深雪's side story AM6:12
~~~深雪side story~~~
AM6:12
…もう着いてしまいましたね。
…健二さん。
…あなたは今日は浮気相手と高級ディナーだったかしら?
…私と浮気相手、あなたはどちらを選ぶのかしら
…さて私は待つしかない。
…あなたを信じて、、、、。
…私はあなたが浮気をしても。
…あなたに罵声を吐かれても、家事がダメだと言われても、あなたを想って来ました。
…ただ聞いて下さい。
…お嫁さんという存在は、旦那さんの中で、1番じゃないといけないと思うのです。
…もし、私が浮気相手に、負ける事があれば、私はただの家政婦になってしまう。
…家政婦はいくらでも変えが効くのよ。
…私はあなたと一生を添い遂げる決意をしました。
…あなたは私に言いましたよね。
…幸せにしますと。
…私は今日死ぬ事が幸せとは思いません。
…あなたと畑をやりながら縁側でお茶を飲みながら昔話をしたいのです。
…私の幸せはそこにあります。
…健二さん。
…私はいったいあなたのなんですか?
…早く見つけて下さい。
…いつも一緒にデートしたあの地下鉄に乗って、私を見つけて。
…でないと、今日私は自殺します。
私はベンチで東京湾を眺めながら、音楽プレーヤーを出し、2人でよく聞いた音楽を再生した。
…健二さん。