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転職と狼槍卒業 その2

 どういう手順を踏んだかはあまり覚えていませんが、ウォーロードになっても見た目上の変化はなかったと思います。


 しかしスキル欄を見て非常に驚きました。



 ラテールはSPポーションをガブガブ飲みながら、スキルをガンガン回して戦うゲームです。攻撃スキルが非常に重要なのです。


 今までの槍ファイターは二つの系統が4次スキルまであり、計8つのスキルを回して戦っていました。ナックルと魔法以外の武器についても、それは同じです。


 そしてラテールではスキル使用後の硬直を、同系統のスキルを使うことでキャンセルすることができます。つまり、同系統内ではスキルコンボが繋がるわけです。

 系統内のスキルの数は、このコンボの持続力に直結するのです。



 そんなスキルが、ウォーロードになると増えていました。

 アイコンにカーソルを合わせてみると、『疾風Ⅱ』と表示されました。


 『疾風』というのは、槍の一次スキルです。使用後に ☆(ゝω・)vキャピ っとポーズを決める、ラテールでもトップクラスのかわいさを持つスキルです。使いやすくてクールタイムも短いので、4次スキルを覚えてからも頻繁に使っていました。


 そんな便利スキルの進化系が追加されていたのです。まさかと思ってスキルツリーをスクロールしていくと、他のスキルにも全てⅡが追加されていました。


 なんと、攻撃スキルがファイター時代の倍に膨れ上がったのです。


 私は興奮しました。

 同じくシールダーから正統進化のテンプルナイトになった伊勢さんとともに、喜び勇んでスキルを取得していきます。


 当時のレベルで取得できたのは、二次スキルⅡまででした。

 三次以降のⅡスキルを使うには、もう少しレベルを上げる必要がありました。その時既に『スナイパーランス』という四次スキルの虜になっていた私は、そのⅡを夢想しながらレベリングを頑張ろうと心に決めました。


 そして二系統のⅡスキルを取れるところまで取った後、残りのSPを他のスキルに振り分けていきます。他のスキルには攻撃スキルのような派手さはありませんが、縁の下の力持ちといったイメージの重要なスキル群です。


 しかし、私はそこで違和感に気が付きました。


「あれ? SP足りない」


 SPとはレベルアップ毎に貰える、スキルを取得するために消費するポイントです。ファイター時代には結構余裕があったはずのそれが、カツカツどころか足りません。


 Ⅱスキルの取得に必要なSPが非常に多いのです。そして他のパッシブスキルについても、ファイター時代にあった重要なスキルがなくなっていたりと、細かい変更がありました。


 結論から言うと、当時のウォーロードはレベル80で転職してしまうと、ファイターよりも二割ほど火力が下がってしまう職業でした。強さを発揮するために必要なSPの量が多すぎたのです。



 伊勢さんのテンプルナイトについてもそれは同じでしたが、テンプルナイトはウォーロードほど火力は求められません。しかしそんな伊勢さんも、この転職で大きなショックを受けることになりました。



 と言うのも、転職をするとスキル以外にも細かい部分のモーションが変わるのですが、テンプルナイトはそれがちょっと独特だったのです。


 ウォーロードの場合、はっきり覚えているものでは通常攻撃と走りモーションが変わりました。

 通常攻撃は以前よりも攻撃範囲が大きくなり、しかも攻撃速度も上がりました。通常攻撃を使うシーンはスキルほど多くはありませんが、それでも使いやすくなったのはとても嬉しかったです。

 走りモーションについては、以前は槍を担いで『エッサ、ホイサ』といった印象だったのが、槍を下に構えて走るようになりました。『モップがけ』と嫌がる人もいましたが、私はこのかっこいい走り方を非常に気に入っていました。


 あと記憶があやふやなのですが、確か待機モーションも追加されたと思います。


 そしてテンプルナイトのモーションも、シールダー時代からいくつか変更がありました。その中で最も特徴的だったのが、やはり走りモーションでしょう。



 なんとテンプルナイトの走りモーションは、歩きモーションだったのです。



 『何言ってんだ?』とお思いかもしれませんが、それ以外に言いようがないのです。

 残像のような青いものを発生させながら、走る時の速度で歩く。それがテンプルナイトの走りモーションなのです。

 これ当時大不評の嵐だったのですが、今どうなってるんですかね?



 ちなみに最初は相当嫌がっていた伊勢さんも徐々に慣れていき、やがて走らないことは伊勢さんの自虐ネタみたいなポジションに落ち着きました。

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