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■ ニセモノの花束ヲ ■

作者: ■HAKKOKU×HAKU■


例えば僕が死んだら 誰が悲しむだろう


例えば私がいなくなったら 誰が探してくれるだろう


絶望と束縛の狭間で僕らは生きている・・




例えば僕が苦しんでいたら 誰が助けてくれるだろう


例えば私が泣いていたら 誰が涙を拭ってくれるだろう


苦悩と孤独の狭間で僕らはモガイテイル・・




例えば僕が誰かを傷付けたら どう思われるだろう


例えば私が誰かを殺したら どう思われるだろう


憎しみと愛の狭間で僕らは生きている・・




例えば僕が

例えば私が

誰が僕を  誰が私を

助けようと・・助けてくれるんだろう



誰かが僕を  誰かが私を

救ってくれるんだろうか




気付けば一人きり

気付けば取り残され

気付けば冷たく・・


気付けば・・・棺桶の中で眠る僕らがいる




絶望・・ 束縛・・ 苦悩・・ 孤独・・ 憎しみ・・ 愛・・


希望は要らないと捨てた僕らに

手向けられた(たむけられた)花は  生きていない・・

ホコリまみれの造花達・・



棺桶の中で眠る僕らは 造花の花束を胸に抱いて

眠り続ける・・。







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