平凡パンチ
2人「「はいどうも〜!」」
ツッコミ「僕たち、平凡パンチと言いコンビでやらして貰ってます」
ボケ「今日は俺たちの名前だけでも憶えて貰えたらな、なんて思ってます」
ツッコミ「僕は高尾と言います。で、コッチの相方が」
ボケ「どうも。ジョニーデップです」
ツッコミ「はーい。一秒で分かる嘘は言わなーいの。お前は山田。『ジョニーデップ』じゃなくてただの『常時デブ』だろ」
ボケ「菅田将暉の方が良かった?」
ツッコミ「あははー……今すぐ鏡見て、整形してきてくんない?」
ボケ「酷っ!?そこまで言わなくてても良くないか!」
ツッコミ「現実を見ろって。お前はどんなに頑張っても菅田将暉にはなれない。頑張って菅田官房長官止まりだ」
ボケ「謝れ!菅田官房長官に謝れ!官房長官の菅田さんだって有名だろ!」
ツッコミ「あんなの令和持ってるカツラのオッさんだよ」
ボケ「Be quiet ,Please!色んな方面に喧嘩売ってるから!」
2人「…………」
ツッコミ「……なあ、僕たちコンビ組んで6年経つけど、ツッコミとボケの役割変えてみないか?」
ボケ「奇遇だな。いや、俺も今正にそう思ってよ」
ツッコミ「よーし、それじゃ試しに交換してみるか」
ボケ「……お客さんの目の前だってのに、ぶっつけ本番交換することなんて、あり得ないけどな(笑)」
ツッコミ「メタな事を言うもんじゃない。ほら、やるぞ」
2人「ショートコント【ファミレスバイト】」
ボケ「俺さー、ファミレスのバイトしてみたいな」
ツッコミ「よっしゃ。それなら僕がシュミレーションに付き合ってやるよ」
ボケ「ノリ良すぎかよ!どうもありがとうございましたー」
ツッコミ「ちょ、待て待て待て!」
ボケ「ん、どした?俺のツッコミセンスに嫉妬か?」
ツッコミ「アホか。ド下手かお前は!?何も始まってないのに、なにを終わらせようしとんのや」
ボケ「正直言うと、お前のノリノリのドヤ顔に引いた」
ツッコミ「じゃかしいわ!……もう一回や。今度はすぐに終わらせるなよ」
ボケ「飽きても?」
ツッコミ「飽・き・る・な!いいか?今度は初めからお前がバイトの店員として始めるからな。接客しろよ」
ボケ「畏まり同中膝栗毛!」
ツッコミ「普通に返事しろ。情緒不安定か!?」
2人「ショートコント【ファミレスバイト】」
ボケ「はあ……。バイト緊張するなあ。俺、ちゃんと接客出来るかなあ?」
ピンポーン♪
ボケ「あ、お客様だ!いらっしゃいませー!」
ツッコミ「強盗だ!金を出せ!」
ボケ「何名様でしょうか?」
ツッコミ「見てわかんねえのか、1人に決まってるだろ!殺されてえのか!?」
ボケ「今、大変混雑しております。そちらの用紙に記入の上、名前を呼ばれるまでお待ち下さい」
ツッコミ「早くしろ!金だって言ってんだろ!」
ボケ「金田様ですねー。かしこまりましたー!」
ツッコミ「ツッコめやー!さっさとツッコミ入れろや!」
ボケ「え!?」
ツッコミ「要所各所にツッコミポイント散りばめられてただろうが!処理されなくてボケが渋滞起こしてんだろうがよ!ほら、言うべき台詞があるだろう!」
ボケ「………はっ!畏まり同中膝栗毛!」
ツッコミ「違えよ!何処にそれの使い所があると思ったよ!?」
ボケ「ところで、接客の点数は?」
ツッコミ「100点!とても丁寧だった!」
ツッコミ「はぁ……はぁ……」
ボケ「大丈夫?」
ツッコミ「いや、疲れた。慣れない事はするもんじゃないね」
ボケ「そうだな。俺も大変疲れたよ」
ツッコミ「どこがだよ!……やっぱり、僕らはいつも通りの方がいいみたいだね」
ボケ「本当、慣れない事はするもんじゃないな」
ツッコミ「しっかし、このままだと締まりが悪いしな。……お、いい事思いつきました」
ボケ「何?」
ツッコミ「今の我々2人の心境と掛けまして、芸人が避けるべきことと説く」
ボケ「ほう、その心は?」
ツッコミ「どちらもオチ着かない(落ち着かない)ことでしょう」
ボケ「そりゃお後が宜しくて」
2人「どうもありがとうございました」