【1章-1】赤の歴史-2
前回に続いて【赤色】の考察です。
主にキリスト教圏で、不吉の象徴と思っていた【赤】。
活動報告で色々な意見を頂いたものをまとめてみました。
*赤といって連想するのは国旗の色。一番使われている色が赤で、140ヵ国近い
三色旗は大半が赤を使っています。
有名なのは、フランスのトリコロールですね。
*聖書のヨハネの黙示録での赤い竜は、人間を堕落へ導いたサタンを象徴する。
*ウェールズの赤い竜はブリテン人を象徴し、これは後のアーサー王の勝利を表しているとされている。
キリストの再来ともいわれるアーサーですが、実際には異教徒説もあります。
カドク司祭に懲らしめられるアーサーの絵なんてのがあるくらいで。典型的なアンチキリスト説も。
父親がペンドラゴンを名乗っており、しかも竜を紋章としている。
この辺は調べてみると、色々と面白いのでいずれまとめてみましょう。
*東洋的な考え方では、赤は南や鳥類、喜びの感情をさします。所謂五行の考えですね
*勝利の色でしょうか。人を本能的に怯ませる色だからだそうです
武田の【赤備】のカラーリング。
東洋の光と闇と一体、同列に思考する場合、赤=悪の系図は当てはまらないようですね。
赤といいましても、鮮やかな赤ではなく、くすんだり黒ずんだりした赤色。
乾いた血や、さびた鉄を思わせる腐食や腐敗に近い色は結構忌み嫌われているように思います。
西洋に関してはキリスト教圏の思考が根強いのですが、BC(キリスト以前)の歴史を探せば古代宗教の中に赤をよい色とする考えも多数出てきます。
以前にも述べましたが、日本人は金髪の人を【紅毛人】と罵りをこめて呼んでいたらしくて・・・。
過去の人の色覚や、カラーリングのセンスも違いがあるようですね。
ハイファンタジーを書く際には、赤を忌むべき色とする場合は嫌悪と結びつきやすい身近な物や表現も並べると確実かも知れませんね。
いずれ、黄色や青に関する考察もしてみたいと思います。
神速果断のシャープネスにおいて、光と闇、色彩、善悪は重要なファクターですから。




