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2、冒険者登録そして初依頼

一コルは一円と考えてください。

 可愛すぎる。

 笑顔を見た後数秒間俺の頭の中は酷いことになっていた。

 十人が全員美人と言うような顔立ち、歳は多分十八歳、黒髪ストレートで巨乳、そして清楚な笑顔を俺に見せている。

 営業でしているとわかっていても照れてしまう。

「騎士学校に入学しているので特権としてテストが無しになり、ランクDから始められますがどうしますか?」

 学校辛かったけど入って良かった。でも何で聞くんだ?

「それでお願いします。ところで特権を使わない人って居るんですか?」

 俺は疑問を口にした。

「いますよ。なんでも、ズルはしたくないや、初めからしっかりやりたいそうですよ」

 すごい信念の人も居るんだな...まぁ俺はいいか。

「俺はそのままでいいです」

「わかりました。あちらの席でお待ちください」

 そう言ってミラさんはギルドの端にポツンとある椅子を指した。

「はい」

 俺は返事をした後椅子に座ってギルド内をボーッと眺めていた。

 三角の帽子をかぶった十六歳位青髪の女の子や、赤髪の大剣を背負った三十歳ぐらいの男性など色々な人たちがいた。

「ダインさんカード出来ましたよ」

 数分間ボーッとしていると名前を呼ばれた。

「はい、わかりました」

「冒険者ギルドの説明は必要ですか?」

 ミラさんが説明してくれるようだ。

「お願いします」

 詳しく知らないので聞くことにした。

「では、説明を始めます。まず、冒険者ランクはF~SSSまであります。ランクCから一人前と認められます。」

「じゃあ俺は一人前ですらないって事ですね」

「はい、そうなります。ランクAからは騎士と同じくらいの実力として見られる

 ます。」

 俺はランクAを目指す!そう心の中で誓った。

「討伐依頼はランクDから出来ます。護衛依頼は社会的信用が置かれるランクCからになります。」

 俺はもう討伐は出来るようだな。

「次に冒険者カードを見てください」

 俺はカードを見た


 〈ダイン・ギルバート〉


 17歳

 レベル22

 ランクD

 依頼貢献度0/40


 俺の冒険者カードにはこう書かれている。

「冒険者カードはこの国での身分証明になります。なので名前、歳、レベルが記載されています」

 身分証明書ってこんな簡単に作れるんですか?」

「騎士学校に入学しているだけで身分証明になりますし、これが有りますから」

 ミラさんはそう言って受付の机の隅に置いてある木にぶら下がっている鈴を指差した。

「この鈴がどうかしたんですか?」

 俺は疑問に思い問いかけると

「これは[疑惑の鈴]という魔道具で、嘘をつくと鈴がなります。これで真偽を見分けます」

 ミラさんはそう説明してくれた。

 魔道具とは確かレベルの高い魔法付与スキルを持った人が作った道具でとても値段が高く自宅にも一、二個しかなかった。

「では、説明に戻ります。 依頼貢献度とは依頼を達成した時に発生するポイントのことです。ポイントは依頼ごとに違いますが、最高一つの依頼で五ポイント増えます。このポイントが四十まで溜まるとランク昇格試験を受けることができます」

「試験の内容というのは事前にわからないんですか?」

「試験の内容はギルド側がその人にあった依頼を設定するので試験を受けると決めた時初めて分かります」

 なるほど、偏った依頼ばかりしていると苦手な依頼が出てくる可能性もあるのか…

「依頼の受け方ですがギルド一階の右側にある壁に貼ってある紙を剥がして受付へ持ってきてください。

 一度剥がした依頼は受けれる範囲なら絶対に受けてもらいます。一度に受けれる依頼は最高三つまでです」

 ん?俺はランクAの依頼受けられるのか?

「俺はランクDだけどランクAの依頼を受けることはできるんですか?」

 いいえ、できませんここに依頼表の見本があるのでそれを見ながら説明します」


 |一角兎≪シングルラビット》五匹の討伐 ランクD−

 依頼人 冒険者ギルド

 場所 特に指定なし

 証明部位 ツノ

 売却可能部位 全身(毛皮、肉、角)

 達成報酬 七千コル

 以来貢献度 三ポイント

 依頼期間 無制限

 依頼理由 (普通の依頼ならここに依頼理由が書かれます)


「ランクDの横に書いてある(マイナス)の記号は一ランク下の冒険者でも受けられるということです」

「じゃあこの依頼はランクEの人でも受けられるんですね」

  俺は確認をっとた。

「そうですよ。証明部位を受け付けに持ってくれば達成となります」

「偽物かどうかわかるんですか?」

「はい、受付にいる人は全員鑑定が使えます。使えない人も魔道具を使うのでわかります」

「依頼期間を過ぎるとどうなりますか?」

「クエスト失敗となり、ランク降格され、他の人に依頼が回されます」

「期限が過ぎてるのにいいんですか?」

「この期限は少し早く設定されているので大丈夫です」

 そうなのかぁ……よし!

「全てわかりました」

「そうですか、では頑張ってください」

 ミラさんは微笑みながらそう言ってくれる。

「では依頼を見てきます」

 そう言って俺は依頼を見に行った。

 色々な種類の依頼があった。

 〔解毒薬草の採取〕や、〔ランクC冒険者の雑用〕なんてのもあったが、俺が選んだ依頼は……



 森林狼(フォレストウルフ)三匹の討伐 ランクD


 依頼人 大工 ケルー

 場所 微弱、魔素の森

 証明部位 木角(ウッドホルン)

 売却可能部位 毛皮、牙、木牙(ウッドファング)

 達成報酬 一万コル

 以来貢献度 三ポイント

 期限 一週間以内

 依頼理由 大工の仕事で森林狼(フォレストウルフ)木角(ウッドホルン)が三つ必要だ。







誤字を報告してくれるとありがたいです。

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