【番外編】力の独占から見る魔法
今回は魔法と【力の独占】について。
ハヤカワ文庫から出版されたファンタジー小説、【魔法の窓】に【力の言葉】というキーワードがあります。
この世界では、【言葉には魔法の力】が宿っています。
【力の言葉】を唱えれば、モーセみたいに水を割って通路を作ったり、人を殺したり。他にも色々な力を持つ言葉が存在します。
まさに魔法の呪文が存在する世界なんですね。
しかし、【力の言葉】にはルールが存在します。
力の言葉を知る人が2人になれば力は半分になります。
10人知れば、10分の1に。万人が知れば、もはや力などなくなってしまいます。
一部の人は【力の言葉】を秘密にして、子孫にしか伝えないことで、力を守っていきました。
このような世界で、力の言葉を手に入れるにはどうすればいいでしょうか?
・伝えられた力の言葉を秘密にし続ける。
・力の言葉を聞き出し、その相手を殺してしまう。
これは、【魔法の窓】のストーリーのテーマであり、魔法や力を求めるストーリーに共通のテーマでもあります。
万人が分け合えば、効力が落ちる、あるいはなくなる。
魔法はもちろん、権力や権能なども【独占】こそが力。
それは、現代も同じかもしれませんね。
ケド戦記のテーマは魔法と世界原理。
魔法の窓のテーマは魔法と人間社会。
このようなテーマで魔法を描くのが西洋ファンタジーなのです。




