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本当に怖い中世の医学② 治療か止めか?

邪悪や悪性のものが体内にあるから病気になる。



だから、それを取り除けば治癒する。



中世医療の考えの中心がこれである。



結果として、治療=悪霊を払うって儀式というのが中世のかなり終期まで残ってた。



日本で言うと、病人の枕元で相撲取りがシコを踏む。



弓には破魔の力がある。


そこで、鳴弦という悪霊退散の方法もあった。



中世だと、変な仮面やら杖やらを持って、患者の周りで踊る。




さらにものすごいことになると、患者ごと煙で燻すというのまであった。



この時代は患者を眠らせるつもりがないのか?



以前に紹介したしゃ血もこの悪を取り出す方法。


ただし、患者の体力をひどく消耗させるので死に至ることも多かった。



直る病も死に繋がりそうな荒療治。


というか、この治療を生き残れたら長生きできそうな気が・・・。



医薬品として中世に目をつけられていたのは実は下剤。


笑っちゃダメ。現代の医療でも重要で、使用頻度の高い薬品である。



老人ホームに働くことがあれば、一日で使う下剤の量に唖然とするだろう。


中世の場合、患者の体力を奪うことがひどく、止めを刺すことに繋がったことは多かった。



点滴とか、経管栄養がある現代と違って、時が経つごとに患者の体力が奪われてゆく。


強引でも、早期治療が有効と考えていたのだろう。



ダメでもともと、直れば奇跡。


医療にすがることは、それ自体が命がけの時代である。


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