【1章-9】土地の上下
現実の都市にも上下の関係はあります。
例えば京都。
今も「上ル」「下ル」という住所に記されています。
これは、「京都御所」が基準点になっています。
北が上ル、南が下ルです。
ちなみに、東西は「入ル」となります。
メインストリートから、わき道に「入る」わけですね。
かつて、京都は御所よりも高い建物を建ててはいけませんでした。
なので、当時は遠くからも見えるランドマークだったのでしょう。
ですが、現在。
京都を散歩していたとき、敷地の壁に行き当たるまで気づきませんでした。
正直「大きな学校でもあるのかな?」が印象でした。
今でも、御所周辺や嵐山周辺は建物に関する条例があったはずです。
古い町並みを守り、歴史を見に訪れる人々をがっかりさせないためでしょう。
外国の人が道を聞いた時に、「のぼる」「くだる」「はいる」と聞いて、
京都はそんなに山が多いのか?
トンネルがそんなにあるのか?
と首をかしげる笑い話がありました。
というわけで(どういうわけだ?)
メティスは、上都とその他の場所に分けられます。
辺境の城塞都市に過ぎず、山岳地帯で土地の便も悪いのにずいぶんと大げさですね。
メティスでは聖域が基準となって、御所の代わりに【上都】があります。
魔術師と煙となんとかは、高いところが好き・・・・、
じゃなくて、【天に近く星の光が清浄である場所が魔術的に理想】なので丘の上に塔が建っています。
聖域に向かって、本当に坂道を上ル、下ルのがメティス。
一部、宝石高山となっているので、本当に「入ル」もあります。
基準となる塔も、都市のどころからでも見えるので、ランドマークとしては最適。
観光客には非常に親切な造りになっています。
英訳化の暁には、誤解のない翻訳がされるはずです(ありえん)
問題は、作者がここには住みたくないなー。
と、思う要素をてんこ盛りしているところかな?




