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爆縮と体温の機知(4)

夜のスキップ

暗闇から鳴き声がする時

何処から来るのか

見ようとすることがあるだろう

それが見えないのであれば

積もる物があり続けながら

一歩、一歩を

踏み締めて歩こうとするだろう

だが、その状況でありながら

スキップをする者が居るのだ


おろおろする者の隣を

華麗に通り過ぎて行く

まるで

何か良いことがあったかのようで

度肝を抜かれるのだ

難なくこなしていく

そうやって見えるものは

感覚の違いはあるが

思い切りの違いなのかもしれない


それは

死を覚悟して

打つかるのではなく

出来る限り

死なないようにしながら

打つかる、という覚悟である

死することに

どちらも臆してはいないが

より良く使うならば、と考えると

出来る限り

生き延びた方が良いだろう

長持ちする物を欲するのに近い

絶対に壊れない物は無いのに

そう思うのである

必要であれば

そちらの方が良いのだろう


生と死を繋いでいるからこそ

勇気になるのかもしれない

生と死のどちらかが

消えているのなら

そこに勇気は現れないのだ

活力が無い理由かもしれない

極端な話をする理由かもしれない

全てを何かに持って行かれる

おろおろしているだけで

スキップができない

それは優しいからでは無い

心が甘いからである


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