【交流】スポンサーから考察【剣VS魔法】
現代に近いヒロイックファンタジーになると、【魔法>>剣】の図式がなりたちますね。
ですが、伝説や神話の場合は【魔法<<剣】の図式の方が多いように思います。
勘繰りが入りますが、物語に対するスポンサーの変化ともいえるかもしれませんね。
中世は、王=剣です。王に喜ばれる話は、当然剣や騎士が活躍します。
また、吟遊詩人は王侯貴族から多額の報酬をもらう。
宮廷詩人は王侯貴族のために歌を作る。
剣や王冠を軽視するわけにはいきませんね。
現代、書籍のスポンサーはインテリ層です。
そういうわけで、剣よりも魔法の方に偏っているのではないでしょうか。
イギリス・ロンドンでは、いかに著名人が名作と叫ぼうともあんまり意味がない。
カフェの談義で熱を帯びるか否かが。成功の分かれ目。
ロンドンのカフェには、シャーロキアンというメンバーがいて、シャーロックホームズについて研究し、討議する場面がみられるようです。
また、ポッタリアンという集団もいて、こちらはハリーポッターシリーズ。
指輪物語は、言語学者トールキン。
ナルニアは、伝道師であり、神学に通じたC・S・ルイス。
ケド戦記は、心理学者アーシュラ・K・ル・グイン
おそらく支持者は、学術・研究に通じた人々です。
現代は、剣よりも言葉、力よりも知恵が勝利する場面こそが、スポンサー受けをする。
その影響ではないかな、と。
脳筋傾向には、行きにくいように思いますね。




