プロローグ
はじめまして?お久しぶりです?
田中です。
まあ、いろいろありましたがとりあえず4話分ほど書きためれたので
週1くらいで更新したいです。
短いですけどね
とある日本の片田舎、田舎といっても、都会へのアクセスもしやすく、
山に囲まれているなどの田舎ではなく、別段過疎化が進んでいるわけでもない。
そんな何もないのが特徴の町。
そのような町に一人の高校生が引っ越してきた。
夕暮 刻
彼は、都会に住んでいたが、引っ越してきた町には
高齢の祖父がすんでおり、その面倒を見るためわざわざ都会から田舎まで越してきたのだ。
しかし、まだ高校生の刻が面倒を見るのか。
それは刻の親が、父親一人で母親は離婚したためいない。
その父親も現在海外赴任中でいない。
であるため、いざ高齢の祖父が倒れたりでもしたとき、
近くに誰もいないのが、問題であるから、刻がここに越してきたのだった。
「おーい、じいちゃん!」
電車に揺らること3時間、そこからバスで移動し1時間
徒歩で20分ほどかけ、市街地から少し離れた
大きめの家と大きめの庭のある祖父の家へ到着した刻は、
玄関から声を上げて、祖父を呼ぶ。
「おお、よく来たな。疲れてただろう?」
「まあね。じゃ、お邪魔します」
「刻、これからここがお前の家だ。そんなお邪魔しますだなんて、
他人行儀なことはせんでもいい。」
「わかった、じいちゃん」
祖父は、どこかよそよそしい刻に若干の疎外感を感じたため、そう言う。
「うむ、わかればいい。部屋は二階にあるいつも来た時に使う部屋をつかえ。
こたつ買っといたからのう」
「お!ありがと」
「うむ、明日から学校じゃったか?」
「そうだね。結構緊張してる」
「そうか。じゃあ、明日に備えてもう寝るか?」
現在の時間は、夜10時を回ろうとしているところ。
高校生1年生の刻にとってまだ寝るには早い時間だったが
祖父の言うとおり、翌日からは新天地の学校。
早めに多くの睡眠を取っておいても損はないだろう。
「うん、そうする」
「そういうと思ってちゃんと布団を引いといた。
風呂も沸かしてあるからな、体を冷やすんじゃないぞ」
「わかってるよ」
「うむ、ではわしはねる。おやすみ」
「おやすみー」
それから、刻は風呂に入り、床にいるとすぐに睡魔が襲ってきた。
5時間の旅が体に応えたのだろう。
刻は、次の日から生活への期待を胸に静かに寝息を立て始めた。
やべえ年寄りの口調とかしらねぇ