主人公2、遊園地
次の日、
「すみませんでしたー!」
「あと九十九回。」
「すいませんでした、すいやせんでした、真にすみませんでした、面目ない、sorry、御免なさい、許してください・・(色々×九十九)」
一時間二十八分二十一秒〇三二五かかった。
「もう・・無理っす・・」
「もういいよ、ロネディオ」
「おお、ここに女神がおられる・・」
「大袈裟だよ」
仕事はあるが、今は朝なのでまったりしている。
其処へ、外で巡回をしてきた嶋崎が帰ってきた。
彼はロネディオを睨みつける。
「ちゃんと謝ったか」
「無論」
「ならば、仕事はどうするんだ」
あーそれ?とロネディオは頭を掻きながら、椅子にどかっと座った。
「昨日の件で止めさせられた。」
「「は?」」
ロネディオによると、その実行日が今度は青色の皆既月食らしい。
再び、そこで狂気に染まると味方に、被害が及ぶかもしれないので作戦から外された。
「では、どうするんだ。」
島崎が腕を組んで、悪態をつくながら問う。
面目ないと苦笑いしながらロネディオは言う
「別の違う任務を託されたから大丈夫」と。
「ほう、その任務の内容を聞かせよ。」
やっぱり悪態をつく嶋崎。
「くくく・・」
なにかを狙っている笑いだ。
―――遊園地だ
―――遊園地・・だと・・
嶋崎はロネディオを殴る。しかし、両手で妨げられた。
まあまあとカノンは嶋崎を諌める。
ふざけんな、何故そんな所へ俺達を連れ込む、遊びに来たわけではない、と嶋崎は激昂する。
「そうおこりなさんな、君たちの懐に入ってきているのは、遊園地での売上だから」
これを聞いて、嶋崎は落胆した。
脆いな、と。
すると、カノンが質問する。
「何で遊園地に行くの?」
ロネディオは指を鳴らす。
良い質問だと、鳴らした次に指さした。
「はあ・・」
「・・・とまぁ、質問には答えないとな」
彼は手紙の封筒を破り内容を見せる。
そこには、意外な盲点が書いてあった。
『諜報部が昨日、例の遊園地の発電源が原子力だということが分かった。よって、此れを作動不能におとし、自然エネルギーを使用することを推奨する』
「なんだこれは」
ふざけた内容だ。
「これが、巫山戯た内容か?」
「あ?」
立てかけてあった槍を、島崎に向けて振るう。
嶋崎はその槍の未来位置を見極め、握る。
「あれは核だ。お前は知っていると思ったが、知っていなさそうだ。
よって、今言う。」
なんだよと悪態をつく。
「世界は、いやこの星は、あの太陽の周囲を囲み、生命が活動できる距離に陣どっているんだ。」
IQ三十の嶋崎には、造作もないほど理解不能であった。
カノンには、分かっていた。
「分かりやすく言うと、この星の表面積は、太陽より大きいってことだよね。」
カノンが言う。御明答と笑うロネディオ。
まあ、そんなことより、一刻を争う事だ。
行くぞと行き成り仕事モードに入るロネディオ。カノンは彼について行く。
嶋崎は、別に原発でも良いだろうが、と溜息をついていた。
しかし、何か引っかかる。何故、一々原発にしたのか、何故自分らの仕入先の業務員は、この団体(名前忘れた)の人間ではないのか・・。
「おーい、早く来い」
「誰に其れを言っている」
呼びかけただけのロネディオに、嶋崎は嫌味?を言う。
「お前、最近切れやすいな」
「殺人衝動が止まらないだけだ」
「うっわ、こえーな」
後ろへ退く。
「はいはい、さっさと行くよ」
カノンは呆れた。しかし、少し笑っていた。
「ここがか・・」
一瞬壁に思えた。
「そうだ」
こんなに拡張していたことを初めてしったロネディオ。
「広そう・・」
嬉しそうだが、どこか絶対疲れるだろうなと思っている。
ロネディオは、二人の前に出て振り返る。
「さて、君らには・・囮をしてもらおう」
「ほぅ・・それで」
可笑しな内容であれば、殺すという眼差しを向ける嶋崎。
ロネは、二つの丸薬を出す。
「これを飲んでもらおう。ステレスや身分を隠すやつだ。決して毒ではない。
寧ろ、栄養剤に近い」
嶋崎は、疑いの眼差しで丸薬に目を向ける。
カノンは素直に手にとって飲み込む。嶋崎も、なるようになれと飲み込む。
すると、眩暈が起こって倒れ込み、意識が途絶えた。
あいつは、笑っていた。
図ったな・・あの野郎。
目を覚ます。
「テメェ・・覚悟は出来てんだろうなぁ・・」
しかし、此処で違和感に気づく・・。
それは、何故ロネディオを見下ろしているのか。
すると、彼は服屋によくある、縦長い鏡を持って嶋崎に見せる。
嶋崎は、酷く驚く。
「・・・」
「くくく・・之からの展開がわかるだろう?」
「手に取るようにキサマの考えていることが判る。・・死ねと?」
「(養子であっても)親子同士なんだからいいじゃん。親睦深められるぞ?」
(嫌すぎる)
すると、カノンはうめき声を上げた後、起きた。
「・・あれ?」
戸惑っているカノン。
「お父・・嶋・・え・・えーと・・誰?」
「よーし、一度躾をするか」
「何で!?」
変化した二人の容姿と服装。
二人はロネディオに聞く。何故、こんなことになったのか。
彼は笑いながら言う。
気絶したあと、二人とも、光に包まれて容姿と服装が変化しただけだと。
服装は、光に包まれている間に、瞬時に似合う服装を選別、吟味したものを着せたという。
「気絶している間に、カノンに手をだしていないだろうな?」
「するわけないだろ!一応、宗教を上辺でカルヴァンを崇拝しているだけだ!」
「へー、そーなんだー」
手をボキボキ鳴らす嶋崎。
「いや、本当だから!really・True、ガチ、マジ、本当、真実、真、げに、信じてくれ!」
「よし、一応信じた。」
嶋崎はそういう。カノンは嶋崎を諌める。
「まあまあ、こうして生きてるんだし、いいじゃん」
「良くない。生きていても、不健康になってしまう場合がある。よって、その考えは無しだ」
カノンは反省する。
「そうだね・・」
「とまあ、そんなことはおいといて」
そんなこと!?とカノンは驚く。
正直、結構問題となる亊を話していたような気がするが、そんなことはなかった様だ。
――で、どうするんだ――
――今から、その場所へ案内する――
目で会話だ。能力も何も使用していない。ある意味、凄い亊だ。
カノンは、何となく会話内容を理解し、ふたりについていく。
此のどこにでもありそうな道を、歩いていくと、巨大で横に大きい砦があった。
「これか」
「そうだ」
短い会話だ。何と薄っぺらい亊だろう。
しかし、かなり重要な情報すら入っていたりする。
「でかいな」
「表面積は、ユニバーサルの約8倍」
「殺す気か」
「そうでもしないと、客寄せがたいへんだ」
広くても、内容とアトラクションの量、種類で決まる様な気がする。
空は雲量2。晴れだ。積雲が所々にあるぐらい。月が3個。太陽は、2個。
今日も暑い。
ロネディオは、二人の方を見た。
「さて、作戦内容を伝達する。簡単だ。
二人は中へ入り、業務員の目を引け。
その間に、俺は原発を使い物にできなくしてきてやる。
できなければ、合流し、共に壊す。」
「ちょっとまて」
作戦内容ではなく、もっと詳しい遊園地の内容を知りたい嶋崎。
「何故、業務員の目を引かなければならない」
「此処にやとわれたのは、低所得者・・つまり、彼女いない組だ。
よって、此処は、カップルキラーと呼ばれるが、楽しさのあまりにその噂がもみ消されている程だ。しかも、裏口は、可視光、X、赤外線、熱感知で人の侵入を察知し、業務員でさえも、武装している。だから、君らを生贄に捧げ・・」
「よし分かった。後で殴る」
結構な早口の会話だったので、色々反論する暇の無かったカノン。
(え、何で?・・これって・・お父さんとデート!?)
可笑しな思考をしている御方ですが、これは作戦であるため謀略行動である。
いや、誘導作戦だ。
で、最近の遊園地でも買える様になった、入場すると、乗り放題になるやつ。
あれを腕に付けて、入場した。
「これから、どうするんだ?」
「どうするって・・」
所持金はなんぼかある。銀行も一応園内に建設されている。
「正直言うと、付き合うという感覚すらない」
「それは酷い。容姿はいいのに、もったいないよ。なんなら、私と付き合う?」「義理でも、俺の娘だろーが」
「ちぇっ」
(意味不明な発言するな)
心中呆れる嶋崎。
しばらく経って・・。
何も考えずに、そこらをほっつきまわる二人。
しかし、二人を付け狙う影が多数。しかし、本当に何も起こらない。
嶋崎は一人っ子のため、女性と長時間いたのは、母親や祖母ぐらい。
次に長いのは、カノンだけだ。長い孤独で、感覚が鈍っている。
カノンもまた同類。成長は速くても、精神はまだ幼い。
だが、体の成長と精神の幼さで色々と矛盾し、行動に制限をかけてしまう。
で、突然。
「手ぐらい握るか?」
「え・・・?」
行き成り嶋崎が発言する。
彼の考えは簡単だ。付き合う=親友=仲が良いの方程式。
で、男は喧嘩と共に人生について、語り合う。女性は、仲良くするために、会話、臭いへの対策、気遣い等に気をつければいいことだ。
適当に園内をまわる彼ら。
「・・・・」
「・・・・」
話すことがないらしい。
すると、カノンが喋り出す。
「これって、誘導作戦だよね?」
「ああ」
「その役割、果たしてないよね?」
「・・否定できないな」
実はずっと何をしようか、と心中で考えていた嶋崎。
「・・・・」
「・・どうするか」
そういって、悩んでいた嶋崎で、目の前にあるのは、大量(カップル沢山)の行列のあるお化け屋敷。
名前は『ホラーキャッスル』。説明は、尋常ではない恐怖。
「行ってみるか?」
「え?」
指さす。
「・・うん!」
「よし」
で、並ぶ。
・・10分後・・。
実はこれ、等間隔で別ルートに分けて人を送り込むため、流れるのがとても速い。
だから、直ぐに順番が来た。
(さあ、脅かせてみろ)
殺る気全開のようだ。
「お父さんお父さん」
「なんだ」
「もしかして、怖いの?」
「まさか。初めてだからな。どんなのが来るか、楽しみなだけだ。」
目が少し、いかれている。
(殺人犯の)可笑しな気を、嶋崎は纏った。
「怖いって」
「そうか?」
「うん」
「・・・(まあ、いいか)」
先に足を進める。すると、足元の板が外れる。
しかも、逃げないように特別設計された檻が落ちてきた。
二人とも、其れから逃げる。しかし、念力により、カノンが下へ送り込まれた。
「何!?」
カノンは、叫ぶ間もなく行った。
「チッ」
嶋崎は、檻の鉄格子を握る。
鉄棒二本を、本当に凹ませるほどの(実際凹んで(歪んで)いる)握力を片手で発揮し、檻を投げてどかす。
嶋崎は下へ行く。下は、怨念で満たされていた。
それは、独身や脅しによる金の強奪等で死んだ男の念だった。
「狂っているな」
すると、怨霊が実体化して殺しに来た(実際は脅かしに来た)。
嶋崎は、躊躇無く斬る。絶叫をあげて、怨霊は消滅した。嶋崎は、動じない。
寧ろ、娘を攫われた親として怒って居る。
奥へ進む。すると、カップルキラーとしての役目を果たしている主な所へきた。
それは、男女を分けて各々喰っていた。
(そんなに人間の肉は美味いのか。
寧ろ雑食だから、まずいと思っていた)
冷静に物陰から視る彼。
食われている奴らは、意識のある内に催眠をかけられてゴールとされるエレベータの扉と魔獣の胃袋とを間違えて入る。
「・・・・」
胃袋のなかは、神経を壊す成分が入っていて、神経を壊してから、穴という穴の中に胃液を送り込んで、溶かして吸収していく。
その行列のなかには、眠らされ怨霊に担がれたカノンがいた。
其れをみて、平常を保っていた島崎が、少し怒りをあらわせた。
嶋崎は、神々しい刀をポケットからだして、物陰から飛び出る。
「ふんっ」
怨霊を斬る。
しかし、既にその怨霊は、カノンを優先して胃袋にいれていた。
(キメラだからか)
と、表面上は平常だが行動や覇気が既にいかれていた。胃袋を直ぐ様割く。
ほかのも割いて男女共に出して、催眠術をかけられている奴を、ひたすら殴る。そして、怨霊やその他大勢を消滅させていった。
すると、丁度都合良く陰陽師もこの中に居て、怨霊を祓ってくれていた。
おかげで、怨霊を成仏(物理的に)させるのに集中できた。
「・・・」
汗を拭う。
「さて、キサマが本体か。で、陰陽師君。こいつをどう思う」
「俺は形代だ。」
「(・・おいおい)で、形代此奴やこの周辺を浄化・成仏させるには、どうすればいい。」
形代は、五芒星と平安時代に使われていた漢字の描かれた札を取り出した。
「あいつは・・女性がこの札を彼奴の体に貼り付ければいい。
この場所は、ほかの人らを外に出してから、君の刀と陰陽術で清め祓う。
女性はこちらの者を使えばいい」
彼は、このカップルキラーの大元というよりも、この遊園地から膨大な恨み、妬みの気があふれ出ていたのを不思議に思い、同職の女性と共に、この場に赴いたというわけだ。
で、まあ、女性が札を貰い貼り付け、形代が何かをぶつくさ言った後、
本体は消えていった。
「『浄化』」
カノンに付着していた胃液を、消し去った。
彼女は目を覚ます。
「・・お父さん・・」
カノンは嶋崎に抱きつく。嗚咽をしているようだった。
説明しておくが、此奴はまだ一ヶ月と3週間しか経っていない。
よって、まだ赤子だ。だから、精神は脆い。しょうがない行為だろう。
「よしよし。」
嶋崎はカノンの頭を優しく撫で、慰める。すると、形代が来る。
「さて、いい雰囲気の所すまないが、浄化を手伝ってくれ」
「ああ。」
行き成り冷たくなる。で、刀だけ渡す。
「そのまま、持っていってもいいが、消滅するからな。」
「どっちが?」
「キサマは消滅し、刀はリスポンだ。」
「成程」
彼はこの部屋の中央に刀を刺し、札を部屋に敷く。
「さて、和洋折衷の妖怪のおりいった部屋だが、うまくいくかな・・?」
と言っている。
それに反論する嶋崎。
「部屋は、西洋のコンクリ。刀と術は東洋のものだ。いけるだろう」
「まあな」
嶋崎は、形代には目もくれていない。
「終わったか?
」優しく問いかける。
「うん、もう・・大丈夫・・
」嶋崎は、ハンカチで彼女の涙を丁寧に拭って取り除く。
「立てれるか?」と問うと、「足が・・」竦んでいる様だ。
そして、少しくじき怪我している様だ。
「分かった」
それだけ言うと、左腕を背中ヘまわし、右腕をひざ下し持っていき抱き上げる。
「きゃ・・」
カノンは驚く。
赤ん坊の時の様に、意識が朦朧としていた時とは違って意識がはっきりしているため、少し羞恥心もあるようだ。
「終わったか。形代」
「終わったよ。」
・・・此奴、持っていこうか。
「つーか、少し話をしようか」
「・・そうだな」
4人は移動をする。
因みに、一般人は、既に本体の後ろにあったエレベータで登らせ外に出した。
4人は、カフェテリアの外にある屋根下の丸テーブルと椅子に座った。
カノンは、嶋崎によって丁寧に座らせてもらった。
直ぐに、ブーツと靴下を取り、救急箱を開いてシップや絆創膏、包帯等の医療器具を使用し、疵の手当をする。そして、靴下とブーツを履かせる。
すると、形代からツッコミが・・。
「なんで、『治癒』を使わないんだ?」
「その手もあるだろうが、この方が愛情を感じやすくなるだろ」
「それと?」
「分かっているなら聞くな」
「はいはい。」
二人の考えていることは、こうだ。
周囲の人間は魔法を使用できない。
よって、魔法を使用すると、変に勘ぐられるかもしれない。
しかも、先程から(業務員の)視線を感じるため、無理に使うとロネディオがまずい亊になる。
取り敢えず、飲み物とかを購入して話す。
「で、形代は何処から派遣された」
「裏政府だ。」
「(何処までも自由だな。この世界は)何だそれは」
形代は笑う。
「知らないふりしてもダメだぜ。知っているのだろう?」
「知らないと言っているだろうが」
「・・まあいい。ゲームよろしく言ってやるよ。」
ゲームと彼が言ったのは、肯定しようとしまいと説明するキャラクターと同じようにすること、動作を決定づけた行為である。
「裏政府・・全世界の裏ごとにかんする組織だ。
国がやとっているわけではない。
広大な土地に様々な人物がいることからそう名付けられた。
また、どんな非人道な亊でもする。しかし、任務以外のことは一部だけする。」
一部だけと聞いた瞬間に、その一部の人間の名前を思い出せる嶋崎。
「さて、今回は・・君に催眠術から助けられたおれいとして、手伝うことにするよ」
指を指す。カノンは、急展開にすこしあたふたする。
しかし、嶋崎は呆れていた。
「催眠術に引っかかる陰陽師か・・。使えねぇ」
「まだ陰陽師になって日が浅いんだよ!
曽祖父は、有名な陰陽師だったんだけど・・」
「借金ばかりで、バイトが生きがいになってしまって、陰陽師を止めさせられそうになったが、結局ほとんど仕事をやらなくなった」
嶋崎の発言にうなづくのとともに、驚く彼。
「何で知ってるの!?」
形代の口調が、仕事からprivateに変化していく。
嶋崎は腕を組んで、形代を睨みつける。
「・・・」
形代は少し驚く。そしてまた、この場の空気も悪くなる。
すると、カノンが口を開く。
「そんなことは、どうでもいいから。次、何処へ行くか決めようよ」
「そうだな」
カノンの提案に乗る嶋崎。
しかし、移動する前に飲み物を飲んでしまわないといけない。
「しかし、美味いな」
「ああ」
「何を飲んでるの?」
オレンジジュースを頼んだカノンは、他3人の頼んだ飲み物を知りたかった。で、各々聞くと・・。
「俺は、御御御付け[おみおつけ](味噌汁)」
「こっちは、柚子の溶液に浸けたもずくだ」
「昆布茶[こぶちゃ]」
確実にまともなのが、カノンしかいない。いや、何故飲料水に右記の物がある亊自体が可笑しい。この世知辛い世界では、しょうがないことなのかもしれない。
大人と云っても、20歳前後である。