【OP】金髪碧眼の効果
この物語のヒロインは、金髪碧眼です。
【碧=ミドリ】と書いて、実際の色は青。
これは、日本の文化のせいですね。
青森っていう県名がありますが、森はいうまでもなく緑です。
となりの芝は青い。
青々と茂る。
他にも緑のはずが、青になっている言葉がありますね。
和歌の表現としてこうなったとか。
他の説も色々とあるようですが、このあたりは言語学者に任せたほうがよさそうです。
西洋ファンタジーのヒロインの容姿として、定位置となっている金髪碧眼。
この歴史をさかのぼると、いったいどこまでゆくのかわからないほどです。
フランスには【女性が金髪であるからといって惑わされず、女性の知性、性格に目を向けよ】
こんなことわざもあります。
【金髪碧眼、貴族的象徴を持つ女性が、裸足で野を駆けている。これは凶兆だ!】
S・A・ゴロンの作品【アンジェリク】に、こんなことを言う老人が登場します。
フランスの悲劇の王妃ともいわれる【マリー・アントワネット】
フランス史上最大級の悪女、【肉食系宮廷女子・黒ミサ系女子】の【モンテスパン婦人】もまた、金髪碧眼でした。
西洋史、西洋文学で常に動乱の中心に身を置くのが、金髪碧眼の女性です。
このストーリの中でも、登場人物の髪と瞳の色がとても重要になってゆきます。