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野球後

全てのキャラの捨てや回収は考えているため、別に増えてもいい。

この世界なら、別にAからB。BからC。CからAにつなげる事は大丈夫。

元々、この小説は今まで描いた漫画・小説・友人達との会話や人生の集大成だったりする。だから、後付けでもどうにでもなる。

痛い痛い痛い!いてぇよ!何で、僕がこんな目に合わなくてはならない!

他にも妥当な奴がいただろ!まさか、あれか!ミットを外して気を緩めていたからか!?畜生!いつか、ぶっ殺す!


「!」


天井が白い。

ということは、It’s a hospital!?


(病院っすか!?)


しかし、左手が痛くない。


「やあ、起きたね」

「誰だ!」

「おっと、僕はここの医者だ。ちなみにここは、イッツァ ハスピタル ヒア(ここは病院だ)」

「病院!?」

「Yes,hospital」


おっと、癖で話に乗ってしまった。


「By the wayところで、僕の左手は治ったんですか?」


仮りにも、治療してくれた人だ。敬意を表さねばなるまい。


「Sure(勿論)、治した方法も聞きたいかい?」

「是非」


多分此の世界だから、物凄いんだろうなぁ。

どっかの小説の中の人のように、心臓を部分麻酔をかけて心臓付近にある銃弾を取り出すかのようにおかしなことをしたんだろうな・・。


「まず、電気信号を送り、脳波を操り神経感覚を一時無くした。

次に患部に溜まった血を抜き取り、貯めておく。

そして、皮を切り取り開く。

砕けた骨には、採取した血液から血小板を集め、砕けた骨をひとつずつ丁寧にくっつけた。


切り口にはマクロファージや白血球を集結させ、病原菌の侵入を抗体と共に防がせ、君の皮膚で作った肉糸で切り口を縫った。

また、破けた血管は血液を凝結させ作った血管をつなぎ合わせ君の皮膚で作った血管内壁を使用し治した。損傷部分はこちらで再生させた。

血液は徐々に体内に戻している。今も感覚は鈍っているよ」


ここで終わった。今聞いてみると、本当にこの世界はおかしいなと思う。

まあ、治ったから結果オーライということで終わりにしておこう。

しかし、文末の部分を見てみると、まだ治っていないんだよなー。

是、すなわち重要。


要約すると、感覚が鈍っていなくても痛くなく、かつ血管破裂がない。

また痛みもない。というのが、完治条件なのだろう。

はあ、床に伏せておくかー。

医者が立ち上がる。


「私は他の患者さんを見てくる。君は此処で静かに寝ておくんだ。」

「了解です」


出ていった。扉は横へ開く形だ。

・・・・二刻(約四時間)程過ぎたかな。今、午前十一時。

そんな時だった。廊下を物凄い足音を立てながら誰かが走ってきていた。


「うるせえ!もっと静かにせんか!」

「すまぬ!だが!これを言わねば!」

「劉備!待てこら!病院内では、走ってはいけない!」

「孫乾!キサマも走っているぞ!」

「口調変わりすぎだろーが!」

「キサマもだろーが!」


あー、完全にあの二人だ。そして、遂に扉が開かれた。バンッ! 


「生きているか!川田!」

「病人いるだろが!」


劉備の尻を、蹴り飛ばし壁に陥没させる孫乾。


「おぼふっ」


あーあ、しーらね。



「久しぶりだな!」


すっげぇ息切れしてんぞ。


「お、応!」


頭では冷静に対処しているつもりだが、やはり騒がしく気分が高揚している時だと色々と状況についていけなくなるようだ。


「あ、そうそう」


何かを思い出したかのように、胸に手を突っ込み手紙を出す。


「何これ」

「フィネーからの恋文」

「んなわけねぇだろ。」

「正解、見舞い手紙だ。後で読んで脳内で文章を構成しとけよ?

翔太は、会話中に文章を構成できないほど馬鹿だからな」

「馬鹿で悪かったな!」


手紙を受け取り、机の上に置く。


 「で、どうだ?左手は」

「何日か、かかりそうだよ。」


あの医者の言うとおりだと、明日には治るらしい。

つくづく規格外だなおい。


「そうか、まああの碧谷[みどりや]のことだ。明日には治っているだろうよ」

「そうだね」


口調が変わったなぁ。


「口調が変わったね」

「応!七大文官が消えていたからな!」


意味がわからん。


「つまり?」

「書類をオレに、す・べ・て押し付けやがった。あの伊籍め。」


伊籍さん・・。かなり有名だよ?裏ではね。


※【七大文官】そのままの意味。国内を安寧秩序に導く人達。

諸葛亮・龐統・山下・神樹・馬良・法正・孫乾。

劉備は君主なので入っていない。国内順位(公式)は右の通り。


だが、私事順位(笑)は、

馬良・劉備・龐統・山下・諸葛亮(将棋により下へ)・神樹・法正・孫乾だ。

特別に年齢公開~。諸葛亮 二十八。龐統 三十九。劉備 ?。山下 三十。

神樹 二十二。孫乾 二十。馬良 六十七。法正 四十三。


「あはは・・どんまいです」

「ころっころ、口調が変化するなぁ」


椅子にどっかりと、座りながら言う。


「上司と言うことと友達という亊がせめぎ合っているんですよ」

「翔太の脳内は凄いな」

「いやいや、そんなことないですよ。」


感覚的には、昨日まで同じ下っ端同士の親友だったのに、いきなり明日になって係長とかになられたりした時の感情的な?


「まあ、それはさておき、仕事の話だ。」


仕事・・。ちゃんとした国家の仕事かな?それとも・・。


「因みに、試合は負けたらしい」

「そうですか」


ぶっちゃけ、あれはどうでもいい。あ、劉備が気絶から復活した。


「私から話そう」


頭にガレキがくっついている。だが、全く気にしない。

切り傷が、所々にあっても気にしない。


「かなり昔に話した曹操の正体の件なのだが、収拾が付きそうだ。そこでだ。

君らに頼みたいことは、大和帝国の諜報だ。」


大和帝国・・。


「日本!?」

「・・昔は、そういわれていたな。

ただ、今は大和魂とかの復活と曰って軍事国家化している。

島津斉彬・吉田松陰らの文学チートが革命を起こしている。」


名前だけを見ると、江戸後半の人物かな?

この世界の亊だ、きっと物凄いのだろうね。


「また、革命のなかには、行き過ぎたマンガ・アニメの廃止。

アダルト系統の撤廃・化石燃料指導者の禁止・NEETの禁止・在日、外国追放

・非愛国人の追放・日本人としての決まりを守っていないものを粛清等。

反発をかいながらも、改革をしているそうだ。

そこで、諜報の玄人と共に大和へ行ってもらおう。」


なるほど。観光しながらの諜報ですね。

だけど、前に世界地図を見たときや報道を見たとき、日本の大半は魔力汚染されていたはず。




劉備は、出ていく用意をしていた。


「それと、川田は何かと色々問題を起こすだろうから、二人の見張りを就けておく」


えー、何だか嫌な予感しかしないんだけど・・。と思考している間に出ていった。


「翔太!」

「な、何!?」

「生きて帰って来いよ!」

「応!」


そういえば、最近孫乾と遊ぶことがすくないなー。

まあ、文官と武官だとねー。管轄が違うから部署も、働く場所も違う。

まっこと、大変なこってす。・・読むか・・。


「翔太!生きてる!?」

「読もうとする前に来るんじゃねえよ!」

「?」


はぁ・・。


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