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3.

実家の方へ走り続けて、1時間。後2.3時間走ったら実家に着く。

帰るのが憂鬱で軽く遠回りをすることにした。


その時は何となくだったけれどそれが私の運命の分かれ道だっちかもしれない。


遠回りの道は実家への道を街の道ではなく、山の道に変えるというルートだった。


森の中の道をしばらく進むと、見えた神社に通じるのだろうか、脇道があった。何となく気になったのだ。まだ2時くらいだし、まぁいっか。軽い気持ちで車を降りて道路の脇にあった脇道に入っていった。


ケータイは持ってるし、これでも中学生の頃弓道と柔道をやっていたので、護身術はバッチリである。不審者は怖くない。

車に置いてくるのは車上荒らしに合いそうなので持ってきた、ピアスを歩きながら再び眺めていた。それはしずく型にカットしてありチェーンにぶら下げられているというデザインだ。

つける機会もなかったし、今つけようという考えに至った私は何も考えずそのピアスを付けた。


1時間歩いても神社らしき建物は見当たらない。そろそろ引き返そうと思って振り返ると、後ろは真っ黒でついさっきまで歩いていた道は消えていた。振り返り踏み出した行き場のない足と共に私は上も下もわからない、暗闇に落ちていった。

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