【交流・考察】ラノベのキャラ年齢【実践編】
ロウティーン、ミドルティーンを読者層とする場合、登場人物の年齢を下げる必要があります。
10代の若者にとって、20代はおじさんおばさん、30代は老人なのですね。
それでは、いくつかの作品を例に出して年齢を下げる手段を挙げてみましょう。
*天才児・超能力者
10代の若者向けの作品の特徴として、超能力あるいは秀でた能力が出てくることがあります。
常にある能力を超常的に高めた天才児。
たとえば【小学生の年齢で、ハーバード主席】などがあります。
どういうわけか、目に見える肉体的特徴の成熟には抵抗があっても、精神・知的能力の以上発達はあんまり違和感が無いようですね。
人間の感性って不思議ですよね。
超常的能力の習得。魔法やサイキックなどが挙げられます。
これらはおそらく、皆さんのほうが例を多くあげられるでしょう。
*人体改造、投薬
改造手術、投薬実験、突然変異などなど。
一昔前のサイバーパンクで主に使われた手法です。
味方はもちろん、敵も強くなります。
主人公との敗北のたびに人間部分を捨てて、巨大化、機械化、怪物化をしていくわけですね。
投薬による能力開発。
時には、【アルジャーノンに花束】をのように人外の場合もあります。
アンドロイド、見た目は成人。精神年齢2歳。
とあるの科学サイド全般。
これも多そうですね。
*戦いのハードル、枠そのものを下げる
ミニ四駆やベーゴマ、プラモ対決などに特化する。
ラスボスが実の父親や母親の場合が多い。
これはロウティーン以下に良く見られた手法です。
コロコロ、ボンボン、朝日小学生新聞などなど。ポケモンもこれに入るかな?
大きなお友達、もとい年長向けなら【エンジェリックレイヤー】などもこれに入るでしょう。
*転生者、アクセス権を持つ
自分の経験や努力の外で力を得るケースですね。
超常的力へのアクセス権を持つ。
魔法とか、進みすぎた科学、特殊能力。
アーサー王のエクスカリバーなどが代表的です。
広義に考えれば、親の開発ロボットを継承するガンダムシリーズもこれに入れてもいいかもしれません。
前世の記憶を継承する。
ゆえに、見た目は子どもでも知識的的には大人同然。
精神や情緒が年齢相応なのも、物語としては重要でしょう。
*精神年齢は低い、俗世から離れさせる
深窓の令嬢、修道僧、科学者、無人島の住人。
10代後半でも、ロウティーン以下の精神年齢にすることができます。
属性などの隔離で、主にお姫様属性を付けることができます。
また、実年齢はすさまじいが、そうは見えないタイプ。
吸血鬼や不老不死。いわゆるロリババアの類。
いっそ、石像やペンダントなどの物品、動物に姿を変えることで外見的に老人に見えなくする。
外見の年齢を下げる、感じさせないなどのあわせ技が有効である場合もあります。
ファンタジーの場合は、上記すべてを使うことが出来ます。
本当に便利と言うか、混沌とした世界観ですね。
アクセス権・転生者(?)が10才サフィリア。
転生者がディスペリアの4才の長老。
老人であり、年齢による努力で地位を得た老人にとっては、善悪以前に許しがたい存在でしょうねえ。




