからだ。
もちろん、フォロワーの中にはアンチもいるが、それも大事なフォロワーだ。
有名になると、僕の知らない知り合いが沢山増える。
友達の友達の友達? フォロワーのイイねから来た?
しまいには、地元がばれて、「俺、アイツと地元一緒」とか、「兄貴が、姉が、同中」とか。
やめてくれ! 僕は、過去を消したいんだ!
僕が小さい頃は、皆「野球選手になりたい」だの、「撫子」だの、言ってたくせに!
僕がユーチューバーになったら、なったで、「流行りだね。」「有名人」「カッコいい」など、普段連絡をくれなかった奴等が連絡よこして来て…しまいには、「金貸してくれ。」だと!
何なんだ!僕は、過去を消して、今を生きたいのに…
過去が、僕を責め立てる。消せない過去。
僕を嘲笑うように、ユーチューバー仲間が、僕の過去を投稿する。
ここぞとばかりに、SNSなどで、取材の申し込みが来る。
良いときは来ないくせに、粗が出たときは、ハイエナ以上に寄ってくる。
そんなに楽しいか!
誰だって、負い目のある過去はあるだろう。
皆、黒歴史あるだろう?
なぜ、ほっとかないの?
自分の胸に聞いてみろ!
揚げ足を取る事に夢中になるな!
絶対、自分からは、このことに関しては喋らない。
断固、取材拒否だ。
確かに、今は問題視される事案だが、僕がやった時は、そんな事当たり前の事だったじゃないか。
罪を憎んで人を憎まずって言うだろ?
何で、今の世の中は、右と左だけなんだ!
読んで頂き誠にありがとうございます。
今日のTwitterトレンド『取材拒否』です。
過去は消せません。
だけど、未来の事だけ考えては、今を生きられません。
今、一生懸命に頑張ったから未来がついてくると思ってます。
そりゃ、消したい過去ありますけど、それもひっくるめて、今の自分があると信じてます。
それでは、またお会いいたしましょう。(._.)ペコッ
偉いこと、呟いてしまった。( ̄▽ ̄;)