4/27
4章「EX.1」
「・・・ふ、ふ・・・ふざけるなぁぁぁ!!!!!」
ここは警視庁本部。私と角畑警部補は台パンして怒りを全面に押し出している新山警視に怒鳴られていた。
「何故!何故!!お前らはEを捕えられんのだ!!特に流離警部!!!いくら貴様が天才だとしても、私はお前を許しはしない!!!!!!!」
角畑警部補が冷静に答えた。
「お言葉ながら警視。私達は一生懸命行ったつもりです。特に流離警部は、何度もEと接触しています。他の警官隊は一度も目にした事が無い程の相手なのです。これは十分なのでは?」
「警部補・・・」
彼の目は精悍に輝いていた。
「・・・世の中結果が全てだ。それはここまで登り詰めたお前達も分かっているだろう。・・・とにかく、Eを捕らえるのを最優先だ。もう帰っていい」
そう言われたので、部屋から出た。
・・・・・・
「・・・あの。警部補。・・・ありがとう」
「めげないでくださいよ。貴方は俺の憧れなんだから」
そう言うと、角畑警部補は去っていった。
「私も、頑張らなくちゃ」