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【久しぶりに】仮面効果【西洋史】

マスカレイドという言葉を知っていますか?

ロマサガ3の剣の名前にもありますが、今回は別の話。


バル・マスケともいいますが、シャナとは関係ありません。


この二つは仮面舞踏会を意味します。

ヴェネツィアが発祥で、仮面をつけ身分素性を隠して行われる舞踏会のこと。


正体を登場人物や、読者に隠す。

すなわち、マスクの演出が、西洋文学では重要な役割を果たします。

マスクとは直訳すれば仮面ですが、隠すという意味があります。

コンピュータの画面演出で、隠すことを【マスク処理】といいます。


ローマの休日では、王女が身分を偽る。

クーフーリンが正体を知らないまま息子を殺してしまう。

アイバンホーでは、リチャードが黒騎士として登場します。

岩窟王でも、三銃士でも、アーサー王伝説のランスロットも正体を隠して活躍するシーンがあります。


また、イエス・キリストが死に、復活する。

死んだと思っていた王子が、仲間とともに帰還して、悪の大臣をやっつける。


この過程も【マスク】といえるでしょう。


力あるものが取るに足らないものに化けて、人を試す。

生きているものが死を演出し、王が乞食ママに化ける。

冒頭で殺人を犯した犯人がしたり顔で刑事や探偵と話をする。

シンデレラが魔法によって、変身する、などなど。


日本で有名なガンダムも、パイロットがお互いに正体が分からない状態で戦いが始まります。

これは、中世の騎士が鎧兜を身につけているため、正体を知らないまま争うことにも繋がります。


対極から対極への強烈な変化とともに、マスクが取り払われるという演出が理想的でしょう。

物語に重要なファクターである【変化】をマスクは絶妙に演出してくれます。


物語中では、真実を隠したまま、予知によって世界を操ろうとしている長老がそれに当たるでしょうか。

人外魔境のファンタジー世界に、人の欲が渦巻く宮廷劇を取り混ぜる。

このような構成では、マスク的な演出が重要となるのは自然なことです。

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