3人の少女が可愛すぎたんだが
小説を投稿したのははじめてです。
ぜひ楽しんでいってください
第1章 3人との出会い
気づいたら春也はざわめく木々の間にうつぶせで倒れていた
うつぶせで周りを見た限りどうやら森のような場所にいるらしい
1分間地面に顔を付けて考えた
うーん、さっぱりわからん
ていうか土臭!
こんなとこにずっと寝ているのもなんだしな
「よっこらしょっと、まずは人を探そっかなっと」
仰向けになろうとした瞬間、足らへんに激痛が走った
「痛った!木の根っこが太ももにチクチク刺さってるんですけど!」足をバタバタしていると少女達の声が聞こえてきた
「や、やっと起きたか」「寒くないのかな?」
「びっくりしたぁ」
少し驚いている感じの声だった
俺が仰向けになるまではこちらをジロジロ伺っていたのだろう、気配という気配は感じなかったが
顔を上げたらそこには3人の少女がいた
左から順に黒髪ロングのポニテ、金髪ツインテ、赤髪のショート
「くぅ〜〜O!OMG!!」(オー!オーマイガー!!)
心の中の声が漏れてしまった
半袖短パンで何言ってんだこいつ見たいな顔で少女達はこちらを睨んでいる
まさにここは異世界、2次元の世界だと確信し、膝を地面について空に向かって叫んだ
「こんな可愛い子達が世界にはいたのか!
レイヤーをおかずにしてた俺が馬鹿みたいじゃないか!」
全世界の女性レイヤーを敵に回した気がした
やべっ、あとで、このレイヤー可愛い♡ってツイート消しとこっと
そんなことを思ってるうちに赤髪の娘が
怒りながら?春也に怒鳴った
「そこの君!何大きな声で叫んでるのよ!か、かわいいだなんて...」
最後らへんには口をごにょごにょしていて、何を言ってるか分からなかった
それにしてもかわいいなぁ
赤髪結構好きなタイプなんだよなぁ
ヨダレがたれそうになった
「いきなり怒鳴っても失礼だろう、エクレがすまんな
私の名前はロノア•ディルムス。ロノアと呼んでくれ
次にあなたの名前を教えてくれ」
真面目そうな娘だな、別に名乗っても死ぬわけじゃないからいいか。
つかこの娘たちに殺されるなら本望だわ
「OKロノア、俺の名前は三鷹 春也、さっきまで自分の部屋で新しく出たソシャゲをしていたんだけどなぁ」
どんなゲームだったっけかなぁ、余り覚えていない。
あのゲームも確かチュートリアルで可愛い少女が3人くらい出てきていたような
「屋根のあるところにいきたいんだ、あとおふたりさんの自己紹介も頼む」
分からないのは後々めんどうだしな、つか寒いよ
まだ次の自己紹介に移っていなかった
先にどっちが自己紹介をするかで二人は揉めていた
まったく決まらないので、ロノアがイライラしはじめていた。それに勘づいた赤髪の娘が真っ先に喋った
「私はエクレ、さっきはいきなり怒鳴ってごめんなさい、可愛いなんて男の子から言われることが一回もなくて...」
恥ずかしそうにエクレが言った
え?うそだろ?この娘の周りの男子、ハードル高すぎだろ、ハードル高すぎて東京スカイツリー飛び越えなきゃいけないじゃんか
「全然大丈夫だよ、気にしてないよ」
「ありがとうございます!」
「ん。」
ポイントを上げるために優しくしとこ
エクレの自己紹介が終わったところで、金髪の少女の自己紹介が最後となった。
ニコニコしながら歩いてきた
可愛すぎて独り占めしたいわ
「私の名前はノア、好きな食べ物はハンバ〜グ!
体術は結構自信があるんだよ!得意な魔法は炎魔法!
料理が大好きなの」
「ふ〜ん体術ねぇ、なるほど、よく分からん」
幸せそうに喋っていた、ハンバーグを頭の中で想像していたんだろう。ってあれ?ま、ま、ま...
「魔法ってなんだよ!さっきまでの二人にはそんな話してもらってないんですけど!?」
時すでにお寿司、否、時すでに遅し。ツッコミが昔から得意な春也はノアに手のひらで突っ込んでしまっていた。突っ込んでるのはいいが、突っ込む場所がいけなかった
ノアのちっぱいだった(笑)
「ギャ、ギャァアァァァァァァァァ!」
叫んでいる声とは裏腹に春也の懐に入りつつ、いつの間にか背負う体制になっていた
金髪ツインテがまさかの背負い投げかよ!
そんなことを口に出す余裕はなく、咄嗟にノアの背負い投げを躱した
「うっ、あっぶねぇ」
あの時春也は自分で何をしたかわからなかった
春也はそこまで運動ができる方ではなかったからだ
「ノアの投げ技を躱すとはなかなかの腕前だな」
ロノアが関心したように言った
「いやいやノアの腕が落ちただけでしょ」
挑発気味に言ったエクレがノアを怒らせてしまった
「うるさい、うるさい、うるさい!絶対にたまたま躱せただけなんだからね!次は容赦しないからね!」
ノアがこちらを見て舌を出してベーッとした後
走ってどこかに行ってしまったようだ
「ノアは人の何倍も負けず嫌いなんだ」
なんとなく気持ちは分かる気がする
対戦ゲームで負けた際には学校も行かないで一日中家にこもって練習するしな
「あとで謝った方がいいよな?」
ちっぱいに触った俺が元々悪いしな
「ああいうのはいつものことだからな、ほっといたらすぐなおる」
「そうそう。ノアも怒って帰ったことだし、私らの街に案内するよ」
「あぁ、よろしく頼む」
この森林を抜けるのか、結構かかりそうだな
ていうか、なんで躱せたんだろう、自分でも不思議だ
あとはどうやってここにきたのかだな
家でめんどくさいことになってたのは覚えてるんだが、どんな内容だったか忘れちまった
「まぁ、いつかは思い出せるだろ」
ひとりごとのように呟いた
あとでエクレとロノアに特技とかそこら辺聞いとこう
この後、元の世界で何があったか
すぐに思い出すのを春也はまだ知らない。
あんなに苦しむことになるということもまだ知らない
2章に続く
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