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18/25

主人公2、遊園地

 次の日、


「すみませんでしたー!」

「あと九十九回。」

「すいませんでした、すいやせんでした、真にすみませんでした、面目ない、sorry、御免なさい、許してください・・(色々×九十九)」


一時間二十八分二十一秒〇三二五かかった。


「もう・・無理っす・・」

「もういいよ、ロネディオ」

「おお、ここに女神がおられる・・」

「大袈裟だよ」


仕事はあるが、今は朝なのでまったりしている。

其処へ、外で巡回をしてきた嶋崎が帰ってきた。

彼はロネディオを睨みつける。


「ちゃんと謝ったか」

「無論」

「ならば、仕事はどうするんだ」


あーそれ?とロネディオは頭を掻きながら、椅子にどかっと座った。


「昨日の件で止めさせられた。」

「「は?」」


ロネディオによると、その実行日が今度は青色の皆既月食らしい。

再び、そこで狂気に染まると味方に、被害が及ぶかもしれないので作戦から外された。


「では、どうするんだ。」


島崎が腕を組んで、悪態をつくながら問う。

面目ないと苦笑いしながらロネディオは言う


「別の違う任務を託されたから大丈夫」と。

「ほう、その任務の内容を聞かせよ。」


やっぱり悪態をつく嶋崎。


「くくく・・」


なにかを狙っている笑いだ。


―――遊園地だ


―――遊園地・・だと・・


嶋崎はロネディオを殴る。しかし、両手で妨げられた。

まあまあとカノンは嶋崎を諌める。

ふざけんな、何故そんな所へ俺達を連れ込む、遊びに来たわけではない、と嶋崎は激昂する。


「そうおこりなさんな、君たちの懐に入ってきているのは、遊園地での売上だから」


これを聞いて、嶋崎は落胆した。

脆いな、と。

すると、カノンが質問する。


「何で遊園地に行くの?」


ロネディオは指を鳴らす。

良い質問だと、鳴らした次に指さした。


「はあ・・」

「・・・とまぁ、質問には答えないとな」


彼は手紙の封筒を破り内容を見せる。

そこには、意外な盲点が書いてあった。


『諜報部が昨日、例の遊園地の発電源が原子力だということが分かった。よって、此れを作動不能におとし、自然エネルギーを使用することを推奨する』


「なんだこれは」


ふざけた内容だ。



「これが、巫山戯た内容か?」

「あ?」


立てかけてあった槍を、島崎に向けて振るう。

嶋崎はその槍の未来位置を見極め、握る。


「あれは核だ。お前は知っていると思ったが、知っていなさそうだ。

よって、今言う。」


なんだよと悪態をつく。


「世界は、いやこの星は、あの太陽の周囲を囲み、生命が活動できる距離に陣どっているんだ。」


IQ三十の嶋崎には、造作もないほど理解不能であった。

カノンには、分かっていた。


「分かりやすく言うと、この星の表面積は、太陽より大きいってことだよね。」


カノンが言う。御明答と笑うロネディオ。


 まあ、そんなことより、一刻を争う事だ。

行くぞと行き成り仕事モードに入るロネディオ。カノンは彼について行く。

嶋崎は、別に原発でも良いだろうが、と溜息をついていた。

しかし、何か引っかかる。何故、一々原発にしたのか、何故自分らの仕入先の業務員は、この団体(名前忘れた)の人間ではないのか・・。


「おーい、早く来い」

「誰に其れを言っている」


呼びかけただけのロネディオに、嶋崎は嫌味?を言う。


「お前、最近切れやすいな」

「殺人衝動が止まらないだけだ」

「うっわ、こえーな」


後ろへ退く。


「はいはい、さっさと行くよ」


カノンは呆れた。しかし、少し笑っていた。


 「ここがか・・」


一瞬壁に思えた。


「そうだ」


こんなに拡張していたことを初めてしったロネディオ。


「広そう・・」


嬉しそうだが、どこか絶対疲れるだろうなと思っている。

ロネディオは、二人の前に出て振り返る。


「さて、君らには・・囮をしてもらおう」

「ほぅ・・それで」


可笑しな内容であれば、殺すという眼差しを向ける嶋崎。

ロネは、二つの丸薬を出す。


「これを飲んでもらおう。ステレスや身分を隠すやつだ。決して毒ではない。

寧ろ、栄養剤に近い」


嶋崎は、疑いの眼差しで丸薬に目を向ける。

カノンは素直に手にとって飲み込む。嶋崎も、なるようになれと飲み込む。

すると、眩暈が起こって倒れ込み、意識が途絶えた。


あいつは、笑っていた。


図ったな・・あの野郎。



目を覚ます。


「テメェ・・覚悟は出来てんだろうなぁ・・」


しかし、此処で違和感に気づく・・。

それは、何故ロネディオを見下ろしているのか。


すると、彼は服屋によくある、縦長い鏡を持って嶋崎に見せる。

嶋崎は、酷く驚く。


「・・・」

「くくく・・之からの展開がわかるだろう?」

「手に取るようにキサマの考えていることが判る。・・死ねと?」

「(養子であっても)親子同士なんだからいいじゃん。親睦深められるぞ?」


(嫌すぎる)


すると、カノンはうめき声を上げた後、起きた。


「・・あれ?」


戸惑っているカノン。


「お父・・嶋・・え・・えーと・・誰?」

「よーし、一度躾をするか」

「何で!?」


変化した二人の容姿と服装。

二人はロネディオに聞く。何故、こんなことになったのか。

彼は笑いながら言う。

気絶したあと、二人とも、光に包まれて容姿と服装が変化しただけだと。

服装は、光に包まれている間に、瞬時に似合う服装を選別、吟味したものを着せたという。


「気絶している間に、カノンに手をだしていないだろうな?」

「するわけないだろ!一応、宗教を上辺でカルヴァンを崇拝しているだけだ!」



「へー、そーなんだー」


手をボキボキ鳴らす嶋崎。


「いや、本当だから!really・True、ガチ、マジ、本当、真実、真、げに、信じてくれ!」

「よし、一応信じた。」


嶋崎はそういう。カノンは嶋崎を諌める。


「まあまあ、こうして生きてるんだし、いいじゃん」

「良くない。生きていても、不健康になってしまう場合がある。よって、その考えは無しだ」


カノンは反省する。


「そうだね・・」

「とまあ、そんなことはおいといて」


そんなこと!?とカノンは驚く。

正直、結構問題となる亊を話していたような気がするが、そんなことはなかった様だ。


――で、どうするんだ――

――今から、その場所へ案内する――


目で会話だ。能力も何も使用していない。ある意味、凄い亊だ。

カノンは、何となく会話内容を理解し、ふたりについていく。

此のどこにでもありそうな道を、歩いていくと、巨大で横に大きい砦があった。


「これか」

「そうだ」


短い会話だ。何と薄っぺらい亊だろう。

しかし、かなり重要な情報すら入っていたりする。


「でかいな」

「表面積は、ユニバーサルの約8倍」

「殺す気か」

「そうでもしないと、客寄せがたいへんだ」


広くても、内容とアトラクションの量、種類で決まる様な気がする。

空は雲量2。晴れだ。積雲が所々にあるぐらい。月が3個。太陽は、2個。

今日も暑い。


ロネディオは、二人の方を見た。


「さて、作戦内容を伝達する。簡単だ。

二人は中へ入り、業務員の目を引け。

その間に、俺は原発を使い物にできなくしてきてやる。

できなければ、合流し、共に壊す。」

「ちょっとまて」


作戦内容ではなく、もっと詳しい遊園地の内容を知りたい嶋崎。


「何故、業務員の目を引かなければならない」

「此処にやとわれたのは、低所得者・・つまり、彼女いない組だ。

よって、此処は、カップルキラーと呼ばれるが、楽しさのあまりにその噂がもみ消されている程だ。しかも、裏口は、可視光、X、赤外線、熱感知で人の侵入を察知し、業務員でさえも、武装している。だから、君らを生贄に捧げ・・」

「よし分かった。後で殴る」


結構な早口の会話だったので、色々反論する暇の無かったカノン。


(え、何で?・・これって・・お父さんとデート!?)


可笑しな思考をしている御方ですが、これは作戦であるため謀略行動である。

いや、誘導作戦だ。



 で、最近の遊園地でも買える様になった、入場すると、乗り放題になるやつ。

あれを腕に付けて、入場した。


「これから、どうするんだ?」

「どうするって・・」


所持金はなんぼかある。銀行も一応園内に建設されている。


「正直言うと、付き合うという感覚すらない」

「それは酷い。容姿はいいのに、もったいないよ。なんなら、私と付き合う?」「義理でも、俺の娘だろーが」

「ちぇっ」


(意味不明な発言するな)


心中呆れる嶋崎。

しばらく経って・・。

何も考えずに、そこらをほっつきまわる二人。

しかし、二人を付け狙う影が多数。しかし、本当に何も起こらない。


嶋崎は一人っ子のため、女性と長時間いたのは、母親や祖母ぐらい。

次に長いのは、カノンだけだ。長い孤独で、感覚が鈍っている。

カノンもまた同類。成長は速くても、精神はまだ幼い。

だが、体の成長と精神の幼さで色々と矛盾し、行動に制限をかけてしまう。

で、突然。


「手ぐらい握るか?」

「え・・・?」


行き成り嶋崎が発言する。

彼の考えは簡単だ。付き合う=親友=仲が良いの方程式。

で、男は喧嘩と共に人生について、語り合う。女性は、仲良くするために、会話、臭いへの対策、気遣い等に気をつければいいことだ。


適当に園内をまわる彼ら。


「・・・・」

「・・・・」


話すことがないらしい。

すると、カノンが喋り出す。


「これって、誘導作戦だよね?」

「ああ」

「その役割、果たしてないよね?」

「・・否定できないな」


実はずっと何をしようか、と心中で考えていた嶋崎。


「・・・・」

「・・どうするか」


そういって、悩んでいた嶋崎で、目の前にあるのは、大量(カップル沢山)の行列のあるお化け屋敷。

名前は『ホラーキャッスル』。説明は、尋常ではない恐怖。


「行ってみるか?」

「え?」


指さす。


「・・うん!」

「よし」


で、並ぶ。


・・10分後・・。


実はこれ、等間隔で別ルートに分けて人を送り込むため、流れるのがとても速い。

だから、直ぐに順番が来た。


(さあ、脅かせてみろ)


殺る気全開のようだ。


「お父さんお父さん」

「なんだ」

「もしかして、怖いの?」

「まさか。初めてだからな。どんなのが来るか、楽しみなだけだ。」


目が少し、いかれている。

(殺人犯の)可笑しな気を、嶋崎は纏った。


「怖いって」

「そうか?」

「うん」

「・・・(まあ、いいか)」


先に足を進める。すると、足元の板が外れる。

しかも、逃げないように特別設計された檻が落ちてきた。

二人とも、其れから逃げる。しかし、念力により、カノンが下へ送り込まれた。


「何!?」


カノンは、叫ぶ間もなく行った。


「チッ」


嶋崎は、檻の鉄格子を握る。

鉄棒二本を、本当に凹ませるほどの(実際凹んで(歪んで)いる)握力を片手で発揮し、檻を投げてどかす。

嶋崎は下へ行く。下は、怨念で満たされていた。

それは、独身や脅しによる金の強奪等で死んだ男の念だった。


「狂っているな」


すると、怨霊が実体化して殺しに来た(実際は脅かしに来た)。

嶋崎は、躊躇無く斬る。絶叫をあげて、怨霊は消滅した。嶋崎は、動じない。

寧ろ、娘を攫われた親として怒って居る。


奥へ進む。すると、カップルキラーとしての役目を果たしている主な所へきた。

それは、男女を分けて各々喰っていた。


(そんなに人間の肉は美味いのか。

寧ろ雑食だから、まずいと思っていた)


冷静に物陰から視る彼。

食われている奴らは、意識のある内に催眠をかけられてゴールとされるエレベータの扉と魔獣の胃袋とを間違えて入る。



「・・・・」


胃袋のなかは、神経を壊す成分が入っていて、神経を壊してから、穴という穴の中に胃液を送り込んで、溶かして吸収していく。

その行列のなかには、眠らされ怨霊に担がれたカノンがいた。

其れをみて、平常を保っていた島崎が、少し怒りをあらわせた。

嶋崎は、神々しい刀をポケットからだして、物陰から飛び出る。


「ふんっ」


怨霊を斬る。

しかし、既にその怨霊は、カノンを優先して胃袋にいれていた。


(キメラだからか)


と、表面上は平常だが行動や覇気が既にいかれていた。胃袋を直ぐ様割く。

ほかのも割いて男女共に出して、催眠術をかけられている奴を、ひたすら殴る。そして、怨霊やその他大勢を消滅させていった。


すると、丁度都合良く陰陽師もこの中に居て、怨霊を祓ってくれていた。

おかげで、怨霊を成仏(物理的に)させるのに集中できた。


「・・・」


汗を拭う。


「さて、キサマが本体か。で、陰陽師君。こいつをどう思う」

「俺は形代かたしろだ。」

「(・・おいおい)で、形代此奴やこの周辺を浄化・成仏させるには、どうすればいい。」


形代は、五芒星と平安時代に使われていた漢字の描かれた札を取り出した。


「あいつは・・女性がこの札を彼奴の体に貼り付ければいい。

この場所は、ほかの人らを外に出してから、君の刀と陰陽術で清め祓う。

女性はこちらの者を使えばいい」


彼は、このカップルキラーの大元というよりも、この遊園地から膨大な恨み、妬みの気があふれ出ていたのを不思議に思い、同職の女性と共に、この場に赴いたというわけだ。

で、まあ、女性が札を貰い貼り付け、形代が何かをぶつくさ言った後、

本体は消えていった。


「『浄化』」


カノンに付着していた胃液を、消し去った。

彼女は目を覚ます。


「・・お父さん・・」


カノンは嶋崎に抱きつく。嗚咽をしているようだった。

説明しておくが、此奴はまだ一ヶ月と3週間しか経っていない。

よって、まだ赤子だ。だから、精神は脆い。しょうがない行為だろう。


「よしよし。」


嶋崎はカノンの頭を優しく撫で、慰める。すると、形代が来る。


「さて、いい雰囲気の所すまないが、浄化を手伝ってくれ」

「ああ。」


行き成り冷たくなる。で、刀だけ渡す。


「そのまま、持っていってもいいが、消滅するからな。」

「どっちが?」

「キサマは消滅し、刀はリスポンだ。」

「成程」


彼はこの部屋の中央に刀を刺し、札を部屋に敷く。


「さて、和洋折衷の妖怪のおりいった部屋だが、うまくいくかな・・?」

と言っている。


それに反論する嶋崎。


「部屋は、西洋のコンクリ。刀と術は東洋のものだ。いけるだろう」

「まあな」


嶋崎は、形代には目もくれていない。


「終わったか?


」優しく問いかける。


「うん、もう・・大丈夫・・


」嶋崎は、ハンカチで彼女の涙を丁寧に拭って取り除く。


「立てれるか?」と問うと、「足が・・」竦んでいる様だ。


そして、少しくじき怪我している様だ。


「分かった」


それだけ言うと、左腕を背中ヘまわし、右腕をひざ下し持っていき抱き上げる。


「きゃ・・」


カノンは驚く。

赤ん坊の時の様に、意識が朦朧としていた時とは違って意識がはっきりしているため、少し羞恥心もあるようだ。


「終わったか。形代」

「終わったよ。」


・・・此奴、持っていこうか。


「つーか、少し話をしようか」

「・・そうだな」


4人は移動をする。

因みに、一般人は、既に本体の後ろにあったエレベータで登らせ外に出した。



4人は、カフェテリアの外にある屋根下の丸テーブルと椅子に座った。

カノンは、嶋崎によって丁寧に座らせてもらった。

直ぐに、ブーツと靴下を取り、救急箱を開いてシップや絆創膏、包帯等の医療器具を使用し、きずの手当をする。そして、靴下とブーツを履かせる。

すると、形代からツッコミが・・。


「なんで、『治癒』を使わないんだ?」

「その手もあるだろうが、この方が愛情を感じやすくなるだろ」

「それと?」

「分かっているなら聞くな」

「はいはい。」


二人の考えていることは、こうだ。

周囲の人間は魔法を使用できない。

よって、魔法を使用すると、変に勘ぐられるかもしれない。

しかも、先程から(業務員の)視線を感じるため、無理に使うとロネディオがまずい亊になる。


取り敢えず、飲み物とかを購入して話す。


「で、形代は何処から派遣された」

「裏政府だ。」

「(何処までも自由だな。この世界は)何だそれは」


形代は笑う。


「知らないふりしてもダメだぜ。知っているのだろう?」

「知らないと言っているだろうが」

「・・まあいい。ゲームよろしく言ってやるよ。」


ゲームと彼が言ったのは、肯定しようとしまいと説明するキャラクターと同じようにすること、動作を決定づけた行為である。


「裏政府・・全世界の裏ごとにかんする組織だ。

国がやとっているわけではない。

広大な土地に様々な人物がいることからそう名付けられた。

また、どんな非人道な亊でもする。しかし、任務以外のことは一部だけする。」


一部だけと聞いた瞬間に、その一部の人間の名前を思い出せる嶋崎。


「さて、今回は・・君に催眠術から助けられたおれいとして、手伝うことにするよ」


指を指す。カノンは、急展開にすこしあたふたする。

しかし、嶋崎は呆れていた。


「催眠術に引っかかる陰陽師か・・。使えねぇ」

「まだ陰陽師になって日が浅いんだよ!

曽祖父そうそふは、有名な陰陽師だったんだけど・・」

「借金ばかりで、バイトが生きがいになってしまって、陰陽師を止めさせられそうになったが、結局ほとんど仕事をやらなくなった」


嶋崎の発言にうなづくのとともに、驚く彼。


「何で知ってるの!?」


形代の口調が、仕事からprivateに変化していく。

嶋崎は腕を組んで、形代を睨みつける。


「・・・」


形代は少し驚く。そしてまた、この場の空気も悪くなる。

すると、カノンが口を開く。


「そんなことは、どうでもいいから。次、何処へ行くか決めようよ」

「そうだな」


カノンの提案に乗る嶋崎。

しかし、移動する前に飲み物を飲んでしまわないといけない。


「しかし、美味いな」

「ああ」

「何を飲んでるの?」


オレンジジュースを頼んだカノンは、他3人の頼んだ飲み物を知りたかった。で、各々聞くと・・。


「俺は、御御御付け[おみおつけ](味噌汁)」

「こっちは、柚子の溶液に浸けたもずくだ」

「昆布茶[こぶちゃ]」


確実にまともなのが、カノンしかいない。いや、何故飲料水に右記の物がある亊自体が可笑しい。この世知辛い世界では、しょうがないことなのかもしれない。




大人と云っても、20歳前後である。

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