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俺様アレルギーの私が俺様属性に愛される悪夢みたいな話  作者: Sio*
俺様アレルギーの私が俺様属性に愛されるまで
1/11

00.プロローグ


あぁ、神様。

確かに私はこの暗く辛い現実世界から逃げ出したいと願いました。

そして出来れば大好きな乙女ゲームの世界に行きたいとも願いました。


でも、それでも、


「あぁ、すまん。入ってたのか」



彼のルートだけは嫌だった。



「いやああああああああああああ!!!!!!!!!」



俺様アレルギーの私が俺様属性に愛される悪夢みたいな話



文字通り一切の休みもなく働いていた私。

最後の記憶は2週間振りの自宅のベットに潜り込んだとこだった。


まあ、簡単に言うと過労死しました、はい。


頭の出来がそんな良くない私は高校も大学も平均、特別得意なこと、突出した部分もないため、数多くの会社からの不採用通知。

唯一内定を貰えたのが、所謂ブラック企業ってやつですよ。よくあるやつですねー、もう。

出来が悪いので、人一倍時間をかけないと期限までに仕事が終わらない。

手伝ってくれる存在なんていないから自然と仕事の時間が伸びる。


うん、そんな生活してたらぽっくり逝きますよね。


別にー、後悔はー…めっちゃしてます。そりゃするっての。一応まだ24だしね?恋人もいた事ないしね?やりたかったこといっぱいあるわよ!


唯一の楽しみだった通勤中にやる乙女ゲームのアプリ。

キラッキラの芸能界の中で必死にもがく主人公、辛いことたくさんなのに、夢に向かって頑張る姿が大好きで、妄想好きなところが親近感持てて、もし叶うならこの世界で彼女を応援したい。

そう思っていた。



そしたらその彼女である主人公になってるって何????

しかもなんでお風呂でばったりした瞬間前世のこと思い出すの???おかしくない???


たしかこのアプリは各攻略キャラのシナリオを購入して楽しむ個別買い切りタイプだ。

プロローグは共通だけど、このお風呂でばったりイベントから分岐される。

一部例外はいるけど、基本ばったり会った人のルートになる。


だからこのゲームのルートは、…。



「おい、いつまで入ってんだ」


メインキャラの1人、そして、私が大の苦手である俺様属性を持った男、篠村恭平だ。





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