かたちをもたないボクだから
ぼやけてしまった輪郭
もういちど確かめたくて
あえぐように
ことばを刻みつづける
足元はいつだって
液状化のコンクリート
飲み込まれてしまわぬよう
固く手をつなごうとするけれど
からっぽになったエネルギー
どこにいけば
チャージできますか
はじまりを見失ったままで
スキップなど
できるはずもなく
手探りのロープ
たぐりよせながら
ひとあしずつに
いのちをつなぐ
いつだってボクは
なにくわぬ顔で
崩れ落ちそうなこころを
つなぎとめているばかり